
本が本である意味
みなさん、こんにちは。いきなりですが本を選ぶ基準って何ですか?今日、本屋に行って数冊買ったのですが、近くを通った他のお客さんの声が耳に入りました。
これでこの作家の本コンプリートだ!
この人は作家で本を選ぶのか。そう考えていたらこのテーマで書きたくなりました。本を選ぶ基準について。みなさんも本選びにおいて意識している点があれば教えてください。
本を買う理由
私にとって本を買う理由は大きく分けて二つあります。
1.読まなければいけない本を買う。
2.自分が読みたい本を買う。
大学時代は課題やレポートのために1の割合が多かったかもしれません。読まされるとはいえ単位や卒業のためとなってはやらざるを得ません。だから、内容が好きでもない本も読んでいました。(そこで出会って面白かった本もあります)
出来る限り、2でありたいですよね。本屋のオススメだとか、有名人の著書だとか理由は何であれ「これ気になる!」と思う本を手に取りたいと私は思います。そうであるからこそ理解意欲が増し、たった500円の本でもそれ以上の学びや価値を見いだせるのではないでしょうか?
本は紙に限る
タイトルに直結する部分です。現代ではスマホやタブレット端末によって電子書籍が広く利用されており、本屋に行かなくても本を買える時代になりました。しかし、私の考えでは紙媒体の本が望ましいです。なぜなら、メモ書きが容易に出来るから。
気になったフレーズや、マークしておきたい箇所にペンを入れる。さらには、キーポイント同士を線で結びつける。はたまた、「これは本当に正しいのか?」と思い自分の考えを書き入れる。
こんなことが紙でなら思うように出来るのです。私の知る限りでは紙で出来るように自由に書き込みなどが出来る電子書籍はありません(もし、あったら教えてください。)
本を読んで内容をそのまま受け入れるだけでは勿体ないでしょう。本は一つの参考、新たな知識の導入手段に過ぎず、得た情報と自分の考えを掛け合わせることで初めて意味を成すのではないでしょうか。そのために、思ったことや自分の考えを「すぐ、思うように」書き込める紙媒体を私は好みます。
『はじめに』を読む
先に前置きしておきます。これは新書本を選ぶときの話です。
手に取った本で私がまず見るのは、目次の前後にある『はじめに』or『まえがき』です。この長さは本によりまちまちですが、大切なのは作者が何を伝えたいのかを理解できることです。(小説には基本的にありません)
手に取った中でも、『はじめに』を読んで引き寄せられる!もっと知りたい!と感じる本を最終的に購入します。好きな作家だからこの本買う!という理論ではないのです。実際には内容を読んでいてしっくりこないモノもありますが、それもまた本との出会いです。
ちなみに私が買う小説は近代文学ばかり。作家・作品のネームバリューで選ぶので一種のミーハーと言えるでしょう。
値段は見ない
見出しだけ見るとお金持ちの買い物みたいですね。買い物において予算と商品の値段バランスは大切ですが、本においては気にしすぎないようにしています。
なぜなら、値段が高いからといって得たい知識を遠ざけたくないからです。1000円しか持っていないのに2000円の本を買うことは出来ませんが、2000円持っているのに1800円の本を渋ることはしたくないのです。
洋書や辞典でもない限り本の値段相場はざっくりとわかるし、予算オーバーになったことなんて今まで一度もありませんでした。所持金額以内に収める必要はありますが、値段を理由に諦めるのは勿体ないのではと思います。
※そもそも本を読みたい、買いたい!と思って本屋に行く訳なので、貧乏だから高い本は買えないなどの反論は一切受け付けません。読みたいならあらゆる手を尽くせばいいのです。
まとめ
私が本を選ぶ基準は以下の通りでした。
1.紙媒体であること
2.『はじめに』を読んで引きつけられる
3.値段で購入を厭わない
自分にはない視点だと思ったら一度でも試してみてはいかがでしょうか。そしてそのスタイルが合いそうなら続けてみてください。おうち時間が多い今、気になっていた本を手に取ってみてはいかがでしょうか。