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和裁:110cm幅の生地で作る半無双袖&もっとたっぷりサイズの長襦袢を作る


前回の続きです。大きすぎにならないように考えながら型紙を作ってみました。


過去に作った型紙はこちらから。





寸法とたて衿について


私が以前に作ったふくよかサイズの寸法表は、以下になります。

表1 寸法表


ヒップが110以上の方向けなのですが、たて衿幅が14㎝もあるので、流石に大きいかもしれません。その場合、身頃と袖だけを先に裁断して、たて衿は後から幅を決めるのが正解かもしれません。(衿は一番最後)
長襦袢に適している生地はよくわからないので書けませんが、適度に薄くてスベスベしている、長着と相性が良さそうな生地がいいのではないでしょうか。
今回は、内揚げなし、裾は折り返しますがつまみ縫いなしです。


図1 身頃型紙

洋裁用として型紙を作っていますが、和裁と同じように型紙を使うことも出来ます。衿肩あきの部分に直線が入っているのですが、ここまで直線に切り込みをいれて開き、印にそって衿付けすることも出来るように作っています。

図2 衿肩あき部分


私は、衿肩あきから縫い線までの距離は5㎜に設定しています。
なので、仕立て直しをしたい方は衿肩あき部分だけ裁断してください。
※型紙から衿肩あき部分を切り取ってしまうとわからなくなるので注意してください。




たて衿幅について考える


表1では幅14㎝にしていますが、大きすぎる場合は減らしてください。
たて衿は全体的に直線で出来ているので、型紙はなくても大丈夫です。
この長襦袢は一つ身で作っていくので、身頃に印をつけて、先に前身頃の裾を少しだけくけつけたらたて衿をつけます。
サイズに不安がある場合は、背縫いから脇も縫い合わせて、身頃の幅の具合を見てからたて衿の幅を決めてもいいと思います。
たて衿下の長さは変更しないので、任意の幅にしたいときは図3のように減らしたり増やしたりしてみてください。


図3 たて衿幅の変更


今回の袖は特に製図の必要がないので、過去記事からダウンロード出来ます。



型紙について


サイズは100%で印刷してください。横2枚で貼り合わせていくと、図1の型紙が完成します。
必要なパーツをダウンロードして印刷できるようにしました。
※著作権は放棄していませんので、この型紙をそのまま販売することはやめてください。他はすべてOKです。


対丈長襦袢 たっぷりサイズ・身頃 A4 22枚


対丈長襦袢 たっぷりサイズ・たて衿 A4 5枚



まとめ

時間が出来次第、この長襦袢を試作する予定です。
初詣に着物を着れなかったので、そろそろ着て出かけないとウールが…。
それでは。



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