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【EU4マルチAAR】5.世界大戦の時代

前回のあらすじ

・ノルマンディーがフランス領になった
・ペルシアがロシアオスマンエチオピアプロイセン相手に勝利した
・ペルシアが強すぎて誰も勝てない

ラストフロンティアはエジプトにあり

 エジプトは長らくオスマン帝国のエヤレトであったが、ペルシアの独立支援のせいで独立欲求が100%に貼りついていた。

そのためオスマンはエヤレトを攻撃することを決断。これはつまりペルシアがムハンマド=アリーを送り込んだという認識でよろしいか?

オスマンにとってはほぼ唯一の非プレイヤー国家拡張先である。

エジプト戦にはペルシアとエチオピアも参戦した。エチオピアの参加には重大な意義があって、先の対ペルシア戦で失った領土以上のものをエジプトから得られれば、アクスム王国再興の条件を満たすことができるということである。

エジプトは原作なら英仏の支援を受けてシリアを占領できたものの、プレイヤー3か国に抗えるはずもなく降伏。エチオピアはアラビア西岸での領土拡張に成功し、晴れてアクスム王国となった。

1668年にアクスム再興。西アフリカ内陸部(カツィナノード)を確保したのは良いが、ザンジバルノードの南半分がグレートブリテンに取られたのが痛い所。

アクスムは後に「第二ご主人様」ことペルシアの圧力を受けてゾロアスター教に改宗してしまう。アブラハムの宗教を棄てるということは、ペルシアと日本以外の全てを敵に回すということである。

Great War

 それから各々が内地開発に勤しんだりAI国家虐めに精を出していたが、ローマから耳寄りな情報が届いた。

神の王国「オスマンに宣戦するつもりはありますか? うちは行きます」
ロシア「あります」
ロシア「オスマンはアゾフとクリミアをくれると言ってるけどグルジア方面も欲しいし」
神の王国「うちもダルマチアが欲しいので1692年の正月に行こう」

神の王国「オスマン帝国は不当にも『イタリア語』の聞こえる土地を所有しています。これは、いけない」
ロシア「コンスタンティノープルは先祖代々クリミアに住む『ロシア人』を迫害しています。これは、いけない」

と「オスマン・アクスム・スペイン 対 神の王国・フランス・ロシア」の構図となったが、ここに待ったをかける国が一か国。

ペルシア「うちも聖下にお呼ばれしたんでオスマンに宣戦します!!」
ロシア「え!? 味方側とはいえペルシア来るのは聞いてないんだけど」
アクスム「そのハイエナはやってんねえ」

「オスマン・アクスム・スペイン 対 神の王国・フランス・ロシア・ペルシア」

神の王国「え、なんで来たの」
ペルシア「あなたが呼んだんじゃん!」

誘った張本人たる神の王国から拒絶されて一転して世界の敵になってしまう哀れペルシア。ロシアはペルシアをヘイトの盾として、こっそりとしかし着実に自らの利益を確保するべく軍をセヴァストーポリ要塞に進めた。

オスマンは400kの陸軍と300隻もの海軍を抱えており、世界屈指の軍量を誇っていたことは間違いない。しかし肝心の陸軍規律は120%程度。

ペルシアとロシアは常に緊張状態にあって互いに軍質特化で来たので規律はそれぞれ140%と135%。士気も7.4と6.9で世界一位と三位なのでオスマンが勝つには難しいと判断したのだろう。

海軍軍質は高いとはいえこんなに陸上国境が広ければどうしようもない。ロシア・ペルシアとは速攻で講和して西の脅威に対処することになった。

ロシアはこの戦争でロストフ=ナ=ドヌー、クリミア、アブハジアを掌握した。アブハジアを要求に加えたのは、攻撃側ダイスペナルティ-1がつく高地地形で、カフカス山脈西側の防衛の要になるためである。

カルロヴィッツ条約?

さてこれでオスマンの戦線は1つに絞られたが、士気の高いフランス軍相手には随分と苦戦している様子である。

ブディンの戦い(1694)。数に勝るオスマン軍をフランス=神の王国連合軍が蹴散らしている。

ドナウ川まで撤退することを余儀なくされたオスマン帝国軍。ムスタファ1世の命運も尽きたか。

そう思われた矢先、待望の援軍がマルマラ海を渡りルーメリに上陸した。中立国グレートブリテンか……? 遠路はるばる皇軍(李家)がやって来たのか?

否、ペルシア軍210kとロシア軍30k(コンドッティエーリ)である!!

各国がドンパチやってる中、眠れるプロイセンも神の王国側で介入。プロイセンは無益な前回の対ペルシア包囲網戦争に連れまわされた遅れを取り戻すべく、恩義でロシアを呼び出して急速にドイツ諸侯を併呑していた。

ペルシアはクルディスタンを確保して西の国境を固めたが、直後アクスムの嘆きを聞いてオスマンに与することを決めたらしい。曰く、「オスマンがロシアや神の王国によって解体されるのは見過ごせないが、アクスム一国ではどうにもならない」と。

ちなみにアクスムは50kで神の王国辺境伯領モロッコ軍30k相手に大敗を喫していた。アクスム軍の士気4.7って何???? メンアットアームズ相手に鷲の戦士で頑張るようなものである。

フリウリの戦い(1698)。量も質もペルシア=オスマン連合軍が優越している。

ペルシア軍は怒涛の勢いで丘陵要塞を突破し、豊かなロンバルディアの平原を蹂躙していった。サラミスの海戦のような打開策もなく打つ手なしと、ロシア・ペルシアにはしごを外された神の王国は降参。第三極の介入で終戦したこともあって、大した領土交換もなく終わってしまった。

両軍合わせて330万人死亡した。この時期に死んでいい人数ではない。

結局得をしたのは局外中立を貫いた海軍国家の2か国と、またしてもロシアとペルシアである。

奇しくも講話は1699年に実現したが、これは史実においてオスマンのキリスト教国に対する優位が覆ったカルロヴィッツ条約締結と同年であった。敵多きオスマンはダイエットに成功してしまうのか、大国間の亀裂に付け入り劣勢を避け続けられるのか、プレイヤーの腕の見せ所である。

ロシアとペルシアはいがみ合っているように見えて裏で繋がっているのではないかとどこか典型的な陰謀論を彷彿とさせる失礼な言論も聞かれたが、全くの事実無根でエスファハーンは我が不俱戴天の仇である。

世界情勢

オーストリア、ミャンマー内陸部とアフリカ大湖沼付近以外は分割された。ロシアがハドソン湾に入植しているのはイヌクシュク移転のためであるが、もう冬宮にあるので用済み。
プロイセンは開発度で世界三位に成り上がった。まだ軍事化が貯まっていないので変態しないが、ドイツ変態の条件は満たしている。

次回予告

増加するのか、トルコの退廃!
再度アクスム、無様大敗!
ロシアペルシア、三度目戦争!
フランス革命、パリ炎上!


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