令和6年度 事例企業取材のウラ話(長崎県編)
「明日長崎行こうか」
山口先生のその一言で、翌日日帰りでの長崎出張が決まった。
本試験当日からわずか2日後のことである。
TBC受験研究会では2次試験が終了し、試験問題を入手した瞬間から、山口先生を筆頭に出題企業の特定作業が始まる。
令和6年度事例Ⅱの事例企業として、長崎県にある「有限会社マルヒロ」という会社ではないかという情報があがってきたのである。毎度のことであるが、山口先生の意思決定の早さ、行動力には驚かされる。
今回の事例企業である有限会社マルヒロ様は、長崎県東彼杵郡波佐見町というところにある。
翌日、山口先生と羽田空港で待ち合わせ、長崎へ向かった。
今回は、羽田空港から福岡空港まで飛行機で飛んだ後、レンタカーで長崎県の波佐見町まで向かうという行程である。飛行機は2時間程度、レンタカーは1時間半程度であり、九州の端っこまで行く割には、意外と早く着くんだなという印象だった。レンタカーの運転は私の仕事である。
途中で昼食や休憩を挟みつつ、15時ごろに目的地である店舗に到着した。
波佐見町はどちらかというと山に囲まれた自然豊かな場所にあるのだが、そんな中で「ここは原宿か?」と思うくらいにスタイリッシュな建物が目の前に現れた。それがマルヒロ様の直営店舗だった。
店内には、伝統的な陶器から現代アートのような陶器まで、多種多様な陶器が展示陳列されており、美術館に来たかのような雰囲気だった。
中庭には子供が遊べるようなスペースもあり、家族で来ても楽しめそうだ。
私たちが訪問した週の週末にNetflixとのタイアップイベントが開催されるとのことで、店内ではそのためなのか工事が進められており、従業員さんもどこか忙しそうだった。
社長は中庭で何か打ち合わせをされていたので、山口先生と私は店内を見て回ったり、併設されているカフェスペースでコーヒーを飲んだりしながら待たせていただいた。もちろんコーヒーは波佐見焼のマグカップで提供してもらえる。
そうこうしているうちに、社長が打ち合わせから戻ってきた。山口先生がご挨拶をしている間に、私はカメラなどの機材を組み立て、撮影の準備に入る。取材後に「実は撮れてませんでした」なんてことになれば、目も当てられないので、この準備の時間が実は一番緊張する。慎重かつ急いで撮影に入らなければならない。
社長と山口先生の対談が始まった。すでにご覧の方も多いと思うが、この対談の様子の一部はYoutubeにアップされているので、チェックしてほしい。
これも毎度のことだが、山口先生の話の引き出し方、つなぎの話の引き出しの豊富さは圧倒的で、ただただ凄い。考える時間もなくスムーズに話が進んでいく。社長も快く取材を受けてくださり、終始和やかな雰囲気で対談は進んでいった。私はカメラがぶれないよう、「自分は木である」と思いながらカメラを構えていた。
30分程度の対談を終え、最後に恒例の写真撮影をしていただいて、17時ごろ無事取材が終了した。山口先生におみやげとしてマグカップとプレートを買っていただいた。
さて、あとは無事に東京に帰るだけである。飛行機は最終の21時ごろ発なので、余裕はあるものの油断はできない。来た道を帰りつつ、山口先生は車中で動画を編集していた。
19時ごろ福岡空港へ到着。空港で博多ラーメンをごちそうになった。そこで、私が最終の飛行機だと終電に間に合わないということに気づき、急遽一本早い便に変えて頂いた。その節は大変申し訳ありませんでした。
少し出発までまだ時間があったので、ラウンジでビールを頂いた。アサヒ、キリン、サッポロを1杯ずつ飲むという、絶対に飲食店ではできない経験をさせてもらい、福岡を飛び立った。
離陸が20分程度遅れるというトラブルはあったものの、パイロットが頑張ってくれたのか予定とほぼ変わらない時刻に羽田に到着し、無事にこの日の全行程が終了した。
なお、今も波佐見焼のマグカップでコーヒーを飲みながらこの記事を書いている。
最後に、今回快く取材を受けてくださった有限会社マルヒロ様のオンラインサイトを紹介させていただきます。オンラインショップも充実しているので、興味がある方はぜひ覗いてみてください!サイトを見ただけでもおしゃれな雰囲気が伝わってきます…!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。