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【ゲーム感想】FE聖戦の系譜 平民プレイ
突然ですが、これを読んでくださっている皆さんはゲームが好きですか?
ゲームを愛する人種、一口に”ゲーマー”なんて呼ばれることもあるとにかくゲームが好きでゲームにのめり込む人はこの現代日本に数多く存在していることと思われます。
そして、そんなゲーマーの皆さんはそれぞれ概ね”人生のバイブル”とも呼ぶべき作品を心に宿しているのではないか。私はそう考えます。それはゲームを好きになったきっかけとなる作品であったり、その後の人生観に大きな影響を及ぼした作品であったりと様々だと思われます。
今回お話する内容は、私にとっての”人生のバイブル”……と言うと大袈裟かもしれませんが、間違いなく私のゲーム人生の方針を定めた作品についてのものとなっております。
是非とも最後まで読んでいっていただければ幸いです。
”ファイアーエムブレム”シリーズについて
改めましてご挨拶をさせていただきます。わさびと申します!!
主にブルアカやFE、ドラクエ関連の記事を書いております。他にもユニコーンオーバーロードやFGOなどその時々に”触れたもの”や”楽しんだもの”についても記事にしておりますので、良ければこの機会に読んでいっていただけると嬉しいです。
さて、本記事はタイトルにある通りSFCゲームソフト『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』について語っていくものとなっております。
この作品は私わさびにとって、冒頭で触れた”人生のバイブル”と呼ぶべき作品であり、幾十幾百……そこまでの数の作品を遊んだかは分かりませんが、とにかく今まで遊んだ作品の中でも一、二を争うレベルで大好きな推しゲームでございます。
まぁファイアーエムブレムというシリーズそのものがそもそも大好きなわけで、更にその中で一番好きなのが聖戦の系譜ということから、大きな括りで言うと推しはFEシリーズだとも言えなくはないのですが……。
皆さんは『誰かにおすすめする』とか『人目を気にする』とか一切考えずに自分の一番……もうめーっちゃくちゃ一番大好きな作品を聞かれたら何と答えますか?
悩みますよね〜。私も今回は聖戦の系譜と言いましたが、正直一つじゃ足りませんよね〜。
同シリーズ内だけでも風花雪月が最近すごく好きになりましたし、ユニコーンオーバーロードもどハマりして「今Switchソフトで人にすすめるならこれだな〜」ってくらい好きになっております。ドラクエⅤ 天空の花嫁も超好きですし、マイナーなところでいくとギレンの野望 アクシズの脅威Vとかモンスターハンター3(トライ)とかも死ぬほどのめり込んだ記憶がありますから。
……と、本当はそれぞれド長文で語っていきたいのですが、今回は聖戦の系譜についての記事なので泣く泣く割愛させていただきます。良ければ皆さんの推しゲームもコメントで残していってほしいです。
聖戦の系譜について語り始める前に、まずはファイアーエムブレムというシリーズ作品について軽く触れておきたいと思います。
ファイアーエムブレムはインテリジェントシステムズさんによって開発され、任天堂さんが発売をしているシミュレーションロールプレイングゲーム(SRPG)です。なので現在においてほぼ全ての作品が任天堂系列のゲーム機で遊べるようになっております。
タイトル名となっている”ファイアーエムブレム”とは作中に登場する『炎の紋章』を意味しており、形は各作品で異なるもののどの作品においても重要な役割を示すモチーフとして扱われております。
今ではSRPGの金字塔、草分けと呼ばれることも多いシリーズで、旧来の戦略系作品にはなかった各ユニットに割り振られたキャラクター性や成長性・独自性などを追求したゲーム作品となっております。
旧来といってもそれはファイアーエムブレムシリーズが誕生した頃の話なので、今ではSRPGって結構メジャーになっていますよね。ユニコーンオーバーロードとかトライアングルストラテジーとか。Gジェネとかスパロボもジャンルは一緒でしたっけ。
このシリーズを語る上で外せない点はやはり”失われたユニット・キャラは戻らない”ということなのです。普通RPGってザオリク(意訳)したら復活するじゃないですか。でもFEシリーズは復活させる手段が極一部の限られたリソースを除いて一切存在しないんですよ。
なので慎重に慎重に進めて……敵の攻撃が当たらないようにお祈りしたり、お気に入りのユニットがロストしたらリセットしてやり直したり、そんでステータスの成長も乱数によって異なるのでどのユニットがより強くなったかも人によって様々なのでプレイヤーごとに独自のストーリーが拡がっていくのも魅力の一つです。
とはいえ文章でちまちま語るより公式の動画を見た方が何千倍も理解が進んでかつプレイ欲求も湧いてくるはず!!
