WaSh

大阪で生まれ育ち東京に暮らし英語を話す、プレゼンテーションとスピーチのコンサルタント。元広告会社員。響かないプレゼンを撲滅するのが夢。中学生時代から30年以上に渡って大小数百ステージを踏んできた日英プレゼンについて、ためになることならないことを徒然なるままに書いていきます。

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大阪で生まれ育ち東京に暮らし英語を話す、プレゼンテーションとスピーチのコンサルタント。元広告会社員。響かないプレゼンを撲滅するのが夢。中学生時代から30年以上に渡って大小数百ステージを踏んできた日英プレゼンについて、ためになることならないことを徒然なるままに書いていきます。

最近の記事

Top Gun : Maverickに観るスピーチ力

昨日観賞してきました。これで6回目です。 元々35年前の1作目からして大好きな作品だったのですが (中学校で友人とふざけたコールサインを付けて呼び合ったりしましたw) 今作を繰り返し何度も映画館で観賞する目的は2つあります。 まず1つ目は、上映方式による違いから ZoomやTeamsなどを使ったオンラインコミュニケーションの 臨場感に影響する要素を考察するという目的です。 今作には映像、音声や体感(シートが揺れたり風が吹いたり)など 様々な点に工夫を凝らした特徴的な上映方式

    • プレゼンテーションの暗黒面。

      (Photo by Marco Verch Professional Photographer "Set of different women's cosmetics with a white shoe" (2020) / CC BY 2.0) 大学や企業でスピーチやプレゼンテーションについて話すとき (広告を中心とした販促活動の話をするときもそうですが) 最近は冒頭で古代ギリシャの哲学者アリストテレスのことに触れます。 彼はおよそ2,400年前に「弁論術」という本を書いた

      • ゼレンスキー大統領の国会演説(和訳)

        1月下旬から2月下旬にかけて、プレゼンテーションの指導と 本番のアテンドでベルギー・ブリュッセルに出張してきました。 コロナ禍の最中で色々と興味深い経験をしたので そのときのことをノートにまとめようと考えていましたが ウクライナ情勢がこんなことになったのでそれは後にします。 去る3月23日(水)、ウクライナのゼレンスキー大統領が 日本の国会でスピーチを行いました。 既に報道やSNSで和訳が出回っていますが、ダイジェストが多く 全訳されているものは文語調の堅い文面が多いようで

        • 切り替えスピード(プレゼンテーションの進化に表れる、大企業とスタートアップの差)

          明けましておめでとうございます。 (ボクが生まれ育った大阪ではお正月は1月15日までなので ギリギリですが「ました」ではなく「ます」でご挨拶します 笑) 会社組織を離れて個人で働き始めると 年末年始でひと区切りつかないことを知りました。 昨年の仕事納めは12月31日の22時。 本年の仕事始めは1月1日10時。 普通の週末の方が休んでるじゃないか(苦笑) ですが、やりたいことしかやってないので苦ではないのです。 それが会社員時代との大きな違い。 さて、昨年は人様のプレゼンテ

        • Top Gun : Maverickに観るスピーチ力

        • プレゼンテーションの暗黒面。

        • ゼレンスキー大統領の国会演説(和訳)

        • 切り替えスピード(プレゼンテーションの進化に表れる、大企業とスタートアップの差)

          英語で日本語を教えるということ。

          最近、外国人の方から日本語でのプレゼンテーションについて アドバイスを求められることがしばしばあります。 ボクたち日本人が外国語でプレゼンテーションをするときと同様に それは多くの外国人にとってはチャレンジングなことです。 ボクは以前、自分のスキルを確認しさらに磨くことを目的として 「日本語と英語によるスピーチコンテスト」に何度か出場しました。 全国からエントリーされた原稿とその録音素材が予選にかけられ 決勝進出者10名だけがステージに立ちます。 ユニークなのはスピーチを日

          英語で日本語を教えるということ。

          試験を受けました【TOEIC・英検1級】

          今年は色彩検定の他にもいくつか試験を受けました。 ボクは日本語だけでなく英語のスピーチやプレゼンテーションなど パブリックスピーキングを書いたり指導する立場でもあるので 英語力については客観的な証明を取得しておいた方が ご相談にいらっしゃる方にとっても明快で良いかなと思いまして。 はたして結果は TOEIC:965点(リスニング485点/リーディング480点) 英検1級:合格 良かったよかった(笑)ホッとしました。 TOEICは追い込む余地がありますが、それはまた追々。

          試験を受けました【TOEIC・英検1級】

          試験を受けました【色彩検定】

          前回の投稿から3ヶ月も経ってしまいました… この夏は仕事も学びも、なかなかに充実していました。 言い換えると「とっっっても忙しかった」のです。 独立1年目はやることだらけですね。久々の投稿、ご容赦ください。 実はこの間、コンサルティングのお仕事を進めながら、 自分自身のプレゼンテーションに関連するスキルや知識を アップデートしてカタチにしておく活動に取り組んでいました。 ようやく一段落したので、まとめておきます。 まずは、スライドや教材を作成することが多いので 色やその使

