男性と結婚するレズビアン
L業界には法律的に結婚してる人、離婚経験のある人、これから結婚する人、未婚の人と、いろんな人がいる。既婚なのに彼女がいるが、彼女達が結婚する時点でレズビアンの自覚があったのかは不明。結婚•出産してから自分のセクシャリティに気付く人もいるので。
ではレズビアンの自覚がしっかりあって、それでも男性と結婚する人の場合、そこにはどんな理由があるのだろうか?私が勝手に考えてみる。現在はレズビアンを自称する人の中には、本来はバイセクシャルと呼ぶべき人もいるので、そういう人の話は横へ置く。男性とのお付き合いが可能であっても「本当は女性が好き」な人についての話。
経済的安定
女性が活躍するようになった世の中ではあるが、未だ女性と男性の経済格差は存在する。そもそも「自分で稼ぐのしんどい」というような女性も存在するようだし。そんな中で「稼ぎたくないレズビアン」は、経済的安定のために「男性と結婚→養ってもらう」という道を選ぶかも知れない。知らずにATMにされている男性は気の毒である。
世間体、家族からの圧力
死ぬまで結婚しない人(生涯未婚率)が、男性は2割、女性は1割いる世の中で、未だに「早く結婚しろ」と圧力をかけてくる親が存在する。それに抗えずに、また仕事上の世間体のために結婚する人も。男性がゲイだったりして互いの合意がある「友情結婚」だったら問題ないけど、これも知らずに隠れ蓑にされている男性は気の毒である。
ちなみに「同性婚」を認めてそれが普及すれば、日本の生涯未婚率は多少ながらも減少するはずである。
子供が欲しい
いくら同性で深く愛し合っても不可能なのが「子供を作ること」。海外だと精子バンクなどを利用することで、同性カップルが子供を持つ方法も整備されてきた。日本だと、同性カップルのどちらかが異性と交渉を持つことで子供を作るしか方法がない。 「精子ドナー」をお願いした上で、妊娠のためだけの交渉を持つこともできなくはないけど、その後の子育てとかいろいろ面倒が起こりそう。
日本で妊娠するのに望まれる状況は「結婚している異性カップルが子供を作ること」。 その形で子供を作るために結婚している人もいるんじゃないかな?そのまま子供の父親との結婚生活を続けるのか、「子供ができたから父親は用なし」と離婚するのかは知らんけど。
こういうのを防ぐためにも、同性カップルに関する養子、里子、精子バンク等の制度が整備されるといいなー。
もちろんレズビアンの自覚があっても、時には男性を愛することはあると思う(それはもうバイセクシャルなんだけど)。恋愛とは超個別的なものなので、「男性でもこの人なら愛せる」という場合もあるだろう。「性生活はダメでも家族として愛したい」ということもあるかもね。
でも多少なりとも結婚動機に上記のような「打算的目的」 があると、相手の男性も自分自身も不幸だよね。人生をかけた壮大な自己欺瞞で、精神の健康を害さなければいいけど。さらに結婚生活を続けながら、陰で彼女を作るとかいう「二重の詐欺行為」をするなど、人の道に外れたことは本当にやめて欲しい。そんなことしてたら、いつか刺されるよ。
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