AIを駆使したペルソナ分析(文化観光ブランディング支援)
20年前には考えられなかったことが今起こっていまして…。
既知知識からペルソナを作るには多くのメンバーが必要だったのだけど…
20年ほど前…しこたま作りましたよ。ペルソナ。
ちょうどペルソナマーケティングの走りの頃でしたが、人物設定をするのに一人で想像するのは限界があって、作るだけで5人位あつまって、そのあと10人くらいに聞きまくって…それでも偏ることもしばしば。
最終的にはペルソナ自体を買うようなこともしていました。
最終的には、そんなやつおるんか?? な設定も…。
もっとも、それで役に立つのですけどね。ペルソナは。
観光でペルソナを使うべき理由
集客という言葉を観光だとよく聞くのですが、公的組織だとターゲットを絞ることなく広報をしているのが現状ですね。そもそも公平という概念に縛られている以上ターゲティングできないわけですから、撒き餌のような役割としての広報を期待することが正しい姿ではないかと。
目的がなければ意味もなく移動しない
暇なので…300kmほどはなれた町にふらっとでかけてみようか…という人が何人いるのか?
さすがに民間事業者として考えると、売上利益の10%程が広告費として許される範囲。
コロナ禍以降、そしてガソリン価格高騰、公共交通料金の値上げや宿泊料の値上げ傾向の現代、目的を持たない移動は考えにくいのが現在です。
どんな人がどんな目的で移動をするの?
そんなとき頭の中でイメージしやすくするためにペルソナは存在します。
ペルソナ設定をする時、そんな人いるの? となりがちな過去のペルソナ作成ですが、当時はインターネットが普及していなかったため、イメージを手書きしたり、モデルカタログから条件に合致しそうな人を選んだりしたり、足りない分は想像でカバーするみたいなやり方をしていました。
しかし現代はAIが存在します。
条件をあたえれば、その条件に見合ったペルソナイメージを作成してくれるのです!
具体的なペルソナの使い方は後述するとして…。
ChatGPT で10人以上のお仕事を…
冒頭に書いたようペルソナの設定を作るのに10人以上の手がかかっていました。ということで、ChatGPTに特定のプロンプトを与えます。
このプロンプトの作り方さえうまく工夫できれば、一気に数十人分のペルソナ条件を作成可能です。
正直、数人で作り込むよりもランダムに作られます。ただ、あまりペルソナ像がかけ離れすぎると分析に支障が出るので、ある程度方向性は絞った条件を与えていますが、それでも振れ幅はかなり大きく出ます。
そうして作られたペルソナ条件をベースに、ChatGPTに接続されたDALL·E 3でイメージ作成を行った結果…下図のようなイメージが作られます!
あとはスクリプトで連続してイメージを作ったりチョット違うと思われるペルソナイメージを作り直したりで…25組作成!
写真にしなかったのはイメージに幅をもたせるためですが、ペルソナの交友関係などを想像しやすくなり、数人で分析すればその幅が広がることで、特定個人でありながら幅のある検証結果を得られます!
イメージを確定してこそ気がつくものがある
この先はペルソナの使い方となります。
書籍などたくさん出ていますが、慣れないと書いてあることに引っ張られて目的を忘れがちです。
とはいえ、基礎的なことは読まないと…と。
そのあたりは別の記事でまた書こうかと思います。😊