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明日へ向かう言葉 2025.2.15

自分が何者であるかに固執しなければ、自分がなり得る最高の自分になれる。

                           老子(哲学者)

人は、自分自身を定義づけようとする時がある。

「私はこういう人間だ」「私にはこれしかできない」と、無意識のうちに自分に枠を設けてしまう。

私たちは「アイデンティティ」を守ろうとするあまり、成長の機会を逃していることがある。

例えば私の場合「内向的な性格だから」と決めつけ、今まで新しい人や出会いを避けてしまっていた。

それは今から思えば、何と勿体ないことだっただろうか。

人間は本来、固定的な存在ではない。

「変わらない日常に見える日々」も、新しい経験を通じて変化し、成長している。今の自分を絶対的なものとせず、むしろ「なり得る可能性」として捉え直すとき、思いもよらない扉が開かれることがある。


自分自身への執着を手放すこと。
それは、かえって本来の可能性が開花するという逆説を示している。
既存の自己イメージという「檻」から解放され、より自由に、より豊かに生きることへの招待状なのだ。


当然変化すること、変わるということに、不安や恐れは当然つきまとう。

しかしそのブロックと固定観念にとらわれず、日々少しずつでも新たな自分を発見していく。その柔軟な心構えこそが、私たちを「最高の自分」へと導く道標となる可能性を秘めている。


完璧な自分を目指すのではなく、完璧な自分という概念すら手放す。
「こういう役割だ」「こういう立ち位置だ」という執着も、手放してみる。


そこに、真の自己実現への鍵が隠されているのかもしれない。

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