ですので、公式さんが出されている『はじめてのファイアーエムブレム』を置いておきます。これは最新作エンゲージの動画なのでグラフィック美麗で最高ですね〜。これに対して私が今から紹介する聖戦の系譜はSFC作品のため、比べちゃうと酷いことに……。まぁあのドット絵のグラフィックが良いんだよという気持ちはありますが。
シリーズ最新作エンゲージの発売が一昨年の1月下旬頃だったため、現在のFEとしての最先端はおそらくソシャゲのFEヒーローズになるのでしょう。
こちらはソシャゲらしく作品の垣根を超えて数多くのキャラクターが実装され続けていて、ファイアーエムブレムのキャラクターを楽しむという点においてはおすすめ出来るゲームでございます。単純にファミコンの時代のキャラクターが現代のイラストで声優さんもついてリメイクされるというだけでも素晴らしいですよね〜。
それでは、なんとな〜くだけでもファイアーエムブレムについて知ってもらえたところで、ようやく本腰のFE聖戦の系譜についての話に入っていこうと思います。
聖戦の系譜はシリーズ三作目となる作品で、それまで発売されたシリーズの中でも異色のシステムで構成されたものとなっております。
今回の説明だけで聖戦の系譜について知ってもらうことは難しいので、ここから先の内容で少しでも本作品に興味を持っていただけたなら是非にSwitchオンライン加入で遊ぶことの出来る『ファミリーコンピュータ & スーパーファミコン & ゲームボーイ Nintendo Switch Online』で実際に聖戦の系譜をプレイしてみてほしいと思います。
操作性の不便さからとっつきにくさのある昔の作品であっても、任意で使用出来る巻き戻し機能やどこでもセーブ機能など便利な機能が沢山用意されているので実機でやるよりも格段に遊びやすいのでオススメです。
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特にSRPGのように一手の誤ちがリスクに繋がるゲームで巻き戻したりセーブからやり直したり出来るのは魅力的というかそれだけでゲームシステムぶっ壊すくらいのチートになり得ますからね。
先ほども書いた通り聖戦の系譜はシリーズ内でもかなり異色の作品で、武器をユニット間で持ち替えるためにわざわざ中古屋を経由する必要があったり、お金が各ユニットごとに個別で用意されていたりと普通のFEシリーズに慣れている人ほど不便に感じてしまう要素も沢山ありますが、それらをカバーして余りある魅力的な要素も沢山あります。
まるで本当に戦争を行なっているかのような広大なマップや革新的な子世代へのバトンタッチ、シリーズ屈指のシナリオなど本作でしか得られない栄養がたっぷり詰まっているので、これは本当にFEシリーズファンにはプレイしてどっぷり沼に浸かっていただきたい……。
平民プレイの感想
さて、長くなりました。本当に長かった。でも伝えられるだけ聖戦の系譜の魅力を伝えたかった……結果として中途半端になった感は否めませんが、とりあえず私の作品愛が熱量として現れていればと思います。
ということで、ここからは既プレイの方向けあるいは知らなくても話を聞いてみたいという方向けに説明をなるったけ簡略化しつつ今回の周回プレイの感想を書いていきます。
聖戦の系譜。今回で私は何周目の周回となるのでしょうか。SRPGは一回一回がかなり長いので実は意外と数こなしてなかったりするんですよね。
初めてプレイしたのがWiiのVC、そして次が3DSのVCを二回か三回ほど。そしてSwitchで一度プレイして、今回が二度目となるので合計で五、六回目となる計算です。よろしくお願いいたします。
そして今回はカップリングを作らないいわゆる平民プレイをやってみたのですが、これが実は初めての試みだったのです。
平民プレイとはなんぞや、というのをざっくり説明しますと……まず聖戦の系譜はシナリオが親世代と子世代に分けられておりまして、親世代のシナリオ中に出来た男女のカップリングのスキル面や武器等を受け継いだ子供(結婚システム)が次の子世代シナリオでメインに活躍するという親子二代に渡る戦記物となっているわけでございます。
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左:スカサハ(上)、ラクチェ(下)
