デザインチーム 山田菜摘が語る! ロゴに込められた想いとは
中心から7つのオレンジ色をした円錐が広がり、太陽を思わせる早稲田祭2022のロゴ。早稲田祭2022のポスターや動画でよく登場する、あのロゴです。この記事を読んでくれているあなたが、早稲田祭2022のロゴをどこかで目にしてくれていたら嬉しいです。
ここでは、11月5日(土)、6日(日) に開催される早稲田祭2022を象徴するロゴについて、そこに隠された想いや工夫から、制作過程での苦労まで、デザインチームのチーフを務める山田菜摘のインタビューとともに詳しくお届けします。これを読めば、早稲田祭2022のロゴをもっと好きになるはず!
ロゴに込めた想い
___今年のロゴにはどんな意味が込められているのでしょうか。
今年のロゴには「力強い想い、力強い広がり」というコンセプトがあります。
早稲田を中心にして、早稲田が持つ力強い想いが限りなく周りに広がっていく、影響していく様子を表しています。
___ロゴのデザインは太陽をモチーフにしているとのことですが、その理由はなんですか?
モチーフは他にもさまざまな案が出たのですが、キャッチコピーの「照らす」とコンセプトの「広がり」を上手く表現してくれるのが太陽だ、とチーム員の意見が一致しました。また、今年の代表 高山都さんがすごく明るい方で、そんな都さんを表現する言葉としても、太陽はぴったりだと思い、決定しました。
___なぜ大小さまざまな円錐が太陽のように広がっているのですか?
このロゴは円と円錐でできています。中心にある円が早稲田を表していて、そこから全方向へ広がる想いを円錐で表現しています。そして、バラバラな形の円錐によって、想いは人それぞれであることを示しました。想いの強さはもちろん、種類や向いている方向も人それぞれ異なること、そのような多様性を、この円錐の広がりによって表現しています。
___明るい色合いが印象的ですが、どのようなこだわりがありますか?
色合いはたくさん話し合った要素の一つです。実は、ロゴが仮完成した段階では、紺やサーモンピンクなどを含めた色味にしていました。その理由は、今年のロゴの形がポップで柔らかい印象を与えるため、色によっておしゃれさやスタイリッシュさを意識したいという考えがあったからです。。しかし、代表の都さんと相談する中で、ロゴで表現するのは「想いの広がり」だからこそ紺では意味合いとしてズレがある、早稲田の想いはもう少し泥臭さがにじみ出るイメージの方が合っているのではないか、という意見が出ました。ここから、早稲田の想いを想像したときに、暖色に統一することであたたかい想いを表現したいと思い、現在のロゴの色になりました。
___左上の円錐だけ薄黄色なのは、何か意味があるのですか?
キャッチコピーの「その先を」を表しています。自分がトンネルの中にいると、トンネルの先にある出口ってすごく明るく見えるじゃないですか。そのような見え方をイメージしています。他の円錐の薄いオレンジは、早稲田祭2022の想いが身近なところに広がっている様子を表していますが、左上の薄黄色の円錐だけは早稲田祭2022が終わったその先に広がる想いをイメージしています。
これは裏話ですが、最初に代表の都さんとお話しした際に、「早稲田祭は当日だけでは終わらない」とおっしゃっていました。この言葉から、私たちデザインチームは、早稲田祭2022が終わった先にみんなが何を感じるか、ということをとても大切にしたいと思ったのです。
※【代表・高山都が語る! キャッチコピーに込められた想い】にて、この裏話についての詳しいインタビューを掲載しております。併せてお楽しみください!
___左上の円錐だけ円に食い込んでいるのはなぜですか?
ロゴを立体的に見せるために、この工夫をしました。中心の早稲田から広がる想いは一方向ではないし、誰かに特化しているわけでもありません。360度、いろいろな人に隔たりなく、想いが全方向に広がっている様子を表したかったのです。
ロゴは平面に見えてしまいがちなのですが、左上の円錐を円に食い込ませることで、中心の早稲田の想いを表した円が立体的に、球体に見えるようになっています。
ロゴ制作秘話
ロゴが決まった経緯について教えてください。
今年のロゴは、先輩方のアドバイスや春に新歓のロゴをつくった経験を活かして、最初にモチーフを決めるのではなく、「力強い想い、力強い広がり」というコンセプトを決めました。ロゴで何を表したいか、まずは言葉で表すことによって、デザインチーム7人がゴールを明確に統一することができました。
何を表現するか言葉で決まったのは良かったのですが、そこから形にするのがどうしても難しかったです。今年はデザインチーム7人全員で1日中話し合うロゴ会議を行いました。1日で言葉を形にしたので、その1日は全員にとって辛い時間だったと思います。ですが、そのおかげでモチーフを太陽にすることが決定し、色合いは違うものの今の形まで持っていくことができました。
最後に
今年のロゴはかっこよさやシンプルさではなく、「早稲田が抱く想い」に注目しています。ロゴを見た方には、ぜひその力強い想いに触れてほしいです。力強いと言っても痛々しいものではなく、あたたかさや芯のある想いを感じてほしいです。
ロゴは、ロゴ単体で存在するものではなく、祭に関わる全ての人の想いを乗せており、祭あってこそのロゴです。そのため、祭に関わる人たちの想いに触れたときに、このロゴを思い出してもらえたら嬉しいです。
〈早稲田祭2022概要〉
【名称】早稲田祭2022
【主催】早稲田祭2022運営スタッフ
【日時】11月5日(土)、6日(日)
【開催場所】早稲田大学 早稲田キャンパス・戸山キャンパス・周辺地域
【早稲田祭2022公式サイト】https://wasedasai.net/
【公式Twitter】@wasedasai
【運営スタッフ公式Twitter】@staff_wasedasai
【公式Facebook】https://www.facebook.com/wasedasai.official
【公式Instagram】@wasedasai
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〈お問い合わせ先〉
主催:早稲田祭2022運営スタッフ
【早稲田祭2022に関するお問い合わせ先】
E-mail:info@wasedasai.net
【キャンパス入場チケット・企画観覧チケットに関するお問い合わせ先】
E-mail:campus_raijou2022@wasedasai.net