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ニコニコ超会議のクリエイタークロスが非電源ゲームを出展するのに最適なのでは?みんな出そうぜ?という話


はじめに

どうも、山葵醤油です。
今回はニコニコ超会議2024のクリエイタークロスというのに出展したのですが、その場所が非電源ゲーム系(TRPG・ボドゲ・マダミス等)で何かを出展したい方々に最適すぎるのでは?というお話をしようと思います。

………。

というのは建前で、これはただの私の願望なのですが、

「もっと非電源ゲームのブースがクリクロ(クリエイタークロスの略)に増えてくれよ!!!」

という願望です。
今年(2024)はゲームマーケット(非電源ゲームの国内では大規模な即売イベント。以下ゲムマと省略)とニコニコ超会議2024が日程がド被りだったのも要因として大きかったのですが、来年があれば、是非もっと非電源ゲームを取り上げるブースがもっと増えて欲しい。出展するメリットを私自身が出展して感じたので、ここにその魅力を書き綴っていこうと思います。
また注意点としてこの記事は「ニコニコ超会議2024」のクリエイタークロスを参照して制作しています。この先の開催で変更や改善がされる場合がありますので予めご了承の上お読みください。

そもそも「ニコニコ超会議」とは?「クリエイタークロス」とは?

「ニコニコ超会議」とは

ニコニコ超会議とは、「ネット発!みんなで作る日本最大級の文化祭」と謳っており、登録会員数9,000万人を超える「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、ユーザーが主体となりネットとリアルで開催するニコニコ最大のイベントです。
2012年から毎年開催されており、コロナ渦の期間は「ニコニコネット超会議」としてオンライン上で開催されていたりもする。コロナ以降もオンラインでの開催を継続しており、ネット上で開幕し、ラスト二日間はネット上と幕張メッセのリアル会場の双方向での開催が定番化し始めている。


「クリエイタークロス」とは?

ネットで活動するクリエイターの皆さんがニコニコ超会議内で自由に表現できる出展スペース。簡単に言えば同人誌即売会をさらにできることの自由度を上げたバージョンだと思ってもらえればいいかと思います。超会議2023から開催しており、超会議の運営はこの先、このクリエイタークロスを中心・メインの企画として今後の超会議を作っていきたいと考えているそうです。


何故、非電源ゲームの出展に良いと感じたのか?

①1スペース、2×2mの範囲内で色々出来る。なのに出展料安すぎ。

もうここが九割なところある。(おい)

クリエイタークロスは基本の1スペースに

・2×2mの広さのスペース
・長机1つ
・椅子2つ
・出展者専用入場パス3枚

これが全部付いてきます。
もう一度言いますね。
こ れ が 全 部 付 い て き ま す 。

出展スペースの広さの参考画像(1スペース)

これだけ付いて1スペースの出展料、いくらだと思います?
もし、同じくらいの規模・広さをゲムマでやるとしたら、一番近いのが「一般出展(半卓/試遊あり)」「一般出展(一卓/試遊なし)」辺りでしょう。

【「一般出展(半卓/試遊あり)」の場合】
土曜:24200円
日曜:16500円
両日:38500円
【「一般出展(一卓/試遊なし)」の場合】
土曜:24200円
日曜:22000円
両日:44000円
(ゲームマーケット2024春 の場合)

ゲームマーケット2024春 出店申し込みページより引用

これくらいかかります。

これがニコニコ超会議のクリエイタークロスでの出展(1スペース)の場合だと、

一日のみ出展で
ニコニコ一般会員:12000円~
ニコニコプレミアム会員:10000円~

両日出展でも
ニコニコ一般会員:24000円~
ニコニコプレミアム会員:20000円~

ニコニコ超会議2024公式サイト クリエイタークロス出展について より引用

です。

……いや、安すぎだろ。ドワンゴさん利益考えてます?

このように圧倒的に安すぎるんです。
ゲムマだと半卓両日借りるので精一杯なお値段で2×2mの広さと机(もちろん即売会でよくみる長机)と椅子2個があるんです。おかしいです。バグです。

しかも、この1スペースを複数個購入して広さや規模を拡張出来るんです。

ニコニコ超会議2024公式サイト クリエイタークロス出展について より引用

拡張は2・4・6・8スペースで可能で広さや価格は上記の通り。机と椅子もスペース数分用意してくれます。(2スペース取ったら机と椅子も2スペース分用意される)
一番広い8スペースで4×8mです。この広さでゲムマだと、もはやエリア出展の領域になってきてこの広さで出展すると1日で22万円くらいかかります……。
これがクリクロだと8万円、両日出しても16万円。(ニコニコプレミアム会員の場合)

1日1万円で販売と試遊が容易にできるくらいの広さを貰えるんです。破格すぎますよね……。

さらに、やる内容も自由です。周りに迷惑をかけたり社会的にダメなことじゃないこと限りなんでもいいです。音出しも大丈夫です。上記のクリエイタークロスのサイトを見てもらえると分かるのですが、物販は勿論、体験、展示、チェキ会に果てにはミニライブやただの休憩所等なんでもありです。
なので、体験卓や試遊も全然できます。