右:ロドルバン(上)、ラドネイ(下)
ただ、前述の通りファイアーエムブレムにはユニットロストが存在していて、場合によっては親となるユニットが失われている可能性もあります。
そういった時に、本来登場するはずだった子世代ユニットの代替品として出てくるのが代替ユニット。つまり”平民”です。その代替システムを意図的に起こし、代替ユニットのみで子世代編を攻略することを俗に平民プレイと本作では呼称します。
ちなみになぜ代替ユニットのことを”平民”と呼ぶのかについてなのですが、こちらは用語辞典さんの方をご覧くださいませ。
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ここから、初めて平民プレイをやってみたザックリとした感想になります。
まず今回の周回とても楽しかったです。評価オールAを狙ったわけではなくマイペース進軍をしたので攻略面であれが厳しかったとかこれが難しかったというのは特に無いのですが(あるとすれば一部の敵ユニットへの対処方法くらい)、今までは子世代のキャラパワーに頼り切っていた場面も彼らと比べると頼りない平民たちの力を何とか活用して様々な苦難を乗り越えていくという快感がたまらなかったですね〜✨
平民プレイをしようと考えた際は「でも平民プレイをするとラクチェ(子世代)とかの好きなユニットが使えないんだよなぁ」とモチベーションが続くかどうかが少しだけ不安でした。
ですが、いざ始めてみると平民たちの辿々しい感じや頼りないステータスが難易度の補強になり、よく見知ったマップや敵ユニットとの戦い方が一変して全く知らないゲームを遊んでいるような楽しい感覚にどハマりしていきました。
今までこの敵にはこのキャラぶつければいいやと考えていたのが、平民は弱々しいのでどのキャラをどう使えばここを突破出来るのかと再考する余地が生まれたわけですね〜。
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別名を流星の双子、その圧倒的な強さから死神兄妹なんて呼んだりも
そして弱々しかった平民たちがクラスチェンジして一気に強くなったり、期待以上の戦果をあげたりするのが嬉しくってみんなに愛着が湧いていくという完璧な流れでした。
やはり最終的な強さでは本来の子世代と比較するべくもありませんが、平民は平民でもこいつかなり強いなってのが何人かいたのでご紹介しますね。
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一人目はトリスタン。ラケシスの子供であるデルムッドの代替ユニットで、兵種は剣騎馬のフリーナイト/フォレストナイトです。追撃スキルが無いため勇者の剣を持たせて戦わせていたのですが、自前の必殺スキルと騎馬ならではの移動力が幸いしてかなり火力枠として重宝しました。
本来の子世代であるデルムッドの方はステータスも多少は親から引き継ぎますし、スキルもカップリング次第で整えることが出来るためやはり最終的な軍配はデルムッドにあがりますが、次の周回でもトリスタンを使いたいなと思うくらいには彼に愛着が湧きましたね……何より顔グラが格好良くて好きなんだよな。
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お次はディムナ。エーディンの息子であるレスターの代替ユニットですね。
エーディンといえば先日FEHで実装され猛威を振るっているようですが、まさかエーディンがそんなに強い実装のされ方をするとは思いもしませんでしたね〜。
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ブリギッド姉様が雄々しくて惚れそう……
話を戻してディムナですが、彼は固有スキルに乏しい平民軍団の中では珍しく自前で追撃スキルを持っている偉い子でして、しっかり火力増強さえしてあげれば本来のユニットと同等レベルに活躍することが出来るのです。
ただ力の成長率がおそらく終わってるので力が全然伸びず、ここはそこそこ吟味(リセットを繰り返して任意のステ上昇をするまで粘ること)しました。
何より騎馬兵で移動力があるのでトリスタンと一緒に子世代編スタートの六章からガンガン活躍してくれました。お気に入りです。もう吟味はしたくないですが。
