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明日へ向かう言葉 2025.1.14
太陽の光を借りて照っている大きな月よりも、自分から光を放つ小さな灯火でありたいものだ。
森鴎外(作家)
自ら放つ光は、己を燃やしているということ。
「己を燃やす」とは、光を放つために内側の力を捻出すること。
言葉を「灯」と置き換えてみる。
内面のエネルギーをどれだけ燃やし、昇華させたかで
灯の大きさ、放つ光の眩さは変わってくる。
いまは、小さな小さな炎かもしれない。
僅かとはいえ、そこから放つ光が確かにある。
その炎を大切に守ふこと。
書くことは、
絶えることなく、火を燃やし続けることと似ているかもしれない。