電波法改正2022年「簡易無線局のデジタル化」とは?トランシーバーが使えなくなる?
皆さんこんにちは!
WASD Inc.マーケティングのu*taka(ゆうたか)です。
WASDのnoteを見てくださりありがとうございます!
今回は2022年11月末に行われる電波法改正「簡易無線局のデジタル化」
についての記事をお送りいたします。
電波法改正「簡易無線局のデジタル化」とはなにか?
皆さんの事務所や事業所でワイヤレスマイクやトランシーバーをつかっていませんか?
もしかしたらそのワイヤレスマイクやトランシーバーは2022年12月以降、
使えなくなってしまうかもしれません。
場合によっては所持しているだけで罰則を受けることも...。
2022年11月末にて電波法関連法令「無線設備規則の改正」のため、旧規格のワイヤレスマイクやトランシーバーが使えなくなってしまいます。
使用不可の対象となるもの
対象になるのは電波を送信する機器、ワイヤレスマイクやトランシーバー等の特定小電力無線機器になります。
※主に2010年頃までに生産されたものが対象になるようです。
詳しくは総務省のホームページより確認いただけます。
アナログ無線機とはなにか?
無線機では、音声情報を電波に乗せて相手方と通信を行いますが、アナログ無線機は音声をそのまま電波に乗せて送るイメージです。
一方デジタル無線機は、音声情報を「0」と「1」にデジタル化したものを効率的に音声情報を送るイメージです。
2022年12月1日以降、アナログ無線機を使ってしまうとどうなるのか?
2022年12月以降は機器を使用していなくても保持しているだけでも罰則・罰金の対象となることがありますので、機器更新の実施・旧機器の廃棄が必要です。
また、2022年12月1日以降にこれらの無線機から電波を発射しますと、不法無線局開設により罰則(1年以下の懲役刑または100万円以下の罰金)の適用を受けることになります。
無意識のうちに電波を飛ばしてしまって罰金...。ということがないよう
早い段階で対策や機器の交換をしておきたいですね。
デジタル化のメリットは?なぜアナログ無線機が使えなくなるのか?
デジタル方式は、アナログ方式に比べて音質が良くデジタル方式の方が占有する帯域が少なく音声を伝達ができるという特性があります。
また、伝送速度を高めることができるなど通信品質の向上や電波の効率的な利用が可能です。
また電波は、有限希少な資源であり、携帯電話、テレビ・ラジオ放送、消防・救急無線、鉄道無線など、様々な用途で利用されています。
今後も、データ伝送等で電波の利用ニーズが高まることが想定されることから、電波の有効利用を促進する必要があります。
対象無線機をお持ちの方が法改正までにやるべきこと
2022年11月30日までに、アナログ無線の廃止手続きや、デジタル無線機への買い替え・変更申請が必要です。
現在、デジタル方式とアナログ方式の両方が使用できるデジアナ機を保有している際はアナログ波の部分について、無線機のディーラーにて停波処置をした上で免許情報も更新する必要があります。
法改正以降、弊社が提供する「デジちゃいむ」では
現在、弊社が開発・提供をしている「デジちゃいむ」では、
株式会社サイエンスアーツ様が開発するインカムアプリ「Buddycom」と連携し、インカム上にお客様の呼び出しを読み上げ・共有する仕組みを開発しています。
電波法改正後もお使いいただけますので、旧規格のワイヤレスマイクやトランシーバーをお使いの方へ是非おすすめさせていただきたいです。
デジちゃいむとは?
補足ではありますがデジちゃいむについて少し紹介させていただきます。
デジちゃいむは、店舗内にある呼び出し用のQRコードをお手持ちのスマートフォンで読み込み、受けたいサービスをタップするだけで内容を事前に把握したスタッフが来てくれたり、ビデオ通話など遠隔接客が受けられ、どこからでも簡単に接客が受けられるサービスです。
(※デジちゃいむについて気になった方はこちらの記事をご覧ください。)
まとめ
1.2022年12月以降旧規格のワイヤレスマイクやトランシーバーが使えなくなる。
2.対象はワイヤレスマイクやトランシーバー等の「特定小電力無線機器」
3.2022年12月1日以降、アナログ無線機を保持しているだけで
罰則・罰金の対象となることがある。無線機から電波を発射しても罰則を受けることになる。
4.デジタル無線はアナログ無線より通信品質の向上や電波の効率的な利用が可能。
5.電波は、有限希少な資源であり電波の有効利用をする必要があります。
6.2022年11月30日までに、アナログ無線の廃止手続きや、デジタル無線機への買い替え・変更申請が必要。
最後に
今回は2022年11月末の電波法改正「簡易無線局のデジタル化」についてお送りさせていただきました。
法改正以降、旧企画のトランシーバーなどを無意識のうちに使ってしまい
罰則を受けてしまわないよう機器の交換やデジタル化など、早めに対策をしておきたいですね。
また、デジちゃいむについて少しでも気になった方は、お気軽にご連絡ください!
WASDのnoteを最後まで読んでくださりありがとうございました!
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