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キャリアは続くよ、どこまでも~母と娘の18年など~
記事の概要
「好きで得意なことを仕事にしたい」と願うすべての女性におすすめです。出産や子育て、転勤など、人生の大きなイベントを経験しながらも、キャリアをあきらめたくない方に特に役立ちます。
私はこれまでのキャリアで多くの困難を乗り越え、その経験を通じて得た知識や自己肯定感を高める方法を共有します。
この記事を読むことで、キャリアが途切れることなく、むしろ深みを増す道筋を見つける手助けになります。
具体的なステップを学び、家庭や子育てと両立しながら自己実現を追求するための方法を得られるでしょう。どんな状況でも「なんとかする力」を培う勇気と方法を一緒に見つけましょう。
こんな人におすすめ
・ワーキングマザー
・転勤族の妻
・キャリアチェンジを考えている女性
・フリーランスを目指す人
・自己肯定感を高めたい女性
・地方在住の女性
第1章 はじめに
「好きで得意なことを仕事にしたい」
そんな想いで、誇りをもって専門書籍編集の仕事をしていました。
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そして、若い&細い笑。
第2章 出産とキャリアの分断
あるとき、待望の赤ちゃんを授かりました。嬉しい気持ちの半面、残業も休日出勤も多い編集の仕事をあきらめざるを得ませんでした。
なぜなら、
「仕事だけではなく、育児だけではなく、両方ちょうどよく楽しみたい!」
という強い想いがあったからです。
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第3章 新しい働き方の模索
ところが、いざ仕事を探すと、好きで得意な編集系の仕事は自宅の近くにはありませんでした。
「え?嘘でしょ?出産したら、今まで努力し続けてきた好きで得意な仕事のキャリアが、いきなり分断されてしまうの?時間と場所で仕事を選んだら、自分を活かせる仕事がない…。
いやこれから頑張って、新しいことを覚えればいいんでしょうけど、私は好きで得意なことを極めていくようなキャリアを重ねていきたい。
そりゃ、ないよー!!!!自分の人生強制終了?編集の仕事は大好きだけれど、子育てとの両立は私には無理だし、子育てしながら、好きで得意な仕事を続けるって不可能なの?
ねえ、みんなはどうしてるのー?どこに文句言ったらいいのー?」
と、もうやるせなくて悔しくて、自分ではどうにもできない歯がゆさを感じていました。
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第4章 フリーランスへの転向
今から、15年以上前のことです。リモートワークは、普及していませんでした。
あるとき、以前通っていた宣伝会議主催「編集・ライター養成講座」の横のつながりのご縁から、自転車圏内で週3日時短勤務かつ、編集経験を活かせるというありがたいお仕事のお話をいただきました。本当に本当に嬉しかったです。これぞ、理想の働き方でした。
月日が流れ、企業よりもフリーランスさん対象にインタビューやライティングをすることが得意なことに気づく機会があり、とてもお世話になった近所の企業での仕事を辞め、フリーランスになりました。
第5章 夫の転勤と岡山への移住
素敵なお客様、楽しい仲間に囲まれ、電車を乗り継ぎ、名刺作成のワークショップや、個人セッションをする賑やかで忙しい日々。
そんな私に、寝耳に水の話がありました。
夫の転勤です。しかも、ほとんど行ったことがない岡山!
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30代後半まで、埼玉や東京に住んでいて、知り合いもほとんどいない岡山へ!
まただ…。また、キャリア強制分断イベントだ…。
「ど、どうしよう…。せっかく長い時間をかけて積み上げてきた信頼関係なのに」
頭を抱えるのでありました。
出産や転勤など、人生イベントごとに、なんでこんなに私だけ仕事をつくるチャレンジしなきゃいけないんだろう。
東京に住んでいたので、ペーパードライバーの私。当時保育園卒園したばかりの息子と、小学2年生の娘と、いざ岡山。
東京にいたころは、義理の両親と同居し、子どものお世話もしてもらい、ワークライフバランスも、とてもよかったです。
「夜勉強会に行きたいです!」
と言うと、
「子どもたちみてるから、行っておいで」
と心よく送り出してくれる優しい義父母。
そんなあたたかい環境から、転勤により一気に核家族へ。
子どもたちも環境が変わり、気持ちが不安定になったり、一緒に出かけると兄弟バラバラの方向に駆け出して、夫が出勤の場合、私1人しかいないから、大慌て。
やっと子どもたちが学校に行ったと思ったら、岡山県で起業家さんに会える場所がわからない。ランチ会や交流会の情報を見つけても、車でしか行けない場所だったり。
四面楚歌とはこのことか。何かほかに手はないのか?
