
明日へ向かう言葉 2025.1.8
影のない役者は光のない役者だ。俺は新しい影をつくることから始める。
勝新太郎(俳優)
影があるから、光がある。
陰があって、陽がある。
俳優というお仕事はその光、照らされた部分に憧れや羨望の眼差しが注がれる。
ところが、勝さんは影があるからこそ光が際立つと仰っている。
眩い光は、人々を魅了する。
しかし、光だけではなく、裏にある暗い部分にこそ、紡いできた道のりがあり、彫刻の様に立体感があらわれる。
”濠になっている部分は何か”に焦点を当ててみると、人やものの見方が変わってくる。