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【EU4マルチAAR】4.暴Persia膺懲

AI教皇猊下、大暴れ

 Discordで通話がもう始まっているのに、教皇領の中の人が一向に来ない。でもオンラインでEU4を起動している様子。これはつまり……寝落ちである!

代理AIの悲しい行動ランキング第一位。勝手に黄金時代発動。

仕方ないのでAIを入れて始めるも、哀れ教皇領はプレイヤー間戦争の気配など全くない西欧にあって黄金時代を発動し、

時流に丸一世紀遅れた影の王国で自らの拡張先を潰してしまった。この時点で、教皇領はイタリア半島をほとんど統一していたが、豊かなイタリアの大地から湧く大量の人的資源と金はどのプレイヤーに向けられるのだろうか。

嵐の前の静けさ

 17世紀初頭はポーランド分割の時代であって、先んじてプロイセンと取り決めておいた。すなわち戦後のポーランド東部国境と同じカーゾン線での分割である。
 
まずリトアニアを殴り、講和直後に警告で再び殴るといったズルかしこい戦略によってオスマンなどの介入を許さず足早に解体していく。

ポーランド=リトアニア=スウェーデンの同盟には原作では散々苦しめられた(動乱時代)が、露独合作の前には風の前の塵に同じである。

ロシアが西方国境の画定にいそしんでいる頃、卑劣なるペルシアは最貧国のかわいそうなエチオピアを債務の罠に陥れていた。エチオピア領ジブチ港を99年間租借でもするつもりだろうか。許容できない! 暴虐なるペルシアを許すな!!

真相は、必ず返すからとお金をせびったエチオピアが方々から借金して、首が回らなくなったただの自業自得である。

イスファハーンにおわすシャーの憤りは、怒髪、天を衝くといった勢いであろう。にしても開戦事由「借金の踏み倒し」なんて初めて見た。

百年「交渉」遂に終結

西欧情勢。フランドルはイギリスの属国で、イギリス海峡ノードをほぼ完全に掌握している。

 世界がアビシニア債権危機の行く末を占う中、ひっそりと英仏海峡の国境線について双方が合意したようだった。

結局両国は一度として干戈を交えることなく、ノルマンディーがフランスに譲渡され、カレーとイギリス海峡ノードの低地地方は依然ロンドンに忠誠を誓うこととなった。

決着するまでの150年間は、イギリスはグレートブリテンルートのミッションが全く進まず強力な補正の数々を受けられないし、フランスは中核州を国外に抱えたまま交易収入を吸われて、双方共に不利益を被っていた。

特にフランスはこの序盤の手痛い停滞のせいで終始低収入に甘んじる羽目になり、マルチプレイ終盤まで金策に腐心することになるのである。

中間報告(1625年)

 この日のプレイは以上である。……本当に、これだけで終わり。あまりにも内容が無いようなので次週プレイ分とまとめてプレイレポート1回分とした。許せ。

派手な出来事は無かったけれども、着々とAIの淘汰が進んでいる。我がロシアはリトアニアとスウェーデンを蚕食し、タクラマカンからモンゴルにかけての辺境地を整備。また、あまりに進出が遅いとインド分割協定を反故にされそうだったので属国パンジャーブを作成して牽制しておく。
プレイヤー国家を強調した版(プロイセンプレイヤー制作)。南米と豪州が汚すぎるからなんとかしてくれ。マジで。
ペルシアのミッションによる絹価格上昇により、同国(とおこぼれを貰った日本)の収入が爆発。一方でフランス、エチオピア、プロイセンの青いマップカラーの3か国の収入は目を覆いたくなる惨状である。これを逆青いバナナと呼ぶことにしよう。

日西戦争

 1632年、ひっそりと日本がスペインに宣戦布告。ミッションの都合で中華リージョンを治める必要があったものの、台湾北部に1プロビ入植されたのが受け入れられなかった模様。

