「人生それだけじゃないから」発言に深く頷く
最近はドラマなんかにも、キワモノじゃない描き方でLGBTな人が登場するようになった。メディアで頻繁に取り上げられるようになり、差別的な言動が避けられる社会の空気もできてきた。先達たちの地道な活動に感謝である。
今は「LGBTに関する問題にも目を向けよう!」と各所で運動されているが、目指すのは「みんな同じ人間」というただそれだけのこと。全ての人が社会の空気に苦しめられない世界、人間にはそれを実現できる賢さがあると信じている。
「LGBT」はその人の一側面
自分がLGBT当事者だと自覚しているからと言って、その全てが社会的な活動に興味があるわけではない。自分の人生で精一杯な人、ずっとクローゼットでいると決めている人、ただただ興味がない人。私も地元の団体(プラウド)に関わっていはいるが、「できる範囲」の関わりにとどめている。
LGBT当事者であることは、その人の一側面でしかない。いちいち自分が「男である」「女である」って意識して生きてないよね?その程度のことであり、その程度の意識で生きられる社会にならなければいけない。
「人生それだけじゃないから」
啓発活動に関わっているM氏は、パートナーに「人生それだけじゃないから」なんて言われることがあるらしい。活動に熱心な余り、日常会話でもついそういう話ばかりしてしまって、パートナーはちょっと食傷気味というところか。
この話、レベルは大分違うが「分かる〜」って思った。相方は「百合萌え」な人で、女女な組み合わせのコンテンツを発見しては日々楽しんでいる。私からすれば「女女に限定しなくても、関係性の描き方が素晴らしければ良いのでは?」と思うのだ。
早く日常になれ〜
私自身は他のLGBT当事者に会う機会がたくさんあるが、多くの人はそうではない。でも隠れてて分からないだけで、知らないうちにきっとどこかで出会っているはず。
今LGBTについて日常的に語られないのは、「社会にそれが浸透していないから」だ。将来的には「それが当たり前のことだから、特に取り上げられない」社会になってほしい。当事者たちも、人生そのことだけにかかずらってないで、他のやりたいことをどんどんやってほしいしね!
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