日々に紛れ込む企画。

日々に紛れ込む

アキタカラを進める上で考えること。それはどうやって「日々に紛れ込むか」ということだったりする。

日々に…というのは、みんなが生きる日常に。

世の中にはプロジェクトやイベントがたくさんある。ぼくが暮らす秋田にもたくさん!行政主導のものもあれば、民間のもの。あとは趣味系のもあれば、コンサートやライブだってイベントだ。

ぼくたちもイベントをよくやる。4〜9月までは1ヶ月に1度、"〜(から)シリーズ"というイベントを行ってきた。(写真は先月開催した聞く〜(きく「から」)Vol.1「秋田で暮らすこと」)

ぼくらがイベントをやるときに気を付けていることは、まずはみんなの立場に立つこと。同世代のみんな、自分の半径5メートル以内にいる仲間たちが何を求めているのかを考える。

そうやってみんなの日々を覗いてみると、みんなまぁまぁ忙しいことに気づく。

仕事も週5であるし、残業している人もいる。それに加えて趣味活もあって、好きなドラマも見たり、あとは恋愛?大忙しだ。

じゃあその隙間を縫ってまで、みんなが求めているもの、来たいと思ってもらえるイベントはなんだろう…?と考えていくと。まずは「課題解決」といった言葉がいなくなる。

なぜかというと、仕事で疲れたあとに、秋田の課題や日本の課題について考えたいか…。それはちょっとハード過ぎないかな…?と思うので。

まずは「楽しい!」「面白い!」「ちょっと新しい何かと出会えそう?」といった方向性で企画を練ってみる。


とはいっても、企画会議はしない

上で企画の成り立ちについて少し書いたが…ぼくたちは基本的に会議はしない。常に日常会話。

そこで生まれる、これ面白そう、あれやったら良いやん、ちょっと待て日ハム勝ってるじゃん、といった会話から企画や、やってみることが生まれる。

友達が古着屋をはじめたのもこんなノリだし、これから場を作るのも、そうだったりする。

でもこの日々の会話から生まれるのが大切だとも思う。日々の会話から生まれる企画だからこそ、みんなと同じ温度感なのかもしれない。

すごくキチッとした会議室で、スーツで、パソコンを開いて議論をしても、面白いアイディアは生まれない。

しかも考えているのが、元々あんまり面白くないぼくたちだから、なおさら難しい。

いつもの溜まり場か飲み屋で。普段の会話から生まれる企画こそ、みんなの日常にしれっと溶け込んでくれるものになる気がする。

いつもの酒場で

ということで、本日は企画について書きました。アキタカラのイベントはどうしたもんか、いつも定員を超える方に参加をしていただけます。

なので少しは説得力があるかもです。まぁでもいつも適当です。まぁでもいつもそこそこ面白いです。

これを書いたので、「9月はこんな企画をします!」と言いたいところですが、9月は休みます。

小休憩。人間もプロジェクトも一度立ち止まって自分たちの居る場所を見つめることって大切だと思います。

急ぎ過ぎな現代人へ。「ゆっくり歩こう」とこれからも伝えられる企画を、作ります ~。頑張らないことを、頑張ろう。

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