やっと"人生の相棒"に出会えた-友達を捨てたら友達ができた話
正直、身近な人がこんなこと考えているとは思いませんでした。
サムネにもなっている相談を高校時代の同級生から受けたのは、今年の4月でした。
名誉な孤独
振り返れば高2で留学していたころから自分は孤独でした。
しかしそれは名誉な孤独でした。
自分が好きなように生きていきたいと思い、気づいたら一人で過ごすようになっていたのです。
気の合わない人と無理やりつながろうとするのは疲れます。
ブログを書くようになりました。人の目を気にしてしまう自分にとって話すことは建前の場でしかなく、「書く」ということが唯一の自分を出せる場でした。
帰国後、同級生からは軽くネタにされたり「留学して血迷ったかw」と言われたりしました。
それでも自分と気の合わない人に迎合する気はなかったし、振り返っても当時の態度が悪手だったとは思っていません。
それだけ、誇りを持っていたのです。
急展開
そんな自分にも初めて”出会い”がありました。
あ、彼女じゃないです。残念ながら。
冒頭の連絡をしてきた、1人の同級生のことです。
コロナ禍をきっかけに、何か始めなければという危機感を持った彼。
知り合いの中でも唯一、それっぽいこと(ブログ)をやっていた自分に白羽の矢が立ったのでした。
初めて会ったとき、「こいつだ」と思った
初めて彼と出会ったのは3年前の春、高校に入学したときでした。
クラスや部活が同じだったりクラス替えがなかったりと接点は割と多かったですが、当時は会ったら挨拶をする程度でした。
しかしその時、自分は感じていました。
こいつとはどこか同じでどこか真逆である。と
当時ははっきり言語化することができませんでしたが。
わさびー、動きます。
初めに連絡を受けてから約一か月後の5月、転機が訪れました。
こうしてZoomを使って定期的に会議をするようになりました。(動いたのは友人の方でした笑)
初め、内容は物理や英語など、学校の勉強の予習がメインでした。
しかし同級生という「ゆるさ」が故、自然と自分たちの話したいことを話していたのです。
自分も気づけば、ぬるっとブログを続けていたことで得たネットビジネスの知識を語っていました。
語りすぎてセミナー状態でしたが、幸い友人は興味を持ってくれました。そしてTwitterでの情報発信やstand.fm(スタエフ)という音声メディアでの投稿など、色々と始めました。
彼の世界はどんどん広がって、今では動画編集を勉強しています。
孤独では得られなかったもの
また、自分自身も彼から影響を受けていました。
以前はリスクは負いたくないという理由で無料ブログを使っていました。
しかし「あいつが動くなら」という気持ちから勢いでブログのサーバーとドメインを購入。貧乏性の自分からしたらサーバー代の約1万円は大金でした。
スタエフの存在も、彼から知りました。
話すことが嫌いだからブログを始めたはずなのに「今から始めれば先行者優位がとれるから」というだけの理由で、気づいたら毎日更新もしていました。
こんなこと、孤独であればきっとやっていなかったでしょう。
「こいつだ」の理由が分かった
ビジネスで稼ぐという同じ目標をもった自分たちは、もはや人生の相棒でした。
そして週1で話し合いをしていく中で、以前感じた「どこか同じでどこか真逆」というのが言語化できました。
共通点:どちらも正統派でないと伸びない
相違点:村で伸びるか、個で伸びるか
正統派でなければ伸びない
ときどき、コネとかを使って上手く出世していく人っているじゃないですか?(それが悪だとは思いません。むしろ、うらやましい能力です。)
ただ僕らにはそんな力はありませんでした。要領が悪かったのです。
とは言え自分たちが何もできないのかと言われると、そうでもありません。
自分は中1の頃、偏差値50くらいでしたが3年間、勉強し続けたら開成を受けるレベルに到達していました(落ちましたが)。
アーチェリー部だった友人は高1の頃、同期が20人くらいいる部内で下から3番目でしたが、高2の夏には同期の中で1番になっていました。
序盤で一気に成果を出すのではなく、後からじわじわと伸びていくタイプだったのです。
"村"で伸びる友人と"個"で伸びる自分
違いは何だったのかというと、どのように伸びていくかでした。
彼は仲間づくりが得意でした。部活では同期の中でも唯一、先輩にガンガン質問したりして知識を吸収していました。
ビジネスのためにTwitterを始めたときは、1ヵ月近くで4人の人(もちろん、Twitterで初めて知り合った人です)とリアルで会っていたほどです。
同じ夢を持つ仲間とワイワイやって伸びる。
この「ワイワイ」は"村"そのものでした。
対して自分は何事も1人でやるタイプでした。"村"には適応できなかったのです。
勉強も自分がやりたいときにやりたいことだけをやって、気づいたら偏差値が伸びていたという感じでした。
近くに人がいると余計な情報まで拾ってしまい、ペースがかき乱されてしまうのです。
こうして自分は、名誉な孤独というスタイルを確立してきたのです。
この共通点と相違点は、彼もしっくりきていました。
おわりに
その瞬間、夢ができました。
そしてお互いの夢を語り合いました。
2人で講演会しよう
映画を作ろう
本を書こう
「やさしさ」とはかけ離れたものかもしれません。
しかし仲間ができたこと、そしてお互いが同じであり真逆であったからこそ、これほど大きな目標を持てたのだと思います。
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