
どこでもドアと、幸せについて
距離感について考えてみたとき、
思い出したことがある。
待ち合わせの時間に、あと少し間に合わない時。
商談の時間が迫っているのに、なかなか道が進まない時。
「どこでもドアあったらなー!」
青二才だった頃、幾度となくそう考えさせられた。
そんな時、確かにお目当ての地点まではすぐに到達する。
便利なドアも、いつもあったらどうだろう。
行きたい場所へ、いつでも行ける。
訪れてみたかった、あの名所も。
テレビで話題になった、あの土地も。
瞬間的に手に入ったら、ドキドキ、ワクワクもあったもんじゃない。
時間をかけていく”その場所”も、一瞬で”既視感”に一変する。
「幸せ」の正体ってそこへ向かう長い道のりのことなんじゃないかな。
「今は」手に入らない幸せへ辿り着くまでの景色を、存分に楽しもう。
そんな風に考えたら、なんだか元気が出てきました。
最後までご精読有難うございました。
今日も書けるという喜びに、感謝。