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友達が、ひょいと古着屋をはじめた話。

働き方や生き方が多様になったと言われる現代。それはいつの時代と比べてなんでしょう…?

実感はあるか?ぼくは正直あんまり…。というか、むしろ、昔のながらの働き方…みたいなもの自体が、わかっていないのかもしれない。

「働くこと」を考えた時から、会社に入って40年…みたいなことは考えなかったし、理学療法学科にいるからといって「理学療法士になろう」とも微塵も思わなかった。

「世の中のためになる仕事をしよう」という軸だけは持ち、色々なものに流されながらここに辿り着いている気がする。これからもそれはあんまり変わらないだろう。


どうして冒頭で「仕事」や「多様性」の話を書いたかというと、ぼく自身の関心領域としてこのテーマはいつも頭の片隅にある。

「生き方の多様さ」「自由」みたいなものは、けっこう考えているような気がしている。(自由については「自由からの逃走」という本でけっこう勉強した)

そして、そういったことを頭の片隅に置きながら、ぼくはAKITA"KARA"というプロジェクトを進めてきた。そのなかで、今おもしろいことが少し起きている。

AKITA"KARA"は、現在4人で運営をしている。(といっても関わる人は多く、正直誰が運営で、誰が運営ではないみたいな境界線もなかったりする。)

ただ、昨年7月のAKITA"KARA"を動かしはじめた当時から関わっていた木内くんが、実は今月会社を退職し、古着屋「きのうちふるぎ、(てん)」をはじめた。

世の中にうごめく「起業」や「独立」といった高そうなハードルを、彼はノリで超えていった。

周りからは「勇気があるね」「すごいね!」という声を浴びていたが、ぼくは彼の隣にいたからわかる。

木内くんは、別に何も考えていなかったと思う。自然と「自分のやりたいことを仕事にしてみたい」という選択肢があった。でも、その選択肢が生まれたのはこの一年であることは間違いないと思う。

どうしてその選択肢が生まれたのか。そこには色んなことが関わってくると思う。明確に「これだ!」とは言えないが、AKITA"KARA"を通して、応援してくれる人と出会えたことや、同じような生き方をしている人と出会えたのは大きかったと思う。

お金や現実的なことは大事。でもそれだけでもない。色んなことを考えすぎると、人間はどうしても一歩踏み出しづらくなる。

そういう空気感が漂っている世の中で、「まぁやってみようよ」という雰囲気があるコミュニティは意外と貴重かもしれない。

ぼく自身もそんな空気感のなかで、こんな生き方をしてしまっているが…木内くんもその波に乗って古着屋をはじめ、しかもまぁまぁ売れ行きが好調というのは、すごくおもしろい事例だなぁ ~と思ったりする。

しかも今後も色々と小商いをはじめていく人が続きそうで、今後のみんなの展開も楽しみである…。


ということで、本日も適当にツラツラと書いた。

環境、大切なのかもしれない…!! ある環境にいればリスクを語られ、やる気を削がれることも、ある環境では応援されたりする。

その人が言っていることは同じなのに。うむ、人生は色々難しいし、不思議ですな。

AKITA"KARA"は『秋田「から」ワクワクする未来をつくっていこう』というザックリしたコンセプトは掲げているが、誰かのチャレンジを応援できるものになれると良いなとは思う。

一人ひとりの想いがカタチになり、それを応援していくようなカルチャー。これは素敵だし、これからも育てていきたい。

もちろん応援や挑戦だけだとギスギスもするので、「楽しむ」ことや「おもしろがる」という軸はきちんと見失わずに ~。ヤー!

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