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2000年撮影の香港写真(50枚無料)

(※2024/11/30 再利用についての文章を加筆修正しました)

野狗子: Slitterhead』をプレイして香港への熱がまた再燃してきたものの、PCにある香港旅行のときの写真データが20年以上前にスキャンしたままの低画質のものだったので、340枚以上ある写真を思い切って全てスキャンし直しました。せっかくなので、そのうち50枚を無料で公開します。路地裏成分多めで、マカオの写真も多少あります。素人のフィルム撮影なので画質の粗さはご容赦下さい。

※これらの写真については、イラストや動画の背景などの素材としてであれば、商用を含む二次利用が可能です。もちろん資料として参照したり、模写やトレス用素材として利用することこともできます。数枚であればSNSへの転載もOKです。特に僕の許可を取る必要もありませんし、クレジットの有無も問いませんが、クレジットしていただけると嬉しいです。宣伝歓迎! ただしまとめて写真集として再配布するといった、無加工もしくは単純な加工のみでの再配布は禁止します。

なお、残りの写真のうち公開できそうな300枚程度をまとめてBOOTHにて販売開始しました(500円)。興味のある方は是非。個人利用であれば常識の範囲内でお使いいただけます。無料のものよりちょっと高めの画質(長辺2400ピクセル)で、一部ピンボケや手ブレのものもありますが、資料的な価値を優先して特別ひどいもの以外は収録しました。また、ゴミもある程度除去してありますが、枚数が多く処理しきれていないところもあります。ご理解下さい。

■香港旅行の経緯

2000年の春に、母親とその友人が所用で香港へ行くので一緒にどうかと誘われ、弟と同行しました。僕自身は大学卒業直後で、既に前年からPCゲーム会社に勤めており、背景資料がほしかったので気軽についていったのですが、とにかく香港の風景に圧倒されました。この時点ではまだアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の舞台のモデル程度の知識でしたが、実際に訪れてみると日本の繁華街からは想像のつかない混沌とした密度感で、一気に惚れ込んで仕事の絵でもかなり影響を受けたものを描いています。

到着初日にいきなりこんなものを見せられて、香港って本当にこうなんだと感動した風景。場所としては銅鑼湾駅を出たあたりで、このあとタイムズスクエア(時代廣場)の方に行って夕食をいただきました。

二日目は九龍半島側をあちこち観光しました。観光ついでにちょっとビルの中や路地などを見て歩いたのですが、同行者もいるのであまり深追いはしていません。それでもちょっと立ち寄った路地裏がありえないほど魅力的だったり、そもそもビルの正面側の無秩序さなども壮観で、写真を撮りまくりました。

夜はホテルに帰るまで自由行動にして、中環や湾仔周辺の風景を撮影して歩きました。夜のネオンサインも美しかったのですが、それ以上に路地裏の密度感に魅了され、時間を忘れて歩きました。

3日目は電車で九龍半島をぐるりと周りました。九龍城地区にも行っています。この時点で既に九龍城砦(九龍城寨)は完全に解体されて公園になっていましたが、残された建築群も良い感じに違法建築な様子で、カオスな感じが出ていました。このへんの路地をもうちょっと歩いて回れたら良かったかもしれません。

巨大なマンションも多数あり、そのうちの幾つかを見て回っています。何故かどこも床が濡れていて雰囲気もゴチャゴチャしていて日本のマンションとはかなり違っていたり、あとは1階部分にある商店街の混沌とした感じなどにも圧倒されました。

4日目の日中はマカオを歩きました。香港から船で行けて、狭い地区なので端から端まで歩いて観光できます。

マカオのビルの中庭部分から上を見たところ。香港と比べると少しすっきりしている印象。それでも鳥籠のようなベランダや、張り巡らされた線などに共通点が感じられます。

マカオから香港に帰り、夜は一人で中環周辺を歩きました。この階段は、攻殻機動隊でも同じような風景が描かれていたような気が。雨に濡れた路面がまたサイバーパンクっぽさを強めています。

写真の看板だらけ。結局フィルムは持ってきたものを使い果たして、こちらでも何本か買い足したと思います。最終的に340枚ほど撮影したので、現像代だけでも凄いことになりました。当時としてはかなり痛い出費ですが、その後の仕事や趣味で大活躍したので良い投資でした。

中環駅からはかなり遠いところにある工場地区のような路地。夜でも旋盤などが稼働している音がしました。通り抜けるのには勇気が必要ですが、意外と一度も見咎められず、むしろ現地人に中国語で道を聞かれることすらありました。

最終日。ふたたび一人で中環駅周辺を観光。ヒルサイド・エスカレーター(中環至半山自動扶梯)から眺める定番の風景。帰国直後に映画『恋する惑星』を観て、行く前に観ておけばよかったと後悔しました。

こういう混沌とした屋台と路地裏の組み合わせが、最高に香港って感じがして最高です。今どうなっているのか気になるので、機会があればまた訪れたいと思います。

ご覧いただきありがとうございました。もし気に入ったら、残りのデータもBOOTHでご購入下さい!



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