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どらま館制作部週間02を終えて~その3

こんにちは!どらま館制作部スタッフのかなです。

今回は、制作部週間02最後の振り返り記事として
『どらま館読書会』『うらかたり』
の2つの企画を、企画者のコメントと共に振り返っていきます。


どらま館読書会

8月5日(木)に開催された どらま館読書会──『美術手帖2021年4月号「アーカイヴの創造性」』を振り返ります。

企画者からのコメント

どらま館読書会は、読みたい人が集まって読みたい本を読んでいます。今回は初めて雑誌を扱ったこともあり、「読みたい」という関心の幅が広く、話題も多岐にわたった印象でした。美術雑誌で「アーカイヴ」を特集した号でしたが、思いのほか「演劇」や「劇場」の話も多くあがり楽しい回でした。今回に限らずですが、なにか感想などを伺ったときに「語彙力がないので」とか「言葉が苦手で」と前置きを入れる方が多く、司会進行や「読書会」という立てつけが、なにか高い要求をしてしまっているのではないかと思うと非常に申し訳ないです。ただだれでも何かは読んでいて、何かは思っているはずです。前後はよくわからないけど「…良い…」と書かれていて、「私はよいと思えない」とか「何がいいのかわからない」とかでも十分読書会ができます。前置きを入れたくなっちゃう人ほど今後の読書会に参加されるのはおすすめです。(浜田)

今回の読書会では、コメントにもあるように初めて雑誌を扱いました。
作品や活動を未来に残していくための営みがテーマの雑誌となっており、対談からインタビュー、「アーカイヴってそもそも何なの?」という疑問に答えるセクションまで様々な形式の記事が載っているのが特徴です。

参加者が興味を持ったセクションやアーカイヴの捉え方もそれぞれで、考えや印象に残った部分を共有しながら、多角的にアーカイヴについての理解を深めることができました。特に、岡田利規さんのインタビュー記事を読み進めた際には、コロナ禍における演劇のアーカイブの在り方についての議論が盛り上がりました。

どらま館読書会は、自分の中で考えがまとまりきっていなくてもそれを受け入れ、参加者全員で考えるというスタイルで進行します。じっくりと丁寧に題材を読み進めるため、「私、置いていかれているな...」という不安を感じることがなかったのが印象的でした。

今後も『どらま館読書会』は随時開催予定です。
読書会がはじめての人も大歓迎です!安心して参加できると思います。

Twitterで情報を更新していますので、気になる方は是非チェックしてくださいね。


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画像:美術手帖HPより


うらかたり

8月4日(水)〜8月9日(月)の制作部週間02の間、毎日更新した演劇の裏方の仕事やその魅力を紹介する記事企画『うらかたり』を振り返ります。
今回は技術班のメンバーに加え、早稲田演劇サークル関係者の皆さまにも執筆にご協力いただきました。

企画者からのコメント

前回の制作部週間に立ち上げたnote記事企画「うらかたり」の続編として、今回は中西・渡部の記事に加え、演劇研究会の川合凜さん・佐久間喜望さん、劇団森の藤本エイスケさんによる記事を公開しました。照明・制作・映像と、それぞれの仕事についての説明や自分なりのこだわりを詰め込むことで、演劇が立ち上がるまでの過程をより立体的に想起することのできる記事が並んだと思います。さらに、スタッフワークに関する知識はもちろん、早稲田演劇にスタッフとして携わる方々の人となりを知っていただく機会を作ることができたという点でも、企画として少しずつ前進してきたと感じています。
今後は、より多くの方に記事を読んでいただくこと、そして早稲田演劇におけるスタッフワークのアーカイブとして残すことを目標に、企画を継続・発展させていきたいと考えています。(渡部)

制作部週間01に更新した『うらかたり』第1話から第6話では、主に照明に関する裏方の仕事のノウハウや魅力についてお伝えしました。
今回は照明に加え、映像や制作に携わる方々にも記事を執筆していただき、より幅広い視点と内容を盛り込んだものとなりました。

具体的な公演の写真とともに、仕事をする際の心がけや注意しているポイントなどを知ることで、ひとつひとつの作品に、熱意やこだわりが詰まっていることを改めて実感しました。
私自身、舞台は”観る専門”の立ち位置なのですが、この記事を読むことで、鑑賞する際に舞台上の細かい部分にも注目する意識が生まれ、より一層演劇を楽しむことができそうだと感じました。

『うらかたり』は、すでに裏方仕事の経験がある方にはとても参考になる内容であることはもちろん、全く知らない人も新たな視点や知見を鑑賞に取り入れることができるのでおすすめです。

過去記事もこちらからぜひご覧ください!

コメントにもあるように、早稲田演劇におけるスタッフワークのアーカイヴを目標にこれからも『うらかたり』は継続予定です!

終わりに

8月に開催した『どらま館制作部週間02』の振り返りはこれにて終了となります。

次回の制作部週間は10月に開催予定です。
noteのほか、TwitterHPにて情報を発信していきます。

お楽しみに!



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