ゲームコミュニティーが自分を何者たらしめた
はじめに
2週間ほど前、同級生のメンバー10人くらいとゲームの大会をしたのが楽しかったので記憶が薄れないうちに書いておきます
ついでにeスポーツとかゲームコミュニティーについても触れたいと思っているので、最後まで読んでいただけるとありがたいです
タイトル
扱ったタイトルはクラッシュロワイヤル(クラロワ)です
↑「タイトル」って言葉、eスポーツっぽくてカッコイイので使ってみたかっただけですw
簡単に説明すると3分間で敵陣にある3つの城を落とすという1対1のスマホゲームです
8枚のカードでデッキを組むのですがカードは100種類近くありどのカードも個性が強いため、戦略は多岐にわたります
ゲームが上手いということ
他のゲームと同様にクラロワにもプロリーグやプロゲーマーという肩書きは存在します
しかしクラロワはほかのゲームに比べて、観戦者(特に初心者)からは上手さが見えづらいゲームです
クラロワにおいて客観的な実力を示す指標として、トロフィーというものがありますが、それが全てではありません
クラロワの技術はPS(Playing Skillの略)と呼ばれています
主に相手の4枚ある手札を把握して攻めのタイミングを考えたり時には先読みを決めたりしたときを「PSがある」といいます
そのため相手の手札を把握しているかは観戦者からは見えなず、場合によっては1手ごとの意図が分からないことがあるのです
また、対戦相手のデータ(戦歴や得意デッキなど)からどんなデッキを使うかを予想し、それに相性の良いデッキを選ぶことも勝敗には不可欠です
そのため試合の前から勝敗が決まっているという状態も起こりうるのです
自分はこのデッキ選択をしているときが大会で最も楽しい時間でした
ハンデ
クラス内でも実力差はかなりあったためハンデを設けました
具体的にはトロフィーの差300ごとにカードを1枚、一方的にバンできるようにしました
意外と盛り上がっている企画
実はこの大会、今回で5回目だったんです
最初は、体育祭の時間が暇だったのがきっかけでしたw
自分の高校の体育祭は2日間で様々な種目が行われるのですが、出なければいけないのは最低1種目のため、スポーツが苦手な人は出番も少なくかなり暇です
そんな中、待ち時間が長い友達で暇つぶししようということで始まったのがこの大会です
当時はとりあえず周りにいた人を強引に集めて個人の総当たり戦をやったのですが思いつきだったのもあり、最後までやりきることができませんでした
リベンジ
いろいろな人から好評だったため、第2回が10月に行われました
第1回の反省を踏まえて色々と改良されたのですが、最も異なっていたのは6人1チームの紅白戦だったところです
クラロワはもともと一人でやるゲームなのでチームメンバーと戦略を立てたりオーダーを決めたりすることは初めてでした
また、自分は初めての大会としての2v2の試合に触れました
クラロワのメインである1v1の試合は手軽にできますが2v2は4人(2人×2)の予定が合わないとできないため、貴重な機会でした
当時、2v2を取り組むのは初めてで分からないことばかりな状態でしたが、リアルタイムで考えていることを共有しながら試合をするという体験が新鮮でした
なんやかんやで恒例行事に
11月は期末の直前だったため、第3回は12月に行われました
自分は前回(第2回)の2v2の試合が楽しかったため2v2にメインで出たのですが、あまり活躍できませんでした
試合の機会が少なく、データがなかったからです
自分はPSよりも相手のデッキを予想してそれに相性の良いデッキを選択する方が得意でした
しかし相手の傾向がつかめず、何のデッキを使ったらよいか分からなかったのです
第3回は1月に行われました
参加者数が少なく実力差もほとんどなかったため、ハンデなしの個人戦でした
2v2がなく、デッキ読みもしやすかったため、この回では準優勝することができました(決勝では圧倒的なPS不足で負けましたw)
そして先日(4月)に行われた大会も個人戦でした
大会の運営が変わったというのもあり、ハンデの仕組みが大きく変わりました
まずは逆バンが導入された点です
以前は普通のバンだったため、幅広いデッキを練習していれば対応できたのですが、逆バンでは何を押し付けられるか分からないため予想できない試合展開になりました
そしてトロフィー差でなくPSを数値化した相対的なデータを使ってハンデを決めました
これは身内ならではのハンデの決め方でとてもよかったと思いました
逆バンで大会を実際にやってみるとこいつの押し付け合いになりました
そして、意外にも押し付けられた側が勝っていましたw
エリゴレなどにまぜて地上ユニットでゴリ押していて、すごいカオスな展開でした
試合に出ない人は通話しながら観戦していたのですが、普段はPSを見せつけている人たちがこぞってチンパン(チンパンジーでもできるような脳筋ゴリ押しプレイ)に走るので観戦側も爆笑でした
(スクショ残しておけばよかった...)
ちなみに自分はロイホグを逆バンして2回連続で相性の取れるデッキを当てることができました〜(隙自語)
コミュニティーに属すということ
クラロワは何もない自分の唯一のアイデンティティーだったため、自分を出せる唯一の場でもありました
第1回の大会では体育祭暇人の陰キャが多かったですが、陽キャも陰キャも関係ないメンツでした
本気度は違えど、そこにいたメンバーは、全員がクラッシュロワイヤルというゲーム好きだったのです
シーズンがリセットされる17時まで学校に残ってトロ上げにいそしんだり(考えてみるとただの廃人w)一緒にステージゼロの観戦に行ったり...
どの思い出を切り取ってもこのコミュニティーにいなければやっていなかったことばかりでした
割と奇跡
Twitterなどでクラロワのコミュニティーを見かけることはよくあります
しかしクラロワもそこまで上手くなく、特にアピールポイントのない自分はそういった場所に入っていくことができていませんでした
そのためクラロワがそこまで上手ではない自分にとって、身近なところにここまでアクティブなコミュニティーが存在していることは奇跡だったと思っています
またハンデを設けたり通話をしながらワイワイできたりしたのも、同じクラスという信頼関係のあるメンバーだったからこそのものでした
終わりに
と、ここまで長々と書いてきましたが実は、大会の企画・運営をしたのは自分ではなく友達でした
ということでまず、企画してくれた友達には感謝しなければいけないと思いました
試合に出て優勝したり上位に食い込んだ人は「ゲームが上手い、強い」といった評価がされます
しかし運営は、試合形式やハンデを考えてくれたり試合に出ないのに進行してくれたりしていても、なかなか感謝が表向きにされないと感じていたからです
高校を卒業してメンバーとしてはバラバラになってしまうけどまた大会ができたらいいなと思っています
そしてそのときには自分も企画や運営のサポートできたらと思っています
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