とある引きこもり初心者の(第2弾)
引きこもり生活が始まって1週間が経とうとしている。原因はもちろんご存じのとおり、今流行りのコロナ君である。
目に飛び込んでくる情報はコロコロ移り変わっていく。「正しい情報」がほしい。だが、「正しさ」とは誰にとっての正しさなのか。それは本当に正しいのか?などなど、疑心暗鬼になり、私は3月当初、ついに「1か月引きこもり宣言」を発表したのである。
毎日散歩をする習慣のある私にとって、かつて1度も経験したことのない「引きこもり」という異常な生活を送ることは耐え難い苦痛を伴うだろう...と当初は思っていたが、1週間も引きこもっていると「案外引きこもりもイケる」と思えるようになってきた。それが良いか悪いかは別として。
7時に起床し、洗顔と身支度を終え、パンを焼きコーヒーを作り、悠々と朝食をとる。その後部屋全体に掃除機をかけ、除菌シートでテーブルやドアノブを拭きまくる。驚くかもしれないが、実はここですでに2時間消費している。言っておくが、私はスピーディーに物事を進めるタイプの人間だ。しかし、感染予防対策ともなると念には念をいれ、やらなくてもいいこともやらなければならない気持ちになり、自然と作業量も増えるものなのだ。私は、日々それを実感している。それが良いか悪いかは別として。
さて、昼食の準備を終え、やるべきことを終えた私ははっと我に返る。私は、今まで何をしていたのだろうか。私は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するはずだ。その権利を行使すべく努めなければ...!
ストレッチ、英語、中国語、簿記、数学、読書にピアノ...
やることは尽きない。本当に無限なのである。
だが、ヒトと接触しない、というのは本当に想像以上にしんどいのである。そのような愚痴をこぼしたら、誰かから「今の時期、家に引きこもっていられるのは最大の幸せだ」と言われたような気がするが、、
たしかにそうかもしれないが、、
私が外出自粛をすることによって、社会的な感染リスクも減ることは重々承知しているが、、
でも、、
ヒトとふつうに話したいし、散歩だってしたい。
私はまぁまぁ理性のあるタイプの人間なので、衝動に駆られて外出するような真似は絶対にしない。特に「1ヵ月引きこもり宣言」を出したからには、それを破ることは99.9%無い。
だから、私は家で楽しめる方法を探すことに心血を注いでいる。それが社会全体の利益(感染拡大抑制)につながるなら、そうするしかない。
あと残り3週間と少し。私は自分の理性を頼りに、この時を乗り越えていかなければならない。
相方へのメッセージ。「引きこもりのプロになろう。加油」