「そうだ!東京のお客さまに仕事をもらおう」
そう思い立ち、当時スカイプという通信手段を使い、自宅で発信をしました。
地方での起業に成功しているコンサルの女性についてもらい、
「絶対あきらめない!!!ここで終わってなるものか!」
という強い気持ちで、オンライン交流会や、オンラインセミナー、個人セッションを展開するようになりました。
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「岡山の人とは、仲良くなりたいけれど、まずはいままで馴染みがある東京のお客さまや、オンラインでの受講を希望している人にだけフォーカスして、積極的に活動しよう」
と、心に決めたので頑張ることができました。
すると、当初岡山の人にとっては、私は東京から来たよくわからない人という感じだったと思うのですが、イベント開催レポなどをこまめに発信するうちに、岡山の方もコメントをくださるようになりました。そして、少しずつ岡山にも知り合いが増え、リアルでのランチ会やワークショップを開催できるようになりました。
転勤は、かなり厳しいチャレンジでしたが、なんとか頑張り通すことができましたよ。
第6章 子どもたちの不登校
転勤は、かなり厳しいチャレンジでしたが、なんとか頑張り通すことができましたよ。
お次の人生イベントは、子どもたちの不登校です。
朝何度も起こしても、起きられなかったり(起立性調節障害の傾向があったので仕方ないのですが)、教室は大人数なので苦手だったり…。
今まであの手この手で切り抜けてきたつもりですが、今回は自分ではなく、子どもたちのことです。
「ああして、こうして」
と伝えたところで、動いてはくれません。
たくさん葛藤もしましたが、
「行けないときに、無理して行くことはない。できないことを無理強いするよりも、子どもたちの気持ちが動くことにフォーカスしよう」
こう考え方を変えてみました。
第7章 自己肯定感を育む
いままで、出産・転勤という人生イベントを切り抜けてきた経験が活きます。ゴリゴリ無理に進めるのではなく、すっと進む道を見定める。これに限ると思ったんです。
娘は、ファッション・ネイル・メイクなど、きらきらしたもの、変身することが好きでした。ネイルチップを自作して販売してみたり、メイク道具を揃えたり。
「キレイに可愛く変身させる」
ということに興味関心が強いんだなと考え、彼女の力が活きる機会を考えました。
私の友人の息子くんの洋服ショッピング同行をしたり、私の友人のメイクをしたり、カフェの運営をしたり。
息子は、私のシンプル(魚は塩焼き一択笑)な料理しか知りませんでしたが、YouTubeで見つけたお魚チャンネルで、料理のバリエーションの多さに圧倒され、感動し、さばき方を勉強するようになりました。
「バリエーション豊富な料理」
ということに興味関心が強いんだなと考え、彼の力が活きる機会を考えました。
その後は、家族のための夕飯を作ったり、義父母(東京から引っ越してきてくれました)のために夕飯を作ったり、私の友人の家族のために夕飯を作ったり。だんだん範囲も広くなり、キャンプで大人数に向けて、カレーやオムライスを振舞うことも。
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第8章 子どもたちの成長と未来
私は自分が興味をもってやっていることで、人に喜ばれる経験をしてほしかったんです。この小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感につながったと思います。
その後、娘も息子も高校に進学。今は、元気に通っています。娘はボランティアなどに積極的に参加したり、息子は部活に励んでいます。娘は今、
「起業してみたい」
とも言っています。
15年くらい前、
「産まれたばかりの娘が将来働くときに、絶対に同じ想いはさせない。子どもを産んだって、好きで得意な仕事を続けられる。キャリアが分断されない、むしろ、子育てのキャリアにより深みを増す。そんな『好きと得意』が出産前後でも、地続きになるキャリアを形成できる世の中になってほしい。というか、私がするんだ!!!」
そんなもどかしい気持ちでいっぱいだった私ですが、娘が起業したいと言うようになるなんて、とってもとっても感慨深いです。
「日本を世界を飛び回りながら、講演会とかしてみたい」
とも言っています。
まさに、好きと得意を活かした時間と場所にしばられないキャリア形成の道を、これから力強く進んでいくと思います。私もずっとずっと応援していきます。
というかセットでついていく気満々なので、私オンライン英会話始める予定です。
英語で海外の人に、その方の魅力を引き出すインタビューをしてみたいからです!