スペインは守れるはずもなく、すぐに降伏して台湾を差し出して講和となった。

第二次トルキスタン戦役 兼 ペルシア包囲網戦争

 前回のプレイレポートにこのような一幕があったのを覚えているだろうか。

ロシア「オスマンさん、ペルシアが貴国と同盟破棄するらしいよ」
オスマン「ペルシアはズッ友だと思っていたんだけど……」

ロシア「アラビア半島欲しくない?」
エチオピア「ほしい!」

ロシア「コロマンデルノードはイギリスに属するべきだ」
イギリス「セイロン島以外も欲しい!」

ノード上流のペルシアとバスラノードを抑えたいオスマンと、アクスム変態のためにアラビアの州を獲得したいエチオピア、そしてロシア帝国の慣習的領土を回収したい我がペテルブルクが組んでペルシアを誅しよう、ということである。

なお、ロシアとペルシアの同盟/同志国がすべて参戦すれば、「ロシア・オスマン・エチオピア・グレートブリテン・プロイセン 対 ペルシア・日本」という構図になるところだったが、グレートブリテンが中立ならば日本も参戦しないとの約束を取り付け、互いの陣営から日英を抜いた戦いとなった。

というわけで、運よく規律10%のイベントを引いてから満を持して、1637年に囲んで宣戦布告した。

ロシアの規律は132.5%。内訳は、時限イベント+10%、軍質アイデア+5%、攻勢アイデア+5%、顧問+5%、正教会イコン+5%、絶対主義50%で+2.5%。対するペルシアは131%だが、射撃ダメージ増加と被射撃ダメージ軽減があるので侮れない。同盟国は残念ながら紙耐久。

主戦場は主に3つで、中央アジアおよびカフカス山脈方面、イラク方面、ペルシア湾南岸方面である。それぞれロシア、オスマン、ペルシアが担うことにしたがこれが最大の失敗であった。

そもそもロシア単体では量質兼ね備えたペルシアに対抗できない。

メルヴの戦い(1643)。ペルシアミッションによる領土内ダイスボーナス+1と城壁+1で歯が立たない。
マシュハドの戦い(1649)。領土内ボーナス+1、城壁+1に加え地形ペナ-3がのっていたので実質-5のペナルティである。この世の終わり。

当然オスマンも対抗できず、わずか1/6のペルシア軍相手に大敗する事態となった。

ムカッラーの戦い(1654)。

合流してまだペルシアと張り合えるロシアの軍質をオスマンとエチオピアの軍量で支えればまだ戦えたかもしれないが、完敗である。

1658年に我々の同盟側の負けで講和。オスマンがメソポタミアとアナトリア南東部を失い、エチオピアも後退を強いられた。

一方、ロシアは領土の1インチたりとも失わず、ロシア帝国化ディシジョンのための屈辱付与を許可してもらえたわけである。正直インド利権の一部を譲渡でもしておけばよかったかもしれない。このあたりはペルシアプレイヤーのロマン理解に助けられた。ありがとうペルシア。

この戦争での勝者は明らかにペルシアとロシアであり、戦争しようぜと唆された挙句自分らだけ領土を失ったオスマンとエチオピアから恨まれるのは火を見るよりも明らかであろう。

ロシアの強ディシジョン&強ミッション。政府改革ではコア化&開発度-10%や月間自治率-0.05%などの補正がもらえ、技術グループを西洋にできる。最終的には軍隊も西洋ユニットに置換され、規律+5%や統治効率+5%の恒久バフがつく。DLC「Domination」で追加された屈指の強ミッション。

突き崩せぬペルシアの牙城

 今日のプレイは大戦争が終わった時点でお開きとなった。ロシアは中央アジアとカフカスを奪還する正当なる使命の下に動くわけだが、それが果たされるのはまた今度。多分ね。

収入で独走するペルシア。ノルマンディー返還でミッションが進んで収入が伸びたグレートブリテンが追う展開。ロシアと日本が食いつき、幾分か離されて地中海トリオ。後は「逆ブルーバナナ」の3か国である。
開発度の割に収入が高いのがグレートブリテン。収入の割に開発度が低いのがロシア。どちらも高いのが日本とペルシアで、どちらも低いのが青い国々。

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