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台北のホステルで出会ったジェンダーレストイレ
こんにちは、タラです。
先日、友達と遊びに行った台北のホステルでジェンダーレストイレとの出会いがありました。
台北中心に近くて、おしゃれでコスパ良いホステル
宿泊したのは「Star Hostel Taipei East 合星青年旅館」
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新しい建物ではなく、台湾に多い可愛くおしゃれにリノベしたホステルです。複数名で宿泊したので、一泊5,000円くらいで泊まれました。コスパ良し!価格や内装から、宿泊している方も若い方が多いようです。
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リラックス出来るよう考え抜かれた設備が良き
宿泊したルームも良かったのですが、さらに良かったのは設備。ロビー横に靴を脱いで利用する大きなラウンジがあり、皆、寝そべって寛いでましたよ。
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たくさんのクッションや、PCが置けるちょっとしだ作業台などもあり、宿泊者がつい、時間を過ごしたくなるラウンジについて考え抜かれている印象です。
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おトイレお借りしました
チェックアウトする際、ラウンジ横にある共用トイレを借りました。トイレは男女兼用で、1つ。ラウンジを利用するのは宿泊者のみでしょうし、部屋数15とこじんまりとしたホテルなので違和感は感じず。
全体的に無垢材を基調としたデザインのホステルなので、トイレのドアも木材を上手く使って可愛くおしゃれなのが印象的。
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よくある洋式トイレが1つタイプを想像していたのですが、ドアを開けてびっくり!そこには広々としたバリアフリートイレがあったのです。
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私が、バリアフリートイレに敏感な理由
家族に車椅子ユーザーがいるので、車椅子からトイレに移乗しやすいバリアフリートイレの存在は本当に重要と痛感することが多い私。
ただ、どの施設にもある訳ではないので、車椅子ユーザーと外出する際は、バリアフリートイレがある場所を事前に確認することがマスト。なので、台北でもついついバリアフリートイレの存在を目で追ってしまいます。
台北では日本よりも空港や駅などにバリアフリートイレが多い印象でしたが、まさか今っぽいおしゃれなホステルに一般トイレではなくバリアフリートイレが設置されているとは驚きであり、「いいな!」と思いました。
トイレの自由研究
しかし、よくよく考えてみると、ドアに車椅子マークは無く(もちろん車椅子ユーザーも使えますが)このトイレのメインの目的は少し違ったところにありそう。。
と考えていたところ、AERAdot.の林綾子さんの記事を目にしました。
日本では最近、設置をめぐって話題となったジェンダーレストイレ。台湾では以前から各所に設置されている。その様式も様々で、使い勝手も違う。
(https://dot.asahi.com/articles/-/197896?page=1)
台北駅にも性別友善廁所はあった。広い個室に大人用と子ども用の洋式トイレやオストメイトトイレ、おむつ替えの台などが並ぶ、「誰でもトイレ」といった様相だ。
この記事を読んでピンと来ました。私が宿泊したホステルの共用スペースにあったトイレは、この「誰でもトイレ」的なジェンダーレストイレなのでしょう。
日本では昨年、ジェンダーレストイレを導入した歌舞伎町タワーが、安全面などの事情で導入後、数ヶ月で廃止となった事例がありました。
ただ、小規模ホステルの場合、トイレは部屋にもついていますし、共用部にバリアフリートイレを兼ね備えたジェンダーレストイレを設置するのは、とても良いなと思いました。様々なニーズを持った方もサポートできますし、使う人も、ニーズがある方への意識が自然と高まる気がします。
ホステルの場合、宿泊費用も安いですし、建設費用も潤沢にある訳ではないでしょう。共用トイレにまで配慮するのは難しいことだと思いますが、このホステルでは宿泊者が過ごしやすいような配慮が隅々まで感じられたので、きっとトイレも「今、そしてこれから公共トイレに必要なニーズ」をちゃんと考えて設置されていると確信しています。
早くも次の台湾旅行の宿泊先候補に
台湾が好きな友達と私。早くも次の台湾旅行の話もしていますが「今回、泊まったホステルが良かったから次も候補にしよー」との話も出ています。
私ももちろん同意していますが、それは「トイレにまで配慮しているホステル」という印象が大きく影響しているのは否めません。
日本のホステルでもおしゃれで居心地の良い施設も増えていきていますが、なかなかトイレまで気にかけている施設は少ない気がします。でも、だからこそ、気にかけていることが伝わるとファン化&リピートにも繋がりそうです。
今回の自由研究は以上です。
少し長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!