②超会議という場所

そしてニコニコ超会議という場所にもメリットがあると思ってます。
普段ゲームマーケットや他即売会では、それが好きな人が集まります。
ですが、ニコニコ超会議は即売会だけでなく、様々なブースやステージ、企業等様々な出展があります。
その為、ファミリー層やご年配の方等普段は来ない・交わらないであろう層にもアプローチをすることが出来ます。
また、超会議は体験型のブースが多数存在します。普段は敷居が高いと思われてしまう試遊や体験もイベントという特別な場所なのも相まって体験してくださったり、見て下さる方も多いです。
あと、他の即売会とかだとタブー視される『呼び込み』も超会議というイベントの特性でやっても大丈夫だったりします。逆にしっかりアピールしたいのなら呼び込みは必要になってきたりもします。

③ジャンルごとに分かれている為、好きな人も集めやすい

普段来ない層のアプローチは勿論、もともと好きな人に対しての配慮もなされています。
クリエイタークロスはジャンル分けされており、主にニコニコの人気のジャンルで分けられています。

・ボーカロイド・歌ってみた・踊ってみた・コスプレ
・配信者・ゲーム・Vtuber・演奏してみた・東方
・アイドル/アーティスト・技術部・ボイスロイド
・降臨してみた(特殊枠)・その他

このクリエイタークロスは各ホールのジャンルの近くにそのジャンルに関連するコンテンツや公式企画やブースが置かれる為、自然とそのジャンルに興味を持つ人が集まるようになり、来場者側も周遊しやすくなるというメリットもあります。

恐らくこの時点で思うであろう疑問に答えるパート

①ニコニコで活動してる人じゃないとダメなんでしょ?

ニコニコでの活動歴や内容は一切関係ありません。選考にも影響しません。
ですが、ニコニコのイベントではあるので出展されているのはニコニコで活動されている人が多いのは事実です。また、クリクロ内のミニ企画や宣伝はニコニコのサービスとかと絡めたものもあるので、何かしら動画を投稿すると色々吉かもしれないです。

②実際問題、できないことはあるんでしょ?

ほんとうになんでもありなんです。
ただ、社会的にNGや周りに迷惑をかけること・イベントの特性上、R18作品はダメです。
良識の範囲内でやっていいのがこのクリクロの魅力です。


逆に出展上、注意した方がいい点について

①出展パスについて

これある意味トラップなんですけど、2024年のクリクロは出展パスの配給数はスペースの広さ関係なく、一律で3枚です。
なので8スペース出展だったとしても、出展パスは1スペースの所と変わらず、3枚しかもらえないです。
追加購入は出来るのですが、追加購入できる枚数は購入スペース数によって制限されています。しかも、出展パスは日ごとで別れている為、両日出展の場合は追加パスは二日分の価格がかかってしまいます。
最大の8スペースで最大数のクリクロの出展パスを両日購入する場合、

3500円×8枚×2日分=56000円

出展パスの費用だけでこんだけかかります。
もちろん、割り勘や個々の自己負担にしたりとやりようはありますが、大規模なことをやるにはアド損感が否めません…。(この辺改善されたらいいな…。)

②法人の参加は出来ない

このクリエイタークロスはあくまで個人のクリエイターや同人活動等を対象としている為、法人や企業のプロモーション目的での出展は出来ません。(クリエイターの表現の場としてのお申込みの場合は、出展内容を拝見し、判断のうえ選考はしてくれるそうです。)
そういう場合は企業ブースでの出展となり、別枠となります。

③音がうるさい

これは場所にもよりますが、超会議という特性上、ステージやブースが存在する為、音が全体的にうるさいです。またクリエイタークロスの中でも音出しをするブースも多く存在する為、そういうのが許せなかったり、落ち着いたところで頒布したいという方にはおすすめできないです。また、会話や交流にも大なり小なり影響が発生するのでそこも注意。

④ブースが調べにくい・配置発表がかなり直前

他即売会だと、大体事前にカタログが販売され、そこでサークルカット等を見ながら、ブースを調べたり目当てを探したりするのですが、クリエイタークロスの場合だとそのようなものは無く、公式サイトのマップと紹介ページ、各クリエイターの各種SNSやXのハッシュタグ等……でしか情報をキャッチできません。しかも、マップや配置も開催2週間前くらいに発表されるので全体的に目的のブースや「これ行ってみたいかも」なブースを探すのが少し他即売会系よりも大変です。
出展側もまめなSNS等での宣伝が必要になってきます。
またジャンル分けもかなりアバウトなのと、コミケみたいにTRPGでもここまではクトゥルフでここからはエモクロアみたいに纏まって配置みたいなのもされていない感じなので、そこも探しにくい要因の一つかもしれません。

結論

色々言いましたが、言いたいことは一つ。

『来年(?)があれば是非、この世の全ての非電源ゲーム関連のクリエイターみんな、クリクロに出展しに来い!!!!』

そして、来年はゲムマと被らないで!!!!(切実)


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