ホームコート地から茶羽織の型紙を作ってみる②
前回の身頃の形が納得いかなすぎる結果になり、このままでは袖を通した際に違和感が大きいと思ったので、修正しました。
前回の記事は↓から。
型紙を修正する
ホームコート地から作る茶羽織の型紙・特に身頃について悩んでいたのですが、最終的に図1のように修正しました。衿分13.5cmを死守するには、背中心の縫い代を1㎝にせず、3㎝右にずらすことで、衿幅13.5cmを取ることが出来るようになりました。前身頃は、肩山から裾までズドンと下がるように変更しました。
最終的なサイズを、以下に示します。
やはり、5.8mではサイズが制限されますね。ホームコート地では、ふくよかサイズを作るのは難しそうです。かけ衿部分を別珍のような違う生地を使うなどの工夫が必要だと思いました。
ホームコート地の裁断イメージ
袖丈は縫い代を2㎝とり、49×2㎝を2枚にしました。前回は1㎝しか取れない計算だったので、1㎝多くなっただけでもかなり縫いやすいと思います。
縦に長く表示すると、以下のようになりました。
これで幅37.4cm×全長595cmの反物から、茶羽織に必要な用尺すべてを積もることが出来ました。乳は残布であればどこでもいいので、あえて記載していません。袖口布は、幅に限りがあるので5㎝もあれば十分だと思うことにします。和裁の本には8cmと記載されていたような気がしますが💦
まとめ
これで完成とし、早速作っていきたいと思います。成功となることを自分で祈っています。
それでは。