デザインチーム 埜村夏鈴が語る! ロゴに込められた想いとは
早稲田祭の象徴であり、テーマを体現する重要な要素であるロゴのデザインは、毎年異なる意味合いを持ちながら制作されています。早稲田祭2023では、前年ともテイスト異なる、赤紫とエメラルド色を使用したロゴに決定しました。ロゴに込めた想いやその制作過程をデザインチームのチーフを務める埜村夏鈴が詳しく語ります。
ロゴ制作秘話
___ロゴが決まるまでの経緯を教えてください。
まず、早稲田祭2023のテーマ(※)が「夢が咲く。明日に芽吹く。」に決定したことを踏まえ、ロゴデザインのコンセプトをどうするか、代表と話し合いを重ねました。その結果、「伝わる、湧き上がる」というコンセプトに決定しました。テーマの要素である「咲く」をコンセプトの「伝わる」が、「明日に芽吹く」を「湧き上がる」が表現しています。
そして、コンセプトに基づき、モチーフを考える段階に進みました。過去の早稲田祭のロゴは、太陽や文字のように、モチーフが一目で分かるデザインが多かったのですが、今年はコンセプトが「伝わる」と「湧き上がる」という2つの要素を持つため、モチーフの選定に苦労しました。最初は、「伝わる、湧き上がる」にマッチする「沸騰」をモチーフとして、ロゴのデザインを考え始めました。しかし、ラフ案が停滞し、完成予定日が迫る中で、ロゴデザインと並行して話し合いが進められていたキャッチコピーが「ユメヒビケ」が決まりました。キャッチコピー「ユメヒビケ」と「沸騰」というモチーフの整合性が取れなくなったので、一旦コンセプト以外の全てを白紙に戻しました。
再び代表との話し合いを重ね、「稲妻」がコンセプトに基づくモチーフとして決まりました。その後、稲妻をモチーフにしたロゴの案をそれぞれ持ち寄り、それらの中から一つに絞り込み、色や形、キャッチコピーとの整合性を検討しました。最終的には、代表やデザイン責任者の先輩と話し合い、ロゴが決定しました。
※早稲田祭では、代表が決定するテーマと、広報を担うメンバーで決定するキャッチコピーがあります。みなさんが耳にする「ユメヒビケ」はキャッチコピーです。
ロゴに込めた想い
___ロゴに秘めた想いやこだわりについて教えてください。
デザインチームでは、今年のロゴのコンセプトを「伝わる、湧き上がる」と設定しました。具体的には、「伝わる」という言葉は、早稲田祭という場で、躍動する人々、運営スタッフ、参加団体・参加者、地域で活躍する方々など、さまざまな人々の夢や情熱、想いが伝わる様子を指しています。この「伝わる」という言葉は、一対一の関係ではなく、多くの人々に情熱や夢、想いが伝わっていくことを意味します。その情熱や夢が伝わり、その伝わったエネルギーが人々の中で新たな夢や情熱、想いとなって湧き上がり、新たな気づきやきっかけ、機会が生まれるという連鎖を表現しています。さらに、早稲田祭2023が一種の集大成の場であると同時に、始まりの場でもあるという意味合いも含んでいます。
___ロゴで使用した色にはどのようなこだわりがありますか。
今年は赤紫色とエメラルド色を使いました。ユメがもつ衝撃と神秘性のイメージを重厚感のある赤紫で表現し、希望に満ちた始まりを解放感や創造性・若々しさを感じさせるエメラルド色で表現しています。この色を選んだ理由としては、「これしかない!」と思ったからです。
___ロゴの形はどのように決まりましたか?
まず全体を見て、咲き誇る花のような配置を意識しました。これは代表からいただいた「夢が咲く」というテーマに基づき、早稲田祭の場で咲き誇る多くの学生の様子を表現しています。その中心に配置した稲妻は、衝撃がドーンと伝わるイメージを持ち、これが「伝わる」という象徴として置かれました。
___周りの泡の部分について教えてください。
泡は、コンセプトである「湧き上がる」に対応したものです。それぞれの人にエネルギーが伝わり、新たな夢や情熱が湧き上がっていく様子を示しています。また、右下と左上の座標方向の配置が異なるようにしました。右下の泡は1人称視点であり、自分の心の中で夢や想いが膨らんでいく感覚を表しています。一方、左上の泡は3人称視点を表現しており、それぞれの心の中で湧き上がる様子を表しています。
さらに、稲妻を囲む4つのオブジェクトも、コンセプトである「伝わる」やキャッチコピーである「ユメヒビケ」に対応した配置となっています。
今年は入場制限がなくなり、本格的な対面開催となります。わたしたちが丹精込めてつくったロゴが早稲田祭2023のいたるところで見られると思います! ロゴに込めた想いのように、来場者や早稲田祭2023に関わる全ての人の「ユメ」が「ヒビク」祭となっています。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
〈早稲田祭2023概要〉
【名称】早稲田祭2023
【主催】早稲田祭2023運営スタッフ
【日時】11月4日(土)、5日(日)
【開催場所】早稲田大学 早稲田キャンパス・戸山キャンパス・周辺地域
【早稲田祭2023公式サイト】https://wasedasai.net/
【公式X(旧Twitter)】@wasedasai
【公式Facebook】https://www.facebook.com/wasedasai.official
【公式Instagram】@wasedasai
【公式YouTubeチャンネル】http://www.youtube.com/user/WasedasaiOfficial/about
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【公式マスコットキャラクター「わせだサイくん」公式Twitter】@wasedasai_kun
〈お問い合わせ先〉
主催:早稲田祭2023運営スタッフ
【早稲田祭2023に関するお問い合わせ先】