自分の未熟さに嫌気がさすことも多いけど
自分の未熟さに嫌気がさすことが多いけど、ちょっと視点をずらせば、前向きにも捉えられるよという話。
2016年12月29日。社会人2年目の冬。
憧れのゲストハウスオーナーに会いに行った。ちょうどその頃はゲストハウスやりたい!という気持ちがとても高まっていて…あまり深く考えず、いつも通り好奇心の赴くままに。宿泊予約の際に長文メールで熱い思いを書き連ねた、是非お話聞きたいです!と。
その方も長文で返してくださり、わざわざ時間を取ってカフェに行ってくれた。ド年末にも関わらず。
そして、序盤で怒られた。
初歩的な質問を投げかけた私に対して、呆れた顔で、「もっと建設的な話ができると思ったのに。どうしてゲストハウスをやろうと思ったのか、なぜ今の地域に辿り着いたとか全部ネット上に記事が上がっているのに読んでないの?」と。
勝手に、お喋りで何でも答えてくれる優しいゲストハウスオーナー像を思い描いていた私は、かなりショックを受けた。すぐには受けとめられなかった。(ここに書くことさえも憚られるが)きっと生理前でイライラされていたんだろうとか勝手に理由をつけて自分を納得させたw
同じように軽い気持ちで飛び込んでくる若者に何十人と出会ってきたのだろう、、、と想像はついたが、その態度を受けとめきれない自分がいた。
2024年11月29日。
憧れの、場を編む人に会いに行った。↑の反省を踏まえて、その方のインタビュー記事やnote、会社のHPなど網羅的に読み込んで。
でも。自分のことや思いの言語化、聞きたいことの整理が足りてなくて今回もなんだか情けない気持ちになった。というか勝手に恐縮して何を話したらいいのか分からなくなってしまった。思いつきの問いでも良かったのかもしれない。でも、それ本当に聞きたいと思ってんの?って見透かされる気がして。自分の浅はかな思考に呆れられる気がして聞けなかった。変に謙遜しすぎず、素直な疑問や思いをぶつければ良かったのかな。。
ただ、その人に、ふとした会話の流れから、昔憧れのゲストハウスオーナーに怒られたっていう話をしたら、即答で良かったね!と言われた。それ、言う方には何のメリットもないじゃん、と。「あ、ごめん、ちょっとやっぱ今日忙しいから」って断ることもできた。でも、ちゃんと伝えてくれた。自分も相手も嫌な気持ちになるのに。それに、言われた方も、すぐその場で「すいません!仰る通りです、私の為にきついことを言ってくださりありがとうございます!」と切り替えられる奴なんてほぼいないやん、と。
そうだよな、、、自分も相手も楽な方法でその場をしのぐのではなく、あえてきつめに諭してくれたのは、長い目で見ると優しさだったんだ、今更素直にそう思えた。
長年私の心に張り付いていた小さな小さな傷のかさぶたがとれて、ようやくその傷が私の身体の一部になった気がした。
ーーーーーー余談ーーーーーー
↑ 色々振り返りながら、結局自分はどう在りたいかだよな~とかぶつぶつお風呂で呟いていたら(笑)
4歳の我が子が
息子:ねえママ、なんでめっちゃ小さい声でひとりでお話ししてるの?
私 :うーんそうねえ、自分の在りたい姿について考えてるの
息子:可愛いとかかっこいいとか?
私 :見た目じゃなくて、気持ちやこころの話よ
息子:うーん、楽しい夢見たいとか怖い夢見たいとか?
ふふふ、率直なボールがびゅんびゅん飛んできて笑ってしまった。わが子もいつか、未熟さを指摘されて落ち込んだり、恐れ多くて質問できなかったりする日がくるんだろう。
自分の成長も、我が子の成長も、とっても楽しみになった。
今後も心に傷を負うこともありながら色んな人との関わりを楽しみたいし、楽しんでほしい。
自分の未熟さも噛み締めながら、楽しく年を重ねていきたい、重ねていってほしい。
ちゃんちゃん。