山里舎「山のcafe sasahara」様 × 和眞嘉傳 SDGs事業
和眞嘉傳ではSDGs事業の1つとして、林業だけでない山づくりや山の活用のお手伝いを行っております。
山は、多くの生態系を支える栄養源であり、資源を生み出してくれるとても貴重な存在です。
日本では戦後から人の生活が大きく変化し、生活圏などの事情により所有山林の手入れが叶わず、荒廃してしまうとことが少なくありません。
代々所有してきた山林を活かし、地域の役に立てたいと考えられている山のcafe sasahara(https://www.facebook.com/yamanocafe.sasahara/)の山里舎様の2回目のフィールドワークを行いました。
山のcafe sasaharaからは、田んぼには水が入り、代搔きが行われている風景が。
とても居心地の良いこの場所へ、遠方からもわざわざお客様が尋ねていらっしゃいます。
これまで、山をどのように活用すれば、地域に役立てられるのか、訪れる方に喜んでもらうことができるのか、後世に残すことができるのか、整理した木材の活用はどうするのか…など、お話し合いを進めて参りました。
まずは、小さくても形にすることを目指して、対象の山林を確認に参りました。
人の手が入らなくなった山は、鬱蒼と荒れてしまいます。
竹が生い茂り、傷んだ木が倒れ、危険な状態に。
倒れた竹や木を注意しながら片付け進みます。
茂みで写真では確認しづらいのですが、沢が流れています。
「この沢をぜひ活かしたい」と菊池さん。
荒れてしまっている中でも、山では様々な植物が育まれています。
見つけたのは、山わさびのようです。
山に光を入れ、豊かで居心地の良い場所にするために、構想が広がります。
現在、ウッドショックと呼ばれる海外からの木材供給が止まってしまった状況ですが、簡単に日本の木材も使える状況にはありません。
これにはさまざま複雑に絡み合う原因がありますが、日本の林業が衰退してしまったことにより、木材にできる木の育成が出来ていない、という現状があります。
杉の木では、植栽から伐採に至るまで、地域によって差はありますが、短くても45年〜の時間を必要とします。
「早く、安く、大量に」というこれまでの消費社会は、私たちの生活を便利にしてくれましたが、これからは「居心地良く、愛着を持ち、長く続けられる」ことで、より一層豊かで幸せを感じられる、より良い生活に繋がっていくのではないか、と考えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
和眞嘉傳株式会社では、林業や林業以外でも、山林の環境を豊かに活用したいと考えられている山主さんの伴走を承っております。
お問い合わせは、WEBサイトよりお願い致します。
和眞嘉傳株式会社:https://washinkaden.co.jp/