うらかたり 第3話
裏方が語る舞台の裏側の物語『うらかたり』と題して、どらま館制作部技術班の渡部と中西が、制作部週間内で毎日更新するnote記事企画。
第3話は、前回に引き続き渡部が担当します。
本日も「まちぼうけ」のお話です☺︎
今回はゲネ写真ではない写真も添えてお伝えします〜
これは街某家の入口です。FPC (💡光を四角く切り取ったり、goboと呼ばれるプレートの柄を投影できる小さな灯体です)とPAR36(よく学校の体育館などにある、パーライトと呼ばれる灯体です。数字は「電球の直径(インチ)×8」になっています。)を組み合わせて日光と木の影を表現しました。
美術さん、小道具さんとのコラボシリーズです。1枚目のランプは、美術さんが編んだランプシェードに電球を固定して、バトンから吊りました💡 2枚目は、美術さんと川越に行って見かけたガラス張りの棚を参考にして作りました。天板を二重にしてもらい、その間で配線し、さらに後ろのパネルにあけてもらった穴からコードを出して天井の回路ボックスに繋げてあります!
小道具さんも映える中身をセレクトしてくれて、良い感じの棚になりました✌️
窓からさす光の表と裏です。
Source-Four (💡光を四角く切り取ったり、模様が彫られたgoboと呼ばれるプレートを入れることで、柄を投影したりできる優れものの灯体です)で模様をつけることで、机の上に少し影がでるようにしてあります。
PAR36に、ピンク・青・黄色の3色をつなぎ合わせたフィルターを入れました。2人の補佐に「色選んで繋げといて〜」と任せたところ、めちゃくちゃ丁寧に作ってくれました...
客入れ・客出し明かりです。お客さん入れないけども...。完全に私の趣味で色を決めましたが、可愛くなったので気に入っています。
客入れのワクワク感が恋しいですね🥺
さて、これまで3回、あれこれ語ってみましたがいかがだったでしょうか?
照明プランには正解がありません。それが難しいところでもあり、自由で面白いところでもあるんですよね!ちょっとでも照明に興味を持って頂けたら嬉しいです!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
明日からは中西が担当しますので、お楽しみに〜☺︎
【写真:コトデラシオン様、犬飼朋花様、沖田大悟様、フジモトエイスケ様、高場航大様】