23.無駄な造語
ITツールをDXツールって言い換えるように、謎のカタカナ語を聞く機会が年々増えてます。
聞いたことない言葉だから、何それ?て関心を引くにはいいのかもしれませんが、調べた後、日本語でOKと思うことが多いです。
同じものでも新しい名前をつけるだけで人の興味を引けるっていうのはやる側のコスパはとてもいいでしょうし、なんか新しいものを作った感に浸れて気持ちもいいんでしょうが、聞かされる側としてはうんざりしてます。
無駄なオリジナリティは混乱を招く
新商品とかの名前にこだわるのは良い、というより重要なことだと思います。
どんなに良い商品でも下品な名前や目立たない名前だと買ってくれなくなります。
でも、世間一般やよその会社で使ってる言葉をそのまま使いたくないのかなんなのか、会社内オリジナルの言葉に変えてしまうのはよくないと思ってます。
というのも、その言葉が作られる現場にいた人はいいんですが、後から知った人は何のことかわかりません。
一般的に使われてる言葉をそのまま使っていれば、ググればわかりますが、そうでないと、一々聞かないとわからないので、すっごく無駄です。
あと、偶に世間一般で使われているのと異なる内容を同じ言葉で表現してるケースがあります。
ググるとAという意味だけど社内だとBという意味のような感じで非常に混乱します。
極稀にやるなら社員の興味を引く効果もあるかもしれませんが、年がら年中オリジナル語を作ってると、またかってなってうんざりするだけです。
細かいところは違いますがオオカミ少年の故事(教訓?)とちょっと似てますね。
余談
完全に愚痴ですが、DX関連の仕事をすることになったにも関わらず、仕事のやり方はアナログ方式のままで、DXっぽい仕事を増築するっていう状況に、すっごくもやもやしてます。
先に効率の悪いやり方を改築してから増築しないと柱が腐ったまま増築したらいずれ倒壊すると思うんですが、偉い人は柱が腐ってることに気づかないし、気づいた人も偉い人には言えないという歪な状況なので、これからも腐敗していくんだろうな、と思ってます。