Windows11にできないからLinuxにしてみた件について。
Windows11、来ちゃいましたよ。Windows10で最後のWindowsなんて言っていたのはどこのマイクロソフトだったか…。
で、フリーランス時代から使い込んでるWindows10、i7-4790k/32GBにFirepro W5100が乗っかっている機体なので、当然ながらWindows11になんてならないわけですよ。もっとも11にしなくても、DaVinciとBlender専用機みたいなもんだし、メイン機ではないので不具合はなさそうですが、双方ともアプリのバージョンが上がったら…と考えたら、今のうちになんとかしておこうと思った次第です。
え? いいかげん機体を買い換えろって? そこまでハードに使ってないから、買い換える必要を感じないですので。(・∀・)
結論。結構( ・∀・)イイ!!
以前からCentOSとかUbuntuとかは使っていたのですが、CentOSはCUIベースだし、ローカルWebサーバくらいならともかく、グラフィック用のワークステーション環境としては使いにくい。そもそもサーバOSですし。
じゃあ、やっぱりUbuntuかぁって思ったんですが、メイン機がMacOSというのと、Ubuntu、なんやかんやと結構CUIで打ち込む必要があって、いちいちTerminal立ち上げて…歳のせいかミスタイプが多くなったし…ぶっちゃけコマンドを覚えるの、正直面倒です。(もう若くない)
そこでたどり着いたのがLinux Mint(Cinnamon)。Ubuntu系のディストリビューションなので、Ubuntu系アプリがそのまま使えたりするし、Ubuntu系ならワークステーションとして使いやすい。
レッツインスコっ!
そして、現在は…
3枚モニターなので、デスクトップが広いし。一番左はVirtualBoxで動かしているWindows10。右二枚はLinux Mint。壁紙は(゚ε゚)キニシナイ!!
クリップボードを共用できるので何かと便利。VirtualBoxでいろんな環境構築しておけばWebアプリの検証に便利。
試しに母校のメディア、アネモメトリを表示してみました。
左から、Windows10Edge、中央がAndroidのPixelシリーズ、右端がLinuxでのGoogleChrome。
アネモは左寄せ設定だったのか。(゚д゚)! でかい画面で見ること無いからね。基本的に。
そして諸々動くグラフィックの要になるSpine Motionを組み込んだウェブアプリを表示。
Spine Motionを構成するファイルそのものはみんな軽いのだけど、Spine JSランタイムで動作するせいか、CPUパワーをめちゃめちゃ食う。
8スケルトン(8個のSpine Motion)表示させてみると、機体のファンがうなりだしたので、一画面にあまり多くのスケルトンを表示させるのはよろしくないことが検証できました。
せいぜい2スケルトンまでかなというのを徹底したいと。
ちなみに弊社、これメールマガジンにも埋め込めないか実験してます。
キャラが動くと、その部分でスクロールを止めやすくなりますしね。
今の所WordPressの記事画面をそのままメールマガジンにできる方法なら比較的ラクに実現できそうなのですが、メールチンプを始めとする外部サービスでSpine Motionを埋め込むのは無理かなという判断です。
話がずれましたが…
Linuxにするならマルチブートは辞めたほうが良い!
悪いこと言いません。WindowsとLinuxのマルチブート環境でインスコしようとしないほうが良いです。※玄人は除く。
LinuxはGRUBのブートプロセスを使うのに対して、WindowsはUEFIのブートなので、起動プロセスを把握していないと、どちらも立ち上がらなくなります。まして同じSSD内のパーティションを区切ってとか辞めたほうが良いです。死にます。どちらのOSともアホみたいに複雑なパーティションを作るので、マニュアルでパーティションを切るのは素人にはおすすめできない。
できれば玄人でも辞めといたほうが幸せになれると思う。マゾっけの強い人なら別だけど。あと環境構築マニアはどんどんやってください。w
結局OSの管理をすることになるので、VirtualBoxを入れて、仮想環境で動かしたほうが諸々楽だということがわかりました。
そのためにVirtualBox専用SSDを突っ込んだくらいですから。
ちなみに、僕はブート問題だけでLinux Mint5回もインスコを経験しました。(๑•̀ㅂ•́)و✧
まぁ、関門はそこだけじゃないですけど、インスコ成功して慣れてくるとフツーに使えます。そうはいっても、多少コマンド知っていたほうが楽です。
Dropboxは使えるけど、OneDriveは使えない。
ちなみに、Googleドライブもアプリがないです。
でも、どちらもブラウザから使えるのであまり大きな問題はありません。VirtualBox内のWindowsがOneDriveを使えるし、Office365アプリもそっちで動かすので問題ありませんし。
Linux側で共有フォルダーを作っておけば、大きなファイルとかはメイン機から覗きに行けばよいですしね。
VirtualBoxで動かしているWindows、万が一トラブったら新しくVirtualBoxで設定しなおせばいいだけなんで、管理の手間がかからない利点もありまして。そもそも大丈夫なWindows Defenderだけでウィルスに関するセキュリティは十分。(万が一感染しても、VirtualBoxの設定ごと捨てれば良い)
VSCが使えるよ。
ちなみにLinuxでもVSCが動きます。同期もできます。FTPも使えるので、VirtualBox上でわざわざVSCを動かさなくても大丈夫です。
BlenderもDaVinciもLinux版があるので問題ありません。サクサク動きます。むしろLinuxのほうがサクサク動きます。
というわけで、Linux Mint。ワークステーションシェアは低いですが、それなりに使えることがわかったので、3Dグラフィック系のワークなら結構オススメな環境です。
ちなみに、Mint Cinnamonは、最もグラフィカルなGUIをもつディストリビューションですが、それなりのグラフィックボードを積んでないときついです。とはいっても、最近のマシンならどれでも大丈夫な気がする・・。