【EU4マルチAAR】6.革命の行く末
前回のあらすじ
・ペルシアがタコ殴りにされるも包囲者を撃退し勝利
・オスマンがタコ殴りにされ、ロシア・ペルシア・アクスムに譲歩
・神の王国がタコ殴りにされ、バルカン半島での戦略が頓挫
第三次トルキスタン戦役(1705-12)
先の世界大戦の6年後、再びロシアとペルシアの緊張が頂点に達し、また戦端が開かれた。今度はタイマン。ロシアの要求はメルヴを含むトルクメニスタンの割譲である。
サマルカンドノードは両者にとって極めて重大な意義を持つ場所である。ロシアに月間1,000ダカットもの交易収入をもたらしている源泉はインドの富で、それを流すためにはこのノードを経由することが必須である。
ペルシアにとっては最大の敵ロシアの妨害はもちろん、全インドの富のほとんどをペルシアノードに流せるようになり、かつゾロアスター教の聖地ボーナスを獲得できるようになるためきわめて重要だ。
7年間も戦ったものの、お互いに相手領内で戦闘して勝てる見込みはなく膠着を迎えた。ペルシアに蹂躙されていた頃からの大成長である。
結局ロシアがはした金を差し出して和平。空虚な敗北のために250万人が死んでいった。そんなの気にも留めずまたすぐ侵略を開始するんだけどね。だってロシアだし。
ロシア帝国内情暴露
ここでAARらしく内政の紹介。まず軍質だが、規律135.5%が安定して出せる規律としてはロシアの最大打点となる。内訳はミッション報酬+5%、軍質+5%、攻勢+5%、軍質経済+5%、顧問+5%、イコン+5%、110%の絶対主義(革命対応ミッションの報酬により絶対主義効果最大値+10%が付与)+5.5%である。
取得アイデアは交易、軍量、経済、軍質、攻勢、インフラ。序盤は金策と後々のポリシーのために交易アイデアを採用。後は軍質軍量勝負となるマルチでいずれ取ることになる軍量、軍質、攻勢、経済を適当に取っていった。
早めに経済アイデアを取っておくと、序盤で生きる税金の補正がおいしいのはもちろん、技術レベル11/14/16での工場ラッシュの際に開発度1も貰えてお得感がある。強いかは知らん。
教科書に載らない歴史! ステンカラージンは女真族だった
多分領有州のステップ地形で反乱が発生するので満州まで飛ばされたステンカラージン。極東には陸軍がいないのできちんとヴォルガ流域で蜂起してほしいんですけど……。
世界の侮辱工場
どこのことかって? もちろんペルシアだ。
ナポレオンよりはましさ
イングランド王冠はテューダー朝の断絶以来、長年Lopukhin家とかいう訳分からんロシア貴族が戴いていたが、テューダー朝の生き残りが発見された。それがここ、フェルナンドポー島に流されたスウェーデン王。
バスティーユの嵐
革命の中心地が湧くより早い1712年、許容できない知らせがロシアの支配階級らを震撼させた。パリで由緒正しきヴァロワ朝の統治者が断頭台の露と消え、ロベスピエールなる革命家がテロルにより王が治めるべき土地を支配しているらしい。
しばらくすると原作よろしくロベスピエールも処刑され、世界史の超有名人ナポレオンが現れるが、君主なき国家という異常な体制を誰が擁護できようか。解放者気取りの「革命家」を分からせなければならない。そうロシア女帝は考えた。
ここでおもむろに軍質比較。一時的な20%のバフと、ぶっ壊れミッション「教育改革」の報酬で先行ペナルティを無視して15年早く軍事技術を上げたため、士気は圧倒的な8.48。名高い革命フランスの士気をも凌ぐ最強軍質である。
憲兵、出動
事前に考えていたゲームプランは、ロシアで革命が湧いたらそれを受容し干渉戦争を耐えぬく、湧かなかったら反動ロールプレイに徹するというものであった。
さて、同年に革命の中心地がプロイセン王国領アーヘンにスポーンした。ロシア帝国には湧かなかった。これはフランスにとっては非常に悪い知らせである。
ロシア「フランス帝国とロシア帝国は露仏協商を結んでおり、互いが攻撃された際に相手に与し戦う約束があるというのは周知の事実である。」
ロシア「しかし、悪逆なるフランス共和国は我が朋友ルイ18世を処刑してしまった。これは皇帝及びフランス帝国への攻撃である。」
ロシア「我が友好国家たるフランス帝国レジームの復活を求め、共和主義者に掣肘を加えます!!」
パリ燃え
このロシアによるフランス攻撃はやりすぎだと評判が悪く、時間をかければ他国に干渉や寝返りの余地を与えるおそれがあった。そのため急いでメトロポリテーヌからトリコロールを排除する必要があったのだが……。予想より遥かに早いわずか開戦半年余で首都陥落。これが電撃戦ってやつですか?
それもそのはず、フランス軍の大部分はウトラメールに駐留していたのである。
ちなみにアクスムは半数のモロッコ=トレムセン連合軍相手に潰走していた。よく今まで西アフリカの現地国家相手に戦えていたな本当に……。
ワーテルローはスイスにあった
15年1月に最大の決戦がフランス属領スイスのイーランツで発生した。此方はプロイセン=ロシア連合軍22万、敵は26万の大合戦であった。
軍量差と渡河+山岳で-3の地形ペナルティをものともせず、圧倒的な士気と規律差で蹂躙していく。この瞬間が楽しくてEU4をやっているまである。
ここに、100年早いワーテルローは決着した。ナポレオンはロシア領ハルマヘラにでも流してやろうか。
泣きっ面に蜂との言葉もそのままに、ここでフランスプレイヤーのマウスの電池が切れてしまった。買いに行っている間に交渉をまとめておく。各国がフランスの解体を望まなかったため、またタレーランが頑張ったのだろうか、比較的穏当な内容に落ち着いた。
世界情勢
次回予告
革命は終わった。反動ロシアとその同盟国の勝利である。しかし、かつての同盟国の絆はペテルブルクの傲慢な振る舞いによって瓦解しつつある。未来の覇権は誰の手に渡るのだろうか。執筆時点でまだプレイしていないので本当に誰も分からない。年明けのどこかでやります。