第9章 最後に
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!出産・転勤・不登校など人生イベントラッシュのとき、どのように気持ちを切り替えて、どう行動したかをお伝えしてきました。
人生うまくいくことばかりじゃないし、八方ふさがりに感じることもありますよね。
そういうときは、
「何か手はないか?」
「自分の好きで得意なことで、この局面を乗り越えられないか」
「自分だけでは乗り越えられなかったら、誰に相談するのが適切か」
など、ぜひぜひ、
「何とかする」
前提で問いをたててみることをおすすめします。
また、この突破する力のエネルギー源は、
「自己肯定感」
だと考えています。
「私はできる」
「僕ならやれる」
こう思うためには、小さな成功体験の積み重ねが大切です。うちのケースは、息子が料理の提供範囲を家族から、友人、コミュニティなど1つずつ広げるなかで、自己肯定感を育んでました。
「自分には力がある」
と思うことは、とってもとってもパワフルです。
そして、一朝一夕では身につかないので、少しずつトライすることが大切です。
自己肯定感を育むためには、
「これ、好きかも?」
「ちょっと興味あるかも?」
ということを見つけたら、まずは自分で試しにやってみて、
「いいな!」
と感じたら、身近な人に体験してもらうことがおすすめです。そこで、手ごたえを感じたり、感じなかったりすると思うのです。どちらでも大丈夫。いったん体感することのほうが大切です。
こうして、自分の好きと得意を確かめて、深めて、自己肯定感を高めてから、広めていく。このステップを踏むことで人生イベントに左右されそうなときも、
「なんとかする力」
が培われているので、するっと乗り越えられたりします。よかったら、お試しくださいね。
私は経験を通じて、人の成長促進に関わることが好きで得意なことに気づきました。
そこで、このキャリアを活かして、人の成長促進に関わるプログラムを考えています。
「〇〇さんなら〇〇(が得意)」
というようなトガっている「トガリビト」と呼んでいて、「トガリビト」を育成するプログラムを準備しています。存分にトガって、人に喜ばれて、トガリに共感してくれるファンも産まれて。そんな命きらきらヒューマンワールドを目指しています。
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執筆者プロフィール
名前:横山 麻衣子
職業:フリーランス編集者・ライター
経歴: 埼玉県出身。大学卒業後、専門書籍の編集者としてキャリアをスタート。多忙な編集業務をこなしながらも、「好きで得意なことを仕事にする」ことに情熱を注ぐ。出産を機に一時キャリアの中断を経験するも、持ち前の意欲と工夫で新たな働き方を模索し、フリーランスとして再出発。
転機: 夫の転勤で岡山へ移住。新しい環境で子育てと仕事を両立させる中で、リモートワークやオンラインセミナー、個人セッションを積極的に取り入れることで成功を収める。自身の経験から、多くの女性が直面するキャリアと家庭の両立に関する課題に対し、具体的なアドバイスを提供するようになる。
専門分野: キャリア形成、自己肯定感の育成、ライティング、編集など。
活動: 特に女性のキャリア支援に注力し、自己肯定感を高めるためのプログラムや、全国各地で講演やワークショップを開催予定。岡山に拠点を置きつつも、全国のクライアントとリモートで仕事を続けている。
趣味: 畑コミュニティ活動、家族と過ごす時間、自然散策
メッセージ: 「どんな状況でも、好きで得意なことを続けることは可能です。あきめずに、自分の力を信じて進んでください。私の経験が少しでも皆さんの力になれば幸いです。」