役割を担った自分の知らない自分と出会う旅ーコア・トランスフォーメーション
昨今、AIがより身近になり、シンギュラリティの懸念や活用への期待など、話題がつきません。
AIはなんだかすごいようだ、そういった認識が多くの人に持たれていると思いますが、そんな、AIよりもすごい機能が私たち人間の思考には備わっています。
それは、生まれてから今までの間に自動で設定され、無意識のうちに私たちを危険から守り、生き延びさせるために24時間休むことなく働いてくれています。
私たちは、まるで1つの思考単体で生きているように感じていますが、どうやら様々な体験・経験から、複数の思考…パートに分かれて協力し合って生きているようです。
例えるならば、『寝る前に食べたくなる、甘くて美味しいアイスクリーム』。
ある思考はこう考えます。
「もう寝るのだから、歯を磨いたんだから、今、この時間に食べなくても良いじゃない。」
他の思考はこう考えます。
「いつも頑張ってるんだから。ちょっとぐらい、今日くらい、食べても良いじゃない。」
きっと、似たようなシーンを思いつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こうしたパートたちの考えは、私たちの、やめたくてもやめられない行動や思考、感情に無意識的に影響していることも多くあります。
表面的には、やめたくてもやめられない行動や思考、感情…これらは、パート…私たちが本当に求めている根本的で大切にしていることに到達するための『ポジティブで肯定的な意図』を持っているとされます。
『ポジティブで肯定的な意図』を感じたいがために、それを得るために行動したり考えたりするのです。
つまりは…それが『ない状態』だと考えているために、渇望して苦しみ、生きすぎてしまうと、依存症になってしまったりしてしまいます。
コア・トランスフォーメーションは、そうしたパートたちの無意識の声を聞き、欲しいものを明らかにして、満たしてあげます。
不思議なことに、無意識たちが求めているのは、物質的、誰かから与えられる何か、ではなく、自分の中にすでに存在しているエネルギーそのものです。
「存在」「命」「ワンネス」「(内側から感じられる)愛」。
これらをコアステートといいます。
自分が何か行動しなくては得られないと思ってしまっているけれど、もうすでに持っているものです。
パートたちに、このコアステートに十分に浸ってもらうと、安心してもらうと、不思議なことに、これまで私たちが困っていた、やめたくてもやめられない行動や思考、感情…これらが変わり始めます。
私がこのコア・トランスフォーメーションの講座を受講したのは、2024年の8月のこと(この記事を作成している時点では、おとといのことになります)
私が出会った、私のパートたちは、私にある場面でイライラや焦燥感をもたらす厄介な感情でした。
仕事を進める上で、こうしたイライラは人間関係に負担をもたらします。
「気にしないようにしよう」
この方法は全く意味がありませんでした…
これを題材に、コア・トランスフォーメーションの講座でワークを進めると、このイライラは、私を不要な、または理不尽な、信用できない他人から守ってくれるためのガードをしてくれる重要な存在でした。
このガードは、他のパートたちのことも大切に守っていてくれていました。
このパートの存在を認識した今、私はこの存在を信頼してしています。
そして、このようにお願いしています。
「私(顕在意識)が気づいていないような、気をつけなければならないことがあったら教えてください。私を見守っていてください。」と。
このパートの存在に気づき、信頼してからは、今まではイライラしていたようなシーンでは「この人がこのようにいっていることは、自分には〜である」と冷静に対処できるようになりました。
私たちの無意識は、本当に!とても優秀です。
その存在を忘れ、時には否定してしまうことで、無意識たちは暴走し、時に手に負えなくなってしまいます。
コア・トランスフォーメーションで、自分のパートに出会うことは、とても信頼のおける、唯一無二の大事な仲間に出会う旅のようだと思います。
最後に…『コア・トランスフォーメーション』は、NLP(神経言語プログラミング)をベースに、タマラ・アンドレアス氏とコニレイ・アンドレアス氏によって開発された世界最先端の技法といえます。
こうした講座の中には、NLPプラクティショナーの受講が必要だったりするものもありますが、そうした条件が必要なく受講できて、かなり効果のある内容と感じています。
もし、受講を検討されている方は、日本NLP協会/NLP-JAPAN ラーニング・センターでの受講をお勧めします。
NLPを受講できる団体はいくつかあるようですが、個人的にとても信頼している団体です。
体験の機会も作られているようですので、ぜひチェックしてみてください。
コア・トランスフォーメーションが多くの方に知られたら、平和な世界は実現可能なのではないか、そんなことを思います。
自分が欲しいと願っていることは、すでに自分の中に十分にあります。
素敵ですね。