#005 メンバー対談録<第3弾・最終弾>「附属連携に1年間取り組んでみて」
皆さん、こんにちは!
ここまでお届けしていた、メンバー対談録。最終回は、昨年10月の発足から活動してきたメンバー5名による対談をお届けします!
実は意外なところで変化が起きていた??メンバーですら気づかなかったこともたくさん!!
附属連携に1年間取り組んできた成果がたくさん出てきた記事です!
0. 登壇メンバー紹介
さてこれまで同様、モデレーターを中心に、メンバー4名とともにディスカッションを行いました!
H.H. (学院):
WASSの第2代代表を務める。課外活動の経験はほとんどないものの、自慢のリーダーシップを発揮して、日頃の活動を引っ張っている。
MSN (学院):
現在は、幹事会・プロジェクト活動などに積極的に活動している3年生。学院をより良くするために、表舞台でも尽力している立役者。
つ (本庄):
なぜか1文字の"つ"というニックネーム。本記事の編集者は、どうやって対談文にこの人物を表記しようか、悩みに悩んだ。人物像の真相は、謎に包まれている(かも)。
まりこ (本庄):
共に1年間取り組んできた、唯一の2年生。現在はリーダー的存在にもなりつつある、非常に元気な子。本人曰く「これからも両学院生の架け橋になれるよう、精一杯頑張ります!」。
1. 附属連携とは?
モデレーター:
まず代表に、附属連携とはっていうところを代表のH.H.に聞いてみたい。
H.H. (学院):
難しいよね、附属連携と言われても。例えば、地域の小学校・中学校の連携はあったかもしれない。合同運動会とかね。そこと附属連携で決定的に違うと思うところは、共通点を持った同じレベルの人たちと積極的に関われるところかな。単純に自分の学校だけにとどまらず、コミュニティなど波長が合う人を見つけることができるところはとても有意義に感じるかな。
モデレーター:
違う世界に見えて「実はそこにもいたんだ!」みたいな感じ?
H.H. (学院):
そうそう、そんな感じ!
まりこ (本庄):
私もH.H.の話を聞いていてそうだなと思う!実際にやっていて思うのは、学院内・本庄内だけでも、自分との共通点を持つ人と知り合う確率が上がったかな。そういう人たちと出会うことで「こんな活動やっているのが私だけなのかな」「私って変わってるのかな」みたいに思ってたのが「そういう人もちゃんといるんだよ」っていうところを示せているかな。
2. 1年間取り組んでみての変化
モデレーター:
ここの4人は1年間「附属連携」という未知の世界に入り込んできたけれど、それぞれにどう変化したか聞いてみたい。
MSN (学院):
まず、今まで本庄と学院の接点は極めて局所的だったと思う。例えば、一部イベントでの学院生同士や教員同士の交流とかね。WASSが公認団体として旗を振ったことで強い連携を作ることができたことは、極めて大きな成果だったのかな。
モデレーター:
確かに!それは成果として挙げられるかもね!
MSN (学院):
それから、昨年度と今年度でWASSの活動を積み重ねてきたことによって、先生側としてもそういった交流に期待している面があるのかな。今までだったら1つの企画で終わっていただろうというものが継続的に続いているし。あと本庄への意識という点では、良くなった・悪くなっただけではなくて、意識が高まったというか、そういうところはあるんじゃないかな。
モデレーター:
H.H.も代表として、そんなことも感じてたりもする?
H.H. (学院):
そうだね。やっぱり先生から期待されているんだなって感じるね。何回も学院長とも生徒係とも話していて、期待されているところはとても気づいたなって。
モデレーター:
そういった学院の反応に対して、本庄側はどう?
つ (本庄):
WASSがもたらした一番大きい影響はなにかっていうと、生徒が自発的に活動する幅を広げられたところかな。多くが学校から提供されていたものばかりだったから、そもそも生徒が主体的に何かするっていうことがほとんどなかったからね。それから附属校という同じ枠組みの中で交流できたことで、附属校だからできることで本庄にはなかったものを取り入れられたことも、非常に良かったね。
モデレーター:
両校の違いから新たなものが無かった側にできることは確かに大きかった!もともとは学院側が立ち上げたけど、本庄生の反応はどんな感じ?
まりこ (本庄):
イベントなどに関わった人でも、かなり意見が分かれているかな。学院生って意外とこんな感じなんだって思う人もいれば、やっぱり学院生ってなんかちょっと怖いなって、WASSに参加しても思う人が一定数いるんだよね。同様にWASSに参加してない人たちの意見を聞いてみると、「関わってどうするの?」っていう感じの人もいれば「めっちゃ頑張ってるよね!」って人もいるし。確かに"つ"が言ってた「生徒主体の活動が広がった」っていう部分では大きなメリットになったと思うけれど、まだ色々浸透していない部分もあると思う。
モデレーター:
やっぱりまだ始めたばかりっていうところもあるだろうし、、、
まりこ (本庄):
そうそう。あと元々課外活動に参加する人たちって、今までの本庄の中でも限られていたから、それは仕方がない部分があるかなって思うし、仕方がないとはいいつつ私たちができることはやっていきたいと思うかな。
モデレーター:
学院生としての見方はどう?
