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【後編】卒業生インタビュー クイズプレーヤー・YouTuber 山本祥彰さん

前編でQuizKnockへの想いや早稲田祭、学生生活の思い出についてお話をしてくださった山本さん。

後編では、早稲田祭2023のキャッチコピー「ユメヒビケ」に関連して、山本さんのこれまでとこれからの「ユメ」についてお話を伺いました!


▼前編はこちらから
https://note.com/wasedasai_note/n/ne96d0eddf8d1

「ユメ」について

___早稲田祭2023のキャッチコピー「ユメヒビケ」には、早大生一人ひとりが持つユメが咲き誇る祭であってほしいという願いがこめられています。キャッチコピーに関連して、山本さんが学生時代に持っていたユメはありましたか?

そうですね。高校生くらいのときから、ずっと人を楽しませる、それこそエンタメ関係の仕事に興味を持っていました。僕の中では、エンタメがないと生きていけない、勉強よりもエンタメの方が大事なのではないか、という考えが少しあって。そういった意味で人を楽しませる仕事や、楽しいところから影響を与えられるような仕事に就きたいと思っていました。そういったざっくりとした目標はありましたね。

___サークルもその考えで「早稲田大学クイズ研究会」を選ばれたんですか?

いや、サークルはどちらかといえば楽しくて自分が好きなことをしたいと思って所属していました。

___小学生時代のユメはなんでしたか?

2つありました。1つは作家で、もう1つは学校の先生になりたいというユメでしたね。というのも、大好きな小説家であるはやみねかおるさんが、小学校教師をしながら小説を書かれていて、それに憧れていたんです。自分で小説を書いてみたこともありました。
___小学生時代に持っていたユメが現在に繋がったと思う時はありますか?
直接ではないですけど、絶対繋がっていると思っています。 小説を書いたり文章を読んだりしたところから漢字にハマりました。小説を読むことでいろいろな語彙を知って、その語彙を漢字で書けるという面白さに繋がって漢字を勉強するのが楽しくなったんです。
___私たち学生がユメを持つことの良さは何だと思いますか?
小さい頃からのユメや何かになりたかったという憧れが、人生の中の大事な決断をしなければならない時の重要な判断材料になると思っているので、それが良さではないでしょうか。小さい頃だけでなく、今やっていることに対してのユメでも、どういうことがしたい!ということを考えておくと、何かを決断する時に大きな指標になるのではないかと思います。


___学生時代のユメについてお話を聞かせていただきました。それでは、現在持っているユメはありますか?
ユメというか、目標にしていることがあって、一人でも多くの人に面白いものを届けたいという気持ちがずっとあります。具体的なことで言うと、QuizKnockで実店舗を持ちたいです。店舗を持って直接交流ができるようにして、刺激し合える空間ができたらいいなと思っています。今までYouTube上とかWebを介してのコミュニケーションが多かったので、対面でのコミュニケーションももっとしたいと思います。実現可能性が未知数なので、そういった意味でもユメという感じですね。
___もし実現したら実際にQuizKnockの方たちに会ったりお話したりできるということですよね!
そうですね!
___素敵です! そのユメを実現するために、目標にしていることや具体的にやっていることはありますか?
最初に言った、一人でも多くの人に面白いものを届けたいという気持ちは、僕が面白いことを知っていなければならないという前提の上に成り立っていると思います。だからこそ、僕は常に面白いものを探そうという気持ちを持って生きています。
___大学で学んだことがクイズの活動に繋がったようなこともありますか? 学んだことが出題されるとか。
あります。そういうときこそクイズをやっていてよかったと思う瞬間だと思っていて。 理系の学部で勉強したことが社会に出て役立つためには、研究の道に進むしかないと考えている方も多いかもしれません。ですが、クイズっていろんなジャンルの問題が出題されるので、理系の問題もいっぱい出るんですよ。そこで大学で勉強したことが役に立つのでラッキーだと思っています。
知識単体だけでなく、ロジカルに考える力も役立っていると思います。例えば、謎解きをつくるにあたって必要十分条件を考えたりもするんです。謎解きって、基本的にはルールをつくってそれを読み解いてもらう問題なんですけど、ルールが必要十分条件を満たしていないと謎解きとして成り立っているとは言えないんです。そういうところを考える必要があるので、ロジカルな考え方が役立っていると思います。
あと、わかりやすい問題文の作成にも、レポートを書いた経験が役立っていますね。レポートを書く際に、自分の考えていることをしっかり言葉にして表すことが必要なんですよね。同様に、クイズをつくる際には、文章の中から大事だなと思うところを抜き出して正しい順番に並べて正しい日本語で出題することが必要です。なので、レポートの文章をたくさん頭で考えて書いてきたことがクイズをつくる際に活きているなと思います。やはり頑張ってきたことは無駄にならないんだなと思います。
___反対に、大学生活で後悔していることはありますか?
その質問、いいですね。大学生活で後悔していることか。いやこれあるんですよね。もっともっと勉強しておけばよかったと思います。
___ ええー!
これは意外とそうで、僕はクイズを結構頑張っちゃったんで。授業も効率よくやってはいたんですけど、今思うとあんなに学べるチャンスがある時間って意外となくて。大人になって社会に出て行くと、意外と自分のために学ぶことのできる時間がないことに気づくんですね。なので、あの時もっと学んでおけばよかったと思います。特に大学は教授が自分たちのために時間を割いて教えようとしてくれる。そんな環境ってなかなか無いんですよね。だからこそとても貴重で、もったいなかったなと思いますね。もっとちゃんと全部聞いておけばよかったという気持ちがあります。いつからでも学ぶことはできるので遅くはないんですけど、気がつくのが遅かったなと思うので、もう一回大学で勉強したいなと思いますね。
___私たちももっと勉強しないとですね。

最後に


___ 最後に、ユメを追いかける今の早大生に向けてメッセージをお願いします!
自分の気持ちに正直になって全力を出せば、結果はついてくるのではないでしょうか?ということで、全力を出してみてください!
___ お忙しい中、素敵なお話をありがとうございました!


山本祥彰さん
知識集団「QuizKnock」に所属し、クイズプレーヤー・YouTuberとして活躍。1996年埼玉県生まれ。早稲田大学先進理工学部卒。高校3年生のとき、全国高等学校クイズ選手権の全国大会に出場した。大学在学中も早稲田大学クイズ研究会に所属。漢字好きとしても知られ漢検1級を取得している。

〈早稲田祭2023概要〉
 【名称】早稲田祭2023
 【主催】早稲田祭2023運営スタッフ
 【日時】11月4日(土)、5日(日)
 【開催場所】早稲田大学 早稲田キャンパス・戸山キャンパス・周辺地域
 【早稲田祭2023公式サイト】https://wasedasai.net/
 【公式X(旧Twitter)】https://x.com/wasedasai
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