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続いてリンダ。ティルテュ(下画像)の娘ティニーの代替ユニットで、平民プレイとはなばかりにティニー同様聖戦士トードの血族を継ぐエリートちゃんです。
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聖戦士の血筋が成長率に大幅な影響を与える聖戦の系譜においてはかなり一定のステータスが伸びやすい優秀な代替ユニットで、その期待通り至って普通に魔導士として活躍してくれましたね。それに顔グラも可愛いので言うことなし……では無いですね。本来の子世代であるティニーも顔グラが可愛いし強いので、ティニーとリンダどっちを選ぶかが最大の論点となるでしょう。
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最後はシャルロー。シルヴィアの息子コープルの代替ユニットで、杖を専門とするプリーストですね。
この子に関しては登場が遅いし仲間入りしてもやることは杖振るだけだし、正直戦力としてはあんまり考えなかったのですが、固有スキルに経験値上昇効果のあるエリートを持っているため、下手なコープルより全然育てやすくて良いなぁと思いました。
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右:シルヴィア
二人とも同じ章で加入して、その後も会話がよく発生するので実はカップルになりやすかったり
まぁどうせ役割は杖振りなので、強さなんて二の次なのが幸いしましたね。
以上が使っていて「こいつ強いぞ!」と思った代替ユニットです。逆に「こいつ全然使えねぇ!」ってユニットもいるにはいたのですが……まぁこれは平民だしある程度は仕方がないな〜って感じでしたね。なんならそういう子の使い方を模索するのもSRPGの醍醐味の一つですから。
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こういう固定ステータス上昇があるのは平民プレイのいいところかもしれない
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コープルだと「でも親はシルヴィアとその夫だよなぁ」とか思っちゃうけど、
コープルは本当の親が不明なのでハンニバルとの会話がじーんとくる……
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平民ズが思った以上に強かったため、子世代編での進行ペースはそこそこで特に無駄な稼ぎもせず成り行きに任せて攻略していったのですが、それはそれとして前半の親世代編で海賊狩りしたり経験値稼ぎしたり色々やったせいで評価はもうエラいことになっちゃってました。
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まぁ『生存評価』、これに関してはですね、平民プレイをするにあたって五章途中(親世代編ラスト)で謎に発生したカップリングを燃やすために母親を故意にロストさせまくったのが原因だろうなぁと。
一応、味方を復活させるバルキリーの杖を使えば一度限りでカップリング破壊は可能ですが、ラケシスにシルヴィアにアイラにフュリーにエーディンともはや全員身籠ったんじゃないかってくらいカップリングが成立していったので故意ロストもやむなしといったところです。
攻略サイトを調べてみると、やはり平民オールAをしている方がかなり沢山いらっしゃるようで、また暇な時があればそういうプレイもしてみたいなぁと思いましたね。
今回平民プレイをするにあたりリーフにエリートリングやナイトリングを継承し、フィンに勇者の槍を持たせっぱなしにしたり、任意のキャラでリングを取るために敢えてリングを継承しなかったりと色々平民用の措置を行ったのですが、そのおかげで通常プレイ時は器用貧乏になりがちなリーフが爆速で強くなって頼り甲斐のあるマスターナイトになりました。
そして、アレスやアルテナなど固定キャラの使い勝手も良くなり、平民で楽しむということを考えずに強いキャラに照準を合わせて最適行動をすればオールAもそこそこいけそうな気がします。
