おはぎを食べてみよう
みなさんこんにちは。タイトルだけ見ると明日のおやつのこと?となってしまいますね。でも私はおはぎが嫌いです。食べたこともないので『食わず嫌い』です。
餅米といえど、あんこと米があうはずないじゃん!と思い続け、生まれてから一度もおはぎを口にはしませんでした。食べた上で嫌いだと思うならそれはそれでいいですが、食わず嫌いは勿体ないことだと改めて感じました。おはぎを食べてみようという決意を込めてnoteを書きます。
自己更新の考え方
先日本屋に行きました。買った本は『読書する人だけがたどり着ける場所, 齋藤孝』です。現在読んでいる途中ですが、心に書き留めたい文章がいくつかありました。
「初心忘るべからず」有名なフレーズですが誰のことばか知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。これは室町時代に能を大成した世阿弥の言葉です。
「初心」とは芸の未熟さのことです。自分が未熟であることを忘れず、常に自分を戒めなければ成長しない 『読書する人だけがたどり着ける場所, p.49, 齋藤孝』
世阿弥は将軍足利義満から庇護を受けていましたが、それでもより高みを目指し自分を磨き続けます。そうできる人だけがいられる舞台がそこであるように、自分自身を更新し続ければ今まで手が届かなかった理想に飛びつけるのではないか。改めて学びに貪欲であろうと思い起こされました。
自己更新を妨げる食わず嫌い
極端な考えですが、私は生涯おはぎを食べないことで損してしまう可能性を想像してみましょう。(あり得ない可能性の方が高いでしょうがあしからず)
おはぎを食べて和菓子の素晴らしさに目覚める
会社をやめて有名店に弟子入り、日本一の和菓子職人になる
世界に和菓子の素晴らしさを広める
本当に超極端ですがこんなことが起こってもおかしくはありません。しかし、おはぎを食べなければ0.00001%の可能性すら得られないでしょう。
自分は嫌いだから、苦手だから、趣味に合わないからなど理由をつけて敬遠しているモノがもしかしたあなたの才能やセンスを最大限に引き出すかもしれません。だからいって確実とは言えないモノを取り組みたいとは思わないですよね。まだあるメリットを次項で。
知識と知識の結びつき
自分が既に持っている知識(以下、既知識)と新たに得た知識(以下、新知識)を掛け合わせると思考の中で結びつきが生まれます。結びつきは、持ち合わせている知識の深さと比例して画期的になるのではと私は考えます。
私の既知識に織田信長の戦略があります。そこに新知識としてナポレオンの戦い方を得ました。この既・新知識を結びつけて新たな視点で物事を考える、今までに発見されなかった勝つ指導者の法則が見つかる。
これが知識と知識の結びつけです。学者ほど博識で無くとも、自分なりの視点を持ち知識を深める。これだけで一つの財産になるでしょう。
そして結びついた知識は既知識となり、また別の新知識と結びつく。この繰り返しで人間の知識は深掘りされ現代まで発展したのではないでしょうか。
おわりに
こんなことは当たり前だよ!と思う方もいるでしょう。なぜなら、人間の営みにおいて根本的なサイクルだからです。当たり前って意外と軽視しがちな面があります。ひょんなきっかけだと思って今までは距離を置いていた何かにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
今回引用した斉藤孝さんの『読書する人だけがたどり着ける場所』オススメなので手に取ってみてください!Amazonのリンク付けとくので覗くだけでもどうぞ!