1/16 どらま館制作会議室「稽古場を再演する」を試演する
こんにちは。どらま館制作部の宮崎です。
どらま館制作部は、どらま館にそれぞれの演劇の関心を持ち寄って自由に話し合いができる場所を用意したいと思っています。
その試みのひとつとして、今回は「稽古/稽古場」をテーマに絞って、話し合いの方法を検討するセミクローズドな企画会議を実施します。
企画概要
稽古や稽古場について意見を交わすための準備として、検討するための素材の用意と問題意識が生まれるようなワークを考案したいと思っています。
今回は、自分たちの稽古/稽古場を素材にした「稽古場を再演してみる」というアイデアで、自分たちを一度取り出して何に気が付くか、何が話せるかを調べます。
「稽古場を再演する」
☛ 事前準備
・稽古場の様子を映像に記録する
・再演用に素材を準備する
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☛ 当日の検証は、ここから
・稽古場で起こった言動を振付として「再演」する
・どらま館スタッフを交えた「再演」感想会の実施
演出や演技の精度向上にこだわるよりは、今まで見えていなかったことに気づく視点の発見を大事にして検証できればと思います。
参加メンバー
今回は、12/24~26まで学生会館B203で公演予定の「舞台美術研究会秋季研究会公演『能楽堂の甕の中には涙の海が広がっている』」の座組の皆さんが協力してくれることになりました。ありがとうございます!
中荄啾仁(なかかいしゅうじん)
劇団夜鐘と錦鯉主宰・劇団森3年代・舞台美術研究会74期/東京都立大学人文社会学部3年
最近の悩み コタツで肩まで温まりたいけど、ひとり暮らしサイズのコタツだと横向きで膝を畳まなくちゃダメで辛い。デカいコタツで韋駄天コタツをやって永遠に暖を撮りたい。
田中豪(たなかごう)
2000年(平成12年)11月2日生 早稲田大学教育学部2年
早稲田大学演劇研究会 幹事長
好きであり嫌いでもある言葉 →なんやかんや耐える
なんで冬の電車ってみんな着込んでるのに家の中みたいな温度なんですか?おかしくないですか?
増田悠梨(ますだゆうり)
早稲田大学文化構想学部表象・メディア論系4年・演劇倶楽部33期。
最近、髪を乾かすためにドライヤーをしているのか、暖をとるためにドライヤーをしているのか、わからなくなりつつある。髪の毛が重力に反してあっちこっちにうねるのが鬱陶しくもあり、羨ましくもあり。
星りこ(ほしりこ)
早稲田大学文学部仏文学コース2年。劇団木霊(スタッフ)、劇団森所属。
水、昔の漫画が好き。
矢代緑(やしろみどり)
舞台美術研究会76期
最近の発見
夜自転車がライトをつけて平行して走ってると自動車に見えること
ここにどらま館スタッフが数名加わって「稽古場を再演する」の企画検討します。その様子は、後日改めてレポートという形で記事にして公開する予定ですが、会場での見学も若干名受付します。ご興味ある方は、見学の項目にある予約フォームからお申込ください。
日程
1月16日(日) 13:00~18:00(予定)
会場
早稲田小劇場どらま館
見学
会場での見学を希望の方はこちらのフォームよりご連絡ください。
もっと詳しく
わたしは「稽古/稽古場」に興味があります。
上演が、仮に作品のひとつの完成を提示する機会だとしたら、稽古は、ものをよく見る時間であり、動いてみる時間です。そのことで検討の幅が広がり、いろいろな想像が浮かび試す稽古の様子は、上演とはまた別の楽しみを提示しているように思います。
同時に、稽古場で流れた時間と上演がどのように関係しているのかという視点は、普段の創作の場では見過ごされがちです。稽古場を振り返る機会をつくることで、これまで主眼にあった演技や演出の出来を離れて、自分たちの「集まりかた」そのものを振り返る時間にもなるでしょう。
自分たちの稽古/稽古場の、これまで見えていなかった「死角」に気がつくための方法を検討します。