むしろ問題なのって親世代が勝手にくっついて平民プレイにならなくなることなんじゃないか説まである……。
平民プレイの難所
Switchオンラインでプレイすると巻き戻しや任意セーブ機能がある都合上かなり楽に遊べるよと先ほど書いたのですが、実は聖戦の系譜はひとつひとつのマップが従来のFEシリーズより長く広いため、実機の時点から既に自軍ターン開始時に任意セーブする機能がついているのです。
もちろん常にセーブ出来るわけではなく、あくまでターンのはじめのみ。誰も動かしていない状態からという条件がつきますが。それでも行動順を覚えておけばやり直しが出来るようなものなので結構良心的なシリーズ作品だとは思いますね。
とはいえ、幾らやり直しがあっても難所と呼べるべきマップや敵は聖戦の系譜にも存在します。
他のFE作品と比べて遥かに広いマップで構成されたこの作品においては、その広大なフィールドを活かした集団による侵攻が散見されます。それがぱっと見でわかりやすいのがこちらのエルトシャン率いるクロスナイツとの戦い。
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上記の画像は親世代編の三章【獅子王エルトシャン】で相見えるクロスナイツで、手槍を持った間接攻撃可能なソシアルナイトのみで組まれた騎馬隊のもの。
この数の敵がずらずらずらーっと徒党を組んで挑んでくる、そんなのが当たり前のように何度も何度も出てきては交戦するのが聖戦の系譜でして……まぁでもこれは手斧や手槍を持たせた味方ユニットを置けばエルトシャン以外はなんとでもなります。問題はこういうやつ↓
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いわゆる混成騎士団ってやつ。私が今回の平民プレイで難所というか、ちょっとここ考えながら動かさないと事故るな〜って思ったところひとつ目です。
通常の子世代プレイであれば神器フォルセティのゴリ押しだったり、回避率爆盛りの魔法剣ラクチェだったりである程度テキトーにやってもなんとかなる場面なのですが、そこまでトンデモユニットのいない平民プレイの序盤でこの混成編成とやり合うのは中々に骨が折れました。
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イシュトーもかなり武人気質で覚悟の決まった格好いい漢
こちらは何の場面かと申しますと、子世代編となる七章【砂漠を超えて】の鬼門として用意されているメルゲン城の攻城戦の一途です。
城の前に展開された、ライザ率いる雷騎士団と城に鎮座したイシュトー。アーマーとマージが混ざっているせいで基本的に受けるというのが厳しく、この時点だとシャナンで回避盾をするかオイフェの手槍で受けるってパターンが多いでしょうか。尚且つアーマーも弓持ちと槍持ちに分かれているせいで面倒臭いんですよね……。そんでロングアーチから高射程の矢が飛んでくるのと、何より城のイシュトーが遠距離魔法を撃ってくるのがも〜つらい。痛い。
最後にこいつのサンダーストームを潜り抜けて城防衛のマージを撃破してイシュトー本体も倒して……というのがもう本当に本当に面倒くさかったです。
親世代の強さと武器を受け継いだ最強の子世代で楽々に攻略できるのが通常プレイの聖戦の系譜なので、やはり平民で質素に戦うとなるとこういう面倒臭いところほど難所になりますね。
ただ、開発陣の言葉として平民プレイこそが本来の難易度想定というのがあるらしく、そういう意味では適正難易度なのかもしれません。
次はアリオーン。八章【誰がために】で戦うトラキア王国の王子で、天槍グングニルの使い手です。化け物つよい。
こいつ平民関係なく通常時のプレイでもクソほど化け物なんだから、平民プレイで強敵なの当然すぎる。アミッドのエルウインドが偶然二発当たったから倒せましたが、見切り持っているせいで必殺は通らないしこっちには普通に必殺通るし、もう何かヤバすぎる何だこいつ。
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アリオーン、個人的に好きなキャラなので聖戦の系譜をプレイされていない方向けに軽く説明をすると、彼はトラキアという竜騎士の国の王族です。他にトラキア王国のキャラとしてトラバント、アルテナとトラキア776出典組で何名かおりますね。
