ルワンダ「カガメ大統領が4度目の当選」_2024/07/27配信分

【戦時情報局】  
7月第4週のトピック

<今週の振り返り>
 1. エマニュエル駐日米大使
 2. ウクライナ戦争
 3. シー・シェパード創設者
 4. 一帯一路
 5. トルコ_エルドアン大統領
 6. ルワンダ大統領選
 
<メイントピック>
「トランプ暗殺未遂事件続報」 

今日はこの中から、「ルワンダ大統領選」についてご紹介します。

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ルワンダ
「カガメ大統領が4度目の当選」

<記事の概要>
東アフリカのルワンダで
7月15日に投開票が行われた
大統領選で、
現職のカガメ大統領が
4度目の当選を果たした。
選挙管理委員会の発表によると、
カガメ氏の得票率は99.18%に達した。
 
1994年の虐殺から国を復興させた
カガメ氏の手腕が広く支持を集めた。
カガメ氏は虐殺後に
与党・ルワンダ愛国戦線(RPF)を率い、
2000年に大統領に就任。
その後の選挙でも連勝を続けている。
 
<丸谷局長の解説>
 ルワンダは
フツ族とツチ族の民族対立が激化し、
1994年にフツ族政府とフツ族過激派が
ツチ族を80〜100万人
虐殺した事件で知られているが、
その虐殺を止めたのが
カガメ氏が率いたルワンダ愛国戦線である。
 
その後、
ルワンダは奇跡の復興を遂げ、
アフリカの中でも
ルワンダの発展は著しく、
欧米や日本のマスコミは
1994年の虐殺から
国を復興させた立役者として、
カガメ氏の業績を高く評価している。
 
とはいえ、
今回の選挙について、
ルワンダ選挙管理委員会の発表によると、
カガメ氏の得票率は
99.18%に達したとしているが、
普通に考えたらおかしい。
 
多くの反対派が
書類の不備で投票すらできなかったとか、
秘密警察は反対勢力を次々と誘拐している
とまで言われている。
 
では、カガミ氏とはどういう人物なのか?
 
カガメ氏は
もともとは米軍で訓練を受けて、
ベルギーやフランスから
コンゴ民主共和国の
地下資源権益を奪うために
アメリカに雇われた人物。
 
その結果として、
30年前に大虐殺が起きたが、
これをカガメ氏は
あえて止めずにやらせたとされている。
ブッシュ家とも非常に仲がいい。
 
2014年、
カガメ氏の側近で
ルワンダ秘密機関の元最高責任者、
のちにカガメ氏を批判し、
南アフリカで亡命生活を送っていた
パトリック・カレゲヤ大佐が、
同国ヨハネスブルク市内のホテルで
絞殺遺体となって発見された。
 
彼はルワンダ虐殺の真相や、
ここ30年で1000万人が死んだ
コンゴ民主共和国での
内戦の真相について
知っていたのだろう。
 
この時にカガメ氏は、
「裏切りには結果が伴う。
 私たちの大義を裏切ったり、
 私たちの人々に
 危害を加えようとする者は
 誰でも犠牲者になるのだ」
と言ったらしい。
 
産業と不動産で富を築いた
裕福なルワンダの起業家兼実業家であった
アシナポル・ルウィガラ氏は、
カガメ氏が率いた
ルワンダ愛国戦線(当時は反乱)に
多額の資金を提供していた。
 
2015 年 2 月 4 日の夜、
アシナポル・ルウィガラは、
ルワンダの首都キガリで、
乗っていた車がトラックと衝突して
交通事故により死亡した。
 
家族が慌てて現場に到着した時、
車内にいた父親はまだ生きていて、
その体を外に出したが、
息子の一人である
アリスティド・ルウィガラ氏によると、
警察が父を車から降ろしたとき、
父がまだ息をしているかどうかを
医療関係者が確認することなく、
すぐにビニール製の遺体袋に入れたという。
 
家族らによると、
救急車が来ても、
警察はルウィガラ氏を乗せず、
パトカーで搬送し、
家族らは付き添いを禁止された。
 
しかもトラック運転手は
その後に失踪して今も捕まっていない。
 
目撃者の証言によると、
ルウィガラ氏は
道路上の2カ所で待ち伏せにあい、
車で逃げようとしたが、
追っ手が追いかけてきて
事故を起こしたという。
 
遺体安置所に入れられた後、
家族がその後頭部に傷をみつけた。
 
司法解剖の結果、
それはナイフによる傷であって、
それが死因だったことが判明したため、
家族は交通事故に偽装された暗殺だと確信した。
 
娘ダイアン・リガラさんは
カガメ大統領の統治、
ルワンダにおける
不正義と抑圧を非難するとして、
2017年5月3日に
大統領選挙に無所属で立候補を表明したが、
その直後、彼女を脅迫するために、
彼女自身のヌード写真が
ネット上に流出する。
 
2017年7月7日、
彼女の立候補は無効とされました。
 
ダイアンの妹、
アン・リグワラは、
腹痛を8時間訴えた後、
2023年12月28日に死亡した。
 
41歳で、
おそらく何者かに
毒殺された可能性が高いと
言われている。
 
姉のダイアンは、
2024年7月の選挙でも
大統領候補に声をあげたが、
認められなかった。
 
今回の選挙結果に関連する
日本の報道では、
「カガメ氏は荒廃したルワンダを復興させた」や、
「(ルワンダ首都の)キガリでは女性が夜一人で歩いても危険を感じない」
などの現地住民の声を載せ、
カガメ氏の業績を称賛している。
 
日本のマスコミなんて、
こんなもんです。      
 
 
 
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「戦時情報局」では、
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世界情勢の裏側を、
さらに多角的な観点で、
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お伝えしています。
 
 
7月第4週のトピックは...
 
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