          試験を受けました【色彩検定】

          真っ直ぐ見るために、わき目を振る。

          コロナ禍の中、ビジネスのミーティング、プレゼンテーションや 学校の授業がネットを経由してリモートで行われることがずいぶん増えました。 最近のノートPCにはカメラとマイクが付いていますから お互いに顔を見せてコミュニケーションすることも多いかと思います。 その際、ほとんどの方がお気づきかと思いますが 視線が合いません。 理由は簡単。 お互い、相手が映っている場所とカメラの位置が違うから。 ディスプレイに映る相手や聴衆の目をいくら丁寧に見ながら話しても 彼らの目の役割を担って

          真っ直ぐ見るために、わき目を振る。

          プレゼンテーションが死ぬ瞬間。

          先日、ある外資系の企業が提供するITツールのウェビナーに参加しました。 そこでプレゼンテーションが 「危篤状態に陥り」「突然死する」 その瞬間を目にしたので、今日はそのことをお話しします。 対面のプレゼンテーションでもしばしば発生する非常事態ですが 今回はウェビナーでも同様の悲劇が起きることがよく分かりました。 そのウェビナーが紹介しようとしていたITツールは非常に優秀でした。 提供する機能の高さもさることながら「ノーコード」、つまり まるで呪文のように難解なプログラミ

          プレゼンテーションが死ぬ瞬間。

          伝わらない訳(ワケ、ではなくてヤク)

          先日、某企業の経営者が国内外の投資家に向けて行うスピーチの原稿を 推敲して欲しいというご依頼をいただきました。 (話し方で言外の意味や印象がゴロッと変わる部分があったので 最終的には原稿チェックに加えて、デリバリーの指導も行いました) お預かりしたのは、ご本人が日本語でお書きになった原稿と 翻訳会社が訳した英語原稿(こちらは字幕で被せるとのこと)。 それとご本人の雰囲気やスピーチのスタイルを知るために 普段日本語でお話になる様子を収録した動画も一緒に。 これらを突き合わせ、

          伝わらない訳(ワケ、ではなくてヤク)

          プレゼンテーションのコンサルティングとは。

          お手伝い中のボリュームある仕事がひとつ一段落して 久しぶりにnoteを書く時間ができました。 そういえば 「プレゼンテーションコンサルタントって 一体どんな仕事をしているの?」 という質問をいただくことがしばしばありますので 今回は少しそんな話を。 プレゼンテーションやスピーチの相談に乗ったり 指導したり教わったり練習したり…というと 「話し方トレーニング」みたいなイメージを持つ方がいます。 あるいはステージ上でカラダを使った演出ですね。 身振り手振りの使い方や視線の配り方

          プレゼンテーションのコンサルティングとは。

          アレも、コレも、プレゼンテーション。

          前回の記事から2週間ほど空いてしまいました。 ホントは毎日少しでもアップできればと思うのですが、 ちょっとシビれるお仕事をいただいたので集中していました。 日々の仕事にまつわるアレコレは、また追々お話できればと思います。 さて、前回の記事「プレゼンテーションって何だろう。」という問に対して 一般的にイメージされがちなプレゼンテーションとは、 GAFAM(Google/Amazon/Facebook/Apple/Microsoft)を始めとする 海外の先進的な企業の社長やエ

          アレも、コレも、プレゼンテーション。

          プレゼンテーションって何だろう。

          そんな問いからプレゼンテーションのお話を始めることがよくあります。 「人間とは?」みたいな哲学チックな話ではないですし、 「三角関数とは?」みたいな特別な知識が要る話でもありませんよね。 思案に暮れるような質問ではないと思います。 でもその答えからは、プレゼンテーションというテーマについて その方がどれぐらい考えを巡らせたことがあるか? あるいは自分がやるにあたってどんな意識を持っているか? それがとてもよく分かるんです。 大抵の場合、最初に挙がるのは「発表」という答えです

          プレゼンテーションって何だろう。

          どうしてプレゼンテーションにこだわるのか。

          それは、プレゼンテーションがヒトやモノを変える とても大きな力を持っているからです。 今日はとてもとても長い、思い出話です。 このテーマだとボクの答えはココにあるからです。 次回以降は実践的なことを書いていきます。 今回だけは、ゴメンナサイ。 ボクは1970年代前半、第2次ベビーブームのド真ん中で 大阪に生まれました。 「クラスで1番の人気者はおもろいヤツ」 「スポーツ万能なヤツもキラキラ見られる」 「両方を兼ね備えてるヤツも結構いる」 そんな大阪という街で、どちらも微

          どうしてプレゼンテーションにこだわるのか。

          はじめまして。 「演者」のWaShです。

          はじめまして。WaShと申します。 英単語のwashは一般に アメリカ英語では | wɑ(ː)ʃ |(ワーシュ) イギリス英語では |wɔʃ| (ウォシュ) と発音されますが、ボクのWaShはそれが由来ではありません(笑) 分かりやすく「わっしゅ」と読んでいただければと思います。 約25年務めた広告会社が昨年おもしろい早期退職制度を立ち上げたので (https://newhorizoncollective.com) 今年から【プレゼンテーションコンサルタント】として独立しま

          はじめまして。 「演者」のWaShです。