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トラキア王国は国土の大半が山岳地帯で、平坦な道も殆どありません。荒れた土地のために作物も育たないために傭兵稼業で他の国に出稼ぎに向かうのが主な金策手段となっておりました。
このトラキア領に接しているのがキュアン、エスリン、フィン、リーフのいるレンスター王国。レンスターは肥沃な土地を有しているため、トラキア王国は昔からその肥沃な土地を狙い続けていたのです。
子世代編ではこのトラキア王国はグランベル帝国唯一の同盟国としてセリスたち解放軍の前に立ちはだかりました。その戦乱の最中に敵側の指揮官として出陣したアルテナがリーフの説得により”自分がレンスター王家の王女”であることを知って刃を納め、トラバントに「お前が父と母を殺したのか」と詰め寄ります。
親世代編で確かにキュアンとエスリンを急襲したトラバントは潔くそれを認め、なおも攻撃をしようと迫るアルテナはしかしアリオーンに気絶させられてしまいました。
そんな一部始終を経て、トラバントは「もう疲れた」と言い残してアリオーンに国を任せて小隊と共に解放軍に攻め込みます。
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プレイヤー視点ではトラバントはまごうことなき悪党で、リーフにとってもセリスにとっても倒すべき敵でした。
なので倒すことに躊躇いはありませんが、最後の最後にトラバントは「子の世代ならこれから分かりあうことが出来る、手をとってトラキアの未来を変えられる」と思ったのでしょう。トラキアは肥沃な土地を求めている、それは民衆が満足に食糧を得られず苦しんでいるからであって、別に侵略そのものが目的なわけではないのです。
セリスやリーフたち解放軍が憎んでいるのはトラバントです。アリオーンではない。
故に自分が悪役となり先に逝けば、アリオーンたち子世代は分かり合えると。けれどアリオーンはそんな父の遺志を理解しながらも解放軍と最期まで戦うことを決意しました。何より義理の妹として一緒に過ごしてきたアルテナと戦う覚悟を。この彼の「それでも退くことは出来ない」というこの強い意志が好きなんですよね〜。
……なんだかすごく長くなったな。まぁこれはね、仕方がない。好きな作品の好きなキャラの魅力を語るのにはこれでも足りないくらいですから。でも好きなことを語る場所ではないんだよなぁ。難所を語るところなんだよなぁ。
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これは続編のトラキア776のユニットが彼の指揮下にあるためとされておりますが、真相は如何に?
なのでこのリーフ一人にマリータとかタニアとかダグザが詰め込まれているわけですね〜
最後の難関難所はもちろん終章のイシュタル。
聖戦の系譜というゲームにおける神器のヤバさはそりゃもうとんでもないのですが、中でも群を抜いてヤバいというかヤバすぎて逆に笑えてくるのが先ほどのアリオーンとここで紹介するイシュタルのトールハンマー。攻撃力は30でステータス補強に技+20、速さ+10がかかります。効果だけ見ると絶対当ててくるマンであり、更にイシュタルのスキルに連続があるため、この高威力ほぼ必中の魔法を何度も何度も(運が悪くても五回くらい撃ってくるし、何なら二発くらえば味方ユニットは大概ロストする)放ってきます。
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本来のプレイであればこれにぶつける専用の神器として風魔法フォルセティ(レヴィンとその子供が継承するやつ)があるのですが、平民プレイだと当然受け継がれないのでそれ以外でコイツを打倒する必要が出てきますねぇ。
そして、終章ではトライアングルアタックを使う回避モリモリのファルコンナイト三姉妹メング、ブレグ、メイベルという鬼畜すぎる長距離移動ガールズも同時に出陣するため、こいつらを一緒に対処しないといけません。ちなみにコイツらのメタもフォルセティ。平民プレイは……なんとか頑張ろうねって感じ。無理です。
イシュタルの好きなところまで語っていくと更に更に記事が長くなるため、泣く泣く割愛。
以上が平民プレイで私が感じた難所でした〜!!
