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二人の誕生日

 まずは相方に、心からの土下座を(遅れたというレベルではないけど遅れてすいませんでした)


 これほど世界が危機的状況にある中で迎える誕生日は初めてかもしれない。3.11などの時も、これほど危機を感じたことはなかった。その中でこれだけ「普通」に生活できるのは、まさしく親のおかげである。毎日講義受けて読書してゲームしてサークルしてあとはグータラ寝るだけの生活を続けられていることに感謝する。

 大学に入って1年が過ぎ、高校3年生の時とはまさしく生活は一変した。ここまで激しい生活の変化が1年足らずで起きたことには中々驚かされる。新しい体験、友達、今まで想像していなかったものに多く出会えた。何よりも、真面目に学問に取り組み始めたと言えるのはもちろん大学に入ってからだが、考え方や知識について感銘を受けることが多くあった。その度に、なんとも言えない変化と感動を覚えたものである。

 なかなか、喜びというのは持続しないものである。まるで美しい夕日のように、それはふと姿を見せて、すぐ消えていく。必ずしもいつも見られるわけではないというのも同じだが、大学に入ってからは喜びの回数はとても多かった。良い一年だった。

 普段離れて過ごしていることもあり、私は相方の日常に詳しいとは言えない。貴女は、どんな1年を過ごしてきたのだろうか。推察することしかできないけど、私より幸せに過ごせていたら、それが一番嬉しい。

誕生日、おめでとう