H.H. (学院):
全く同じかな。「本庄生と交流して結局どうするの?」「インスタとかで会話はするかもしれないけれど、結局交流して何になるの?」って声を聞いたことがある。僕らの中でも、目的意識をはっきりさせないといけないかな。
まりこ (本庄):
イベントも重要だけど、私たちが学院生・本庄生に提供するものとして、交流の場をしっかり作っていくことが大事なのかな。そこで違う人と何かをやることが、新たな価値観を作り出していくだろうし、これからすごく大事になっていくと思う。
MSN (学院):
やる幅っていうのは附属連携っていう枠の中でも相当広いと思うんだよね。そうすると色んなことができる分、目的が薄れてきちゃうというか、外部的にもそれは伝わりづらいくなっちゃうよね。だから内部としても、目的を強調する必要があるのかな。
あとさっき言い忘れたんだけど、WASSとして1年間活動してきて大きな意味があったっていうところで言うと、今では幹事会と生徒会同士でも意見交換をやるようになったんだけど。
一同:
そうなんだ!
MSN (学院):
そうそう、つい最近ね。でもこういう風な形以外では確実にできなかったと思う。やっぱりWASSのような、一つの学校公認の団体が、しかも生徒主体の団体が活動するっていうことに、大きな意義があるのかなと。だからこそ活動を続けていくからには、目的をしっかりを考えていかなきゃいけないよね。
モデレーター:
少しずつ学校に影響力を延ばせているんだね。ただ広報に関しては、両校でもかなり制約があるから、これからどうしていくべきなのか、しっかりと考えていかないといけないよね。
3. 附属連携の必要性
モデレーター:
この活動を続けているからこそ、目標やゴール地点みたいに、続けるための必要性があると思うんだけど、最後に附属連携の必要性について聞いてみたいんだけど。
つ (本庄):
そもそも、このWASSを始めるのってすごい労力が必要で大変だったじゃん。これまでの活動を通して附属連携はやる価値はあると思うので、それをと耐えさせないためにも、、、一度なくなっちゃうとそれを復活させるのが難しくなっちゃうかもしれないからね。僕たちが今できることは、先輩たちと僕たちが作り上げてきたものを、後の世代の人たちに繋げていくことかな。
MSN (学院):
これまで強調されてきたように、他の学校交流と一段違うところは、同じ大学やキャンパスに通うことになる点かな。もちろん活動に際して校風の違いについて感じることは多々あるんだけど、同じ早稲田大学の附属校で、大学受験がなかったり卒論があったり、そういう肝心な条件が全て揃う学校は他に類をみないと思うんだよね。その中で交流するっていうのは、他の学校と交流するよりも意義深いんじゃないかな。
まりこ (本庄):
共感。それとは別に私が思うのは、附属連携っていうところも大切だけど、何かに挑戦する時って「殻を破る」っていうフェーズがあると思うんだよね。何かやっていく中でぶち当たる壁を、自分で乗り越える・チームで乗り越えるっていうところが成長につながるのかなって思う。その一選択肢として、附属連携っていう附属校だからこそできるよねっていう魅力があるのかなって思う。そもそも附属校じゃない学校の方が多いと思うし。附属校のユニークさに惹かれる人が多いから、続けたいって思える運営が入ってきてくれてるし、頑張りたいですって言ってくれている子も多いのかなって。
モデレーター:
附属校だからこそというか、附属校という環境だからこそできることがあるっていうのはまさにそうだと思うし、附属校でしか得られない経験をすることで自分の強みにもなるよねっていうところだよね。
4. 今後に向けて
モデレーター:
最後に、これからの活動に向けて、一言お願いします!
H.H. (学院):
今僕らが取り組んでいる活動って、必ずしも全ての学校でできるのかというと、そうではないと思うんだよね。だからこそ、附属校生ならではの知見を活かした活動をたくさん行って、最終目標としては早稲田大学全体を盛り上げていければって思います!
協力してくれたメンバー4人、ありがとうございました!
5. 次回予告
3回にわたってお届けしたメンバー対談録、この回を持って終了します!また機会があれば、どこかで復活するかも??
次回は「文化祭特集<学院祭編>」!今週末に迫ってきた学院祭の魅力をお届けすると共に、WASSの企画を大公開します!
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附属連携プロジェクト(WASS)
早稲田大学の附属校である早稲田大学高等学院(東京都練馬区)と早稲田大学本庄高等学院(埼玉県本庄市)の附属連携を軸として活動している団体です。早大学院ではプロジェクト団体として、早大本庄では一団体として、公認を得て活動しています。附属連携だけではなく、大学の関連部署や団体などとともに高大連携活動も活発に行なっています。
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