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「河川敷での楽器練習のススメ」


私はギターを弾くのが好きである。
特に、家で練習するよりも野外、特に河川敷での演奏が好きだ。


天気のいい日にギターを背負って川に向かい、その辺に座り込んで自由に演奏をする。
近くに他のプレイヤーがいた場合、もしかしたら即興で合わせてくれるのではないか、などと期待してしまう。可愛い女の子だったら尚更であるが、大抵の場合全く相手にされない。

暑くなってきたら川に足を浸し、道中で買ったストゼロを飲む。ぬるいストゼロが喉を通り体がほてるが、その熱も川の冷たさで吸収される。
そのうち酔いが回ってきて、周囲も気にせず歌い始める。


非常に楽しいものである。

是非読者にも河川敷での練習、演奏をお勧めしたい。
まずはメリットを挙げてみよう。


【風と川の冷たさが気持ちいい】
言うまでもなく野外であり、近くに川がある。演奏中も太陽光が皮膚を焼き、涼しい風が頬を撫で、その熱を冷ましてくれる。この感覚たるや室内演奏では間違いなく味わえない。

【たまに人が通りかかるため、ある程度きちんとした演奏を心がけるようになる】
仮に読者が1曲を通して演奏するだけの腕前があるとすれば、おそらく通行人の何人かは聞き入るであろう。

逆に、読者が練習中の身であろうと、自然と「人が聞いてるのだからある程度しっかりと練習をしよう」と心がけるはずだ。やはり他人の目は多少なりとも気になるものである。

音を間違おうが途中からやり直そうが、聴いているのは通りがかりの人である。
「あ〜練習中なんだな〜」くらいしか考えていないので羞恥心などかなぐり捨てるがよろし。

【何より大きな音を出しても問題ない】
楽器奏者なら共感してくれるだろうが、やはり楽器の演奏は大きな音を出したいものである。自由に楽器を歌わせ、その場のテンションに合わせて演奏する楽しみは他に類を見ない。

【あとかっちょいい】

言うまでもなく楽器を弾いているあなたは最高にかっこいい。もっと通行人に見せつけ、賞賛されるべきだ。最高にかっこいいぞ。


・・・と、どこを見てもメリットだらけである。
もし読者が持ち運べる楽器の演奏者であるならば、是非とも河川敷で練習すべきである。
野外で自由気ままに練習に興じてみてはどうだろうか。

(思わぬ出会いもある。私は以前、自称氷売り(製氷工場勤務と思われる)の40半ばのおじさんに話しかけられ、そのまま飲みに行き、今ではたまに酒場で会う仲となった。それについてはそのうち記事にしよう、)

※もちろんある程度の周囲への配慮は必要だ。通報されたくはないなら最低限空気を読むのがマナーってもんである。
あと、変なヤツに絡まれないようにするといい。酔っ払いや、水鉄砲で遊んでいる子供、BBQに興じているヤンキー集団には特に注意だ。何をされるかわからない。

ちなみにこの記事を書いているのは2024年7月31日。夏も半ばでしつこいくらいの太陽光と熱風に肌を焼かれる季節だ。変なヤツと熱中症には気をつけよう。

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