まとめと感想
今回は全体がかなり長めになっているため、まとめはギュ〜っと短くしたいと思います。
聖戦の系譜は親世代編のカップリング次第で子供の成長率や継承武器が変化するのが面白いのですが、血族が変わることで終戦後の各領地や国々の後継者も同じく変わっていくため、EDでそれぞれの領地に帰っていくストーリーも進め方次第でコロコロ変わるのがめっちゃくちゃ楽しいんですよね〜。
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エルトシャンの息子アレスやキュアンの息子リーフのように固定キャラはそのままアグストリアやレンスターの領地に帰っていくのですが、ここにラケシス(エルトシャンの妹)の息子娘がいるとそいつらもアグストリアに帰っていくのです。逆にラケシスの子供がいなければそこが変化するという。
で、同じラケシスの息子娘でも彼女の旦那がアゼルやレヴィンのような王族貴族だと長男のデルムッドはアグストリアではなく父親の領地に戻るという中々複雑な変化を遂げることとなります。
このシステムを駆使して自分の思い通りになるEDを構築するのもカップリングの面白さですね。
そんでEDの変化といえば、子世代のカップリング次第でも色々と変わってくるんですよ〜。
基本的に神器を継がない娘は彼氏の行き先についていくということとなっていまして、下の画像のようにカップルが成立しているとそっちに彼女の側がついてくのが微笑ましいというかお幸せにね〜感というか、充足感があります。
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他のFEにもよくあるその後の話ですね。風花雪月だと子沢山になる性豪リンハルトみたいになるやつ。
愛着の湧いたユニットが戦いの後は幸せそうにしている、これが戦記物の醍醐味ですよね〜。そして平民プレイで私が一番気に入ったのはやはりこの子。
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ラドネイ!!
ラクチェの代替ユニットで、彼女とは異なり流星剣を持たないけれど代わりにソドマスではなくフォーレストにクラスチェンジする子。
そりゃラクチェが一番好きなんだけれども、ラドネイのビジュアルもすごい好きというか……まさに男まさりな性格ですよって感じの顔グラが最高ですよね。
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彼女は友達が帝国軍の男に連れ去られたり色々されたりするところを目撃していて、そのせいで男嫌いになっているという設定があります。ラクチェもほぼ同様。
今回初めて平民プレイでラドネイの強さやセリフに触れていき、大好きになりましたね〜。FEヒーローズではまだ平民自体実装されておりませんが、そのうち実装してくれないかなぁと密かに期待しております。
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でもラクチェはそもそもコイツの攻撃避けるから体力減らないぞ
ここはソドマスとフォーレストの性能差ですねぇ
最後に、なーんかバグった一連のシーンを紹介します。
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グラフィックは兵種グラのものらしい
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ちなみにこのあと、しっかり進行不能になってリセットすることとなりました。みんなバグが起こったらやり直そうな。私との約束ですよ。
長々と語ってきました。皆さん、少しは聖戦の系譜に興味を持っていただけたでしょうか。うーん自己満足語り過ぎて興味を持つ云々以前の話だったかもしれませんね。
でもこういう自己満足語りが必要な時もある。私はそう思います。
聖戦の系譜は有料のSwitchオンラインに入れば遊ぶことが出来るので、もし入っているけど遊んだことないという方がいればこの機会に是非とも触ってみてほしいなぁと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。また次の記事も読んでいただけると嬉しいです。わさびでした〜!!
↑この作品のユウカかわいいので好き↑
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