見出し画像

オーガニック離乳食入門#3 離乳食のはじめかた

1.オーガニック離乳食をはじめよう

オーガニック離乳食には、ガチガチの決まりや努力は不要です。ただ一つ大事にしたいのは、体に負担となる化学物質を極力減らし、腸内細菌がよろこぶ日本の自然に沿った食材を使って、楽に進めることです。

ではどのようにはじめるのか、私が「自然派」というキーワードで学び実践を基に私の考えるオーガニック離乳食の進め方をお伝えします。
前提として、お子さんの成長には個人差があり、焦って進めず、お子さんのペースに合わせて一進一退でも構いません。お子さんの体の反応を観察しながら進めていきます。

離乳食をいつからはじめる?
それは、子どもの体の準備ができたときです。

一般的にはこのチェックポイントが伝えられています。
☑子どもが欲しがったら(食べているのを見てよだれを垂らす)
☑支えたら座れる
☑歯は生えているか(本数の表記はない)

ここでは少し違います。実は体の成長と舌の発達にも関係があります。舌を上手に使えるか、歯が上下2本ずつ生えているかどうかは、体が消化できる状態になっているか、つまり唾液がしっかりでるかどうかが大切な指標です。
最低限最低上下2本ずつ生えていること。平均的によだれは3~4カ月で目立ち、乳歯が生え始めるのは5~7ヶ月ですが個人差があります。腸が未完成ということは、消化能力もほとんどありませんので、無理して進めると体に負担になってしまうだけです。

そしてお座りに関しては、支えなくても自分で座れるかどうかは大事なサインです。
日常生活でも、子どもが自分から座らないのに、座らせてあげた方が子どもが喜ぶのではと、大人が座らせてあげることは避けましょう。
しっかりと体をつくってあげるサポートとして、うつ伏せを0ヶ月の頃からさせてあげましょう。日中ご機嫌のいい時にさせてあげることで、体幹を鍛えることができるので積極的にその時間を増やしてあげてください。うつ伏せができると、腕を突っ張って手のひらで上半身を支えられるようになります。そうすると、顎の力もつき、カミカミできるようになります。四つん這いが出来れば自分の腕を使って自力で座れるようになりますから、発達のプロセスに合わせて食べ始める時期を見極めてあげます。
もは自分の力で自然に座れるようになるので、お子さんの成長のペースを待ちましょう。

ここから先は

8,451字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?