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『アメリカン・コズミック』余話(2)
(1)のつづき。
01:02:28~
オカルトNASA
ミシェルズ:現代の航空宇宙関係者があなたに連絡を取っているのはとても興味深いことです。私たちは多くのものが明らかになりつつある新しい時代の瀬戸際にいるように感じます。多くのプログラムや企業の従来の歴史は物質主義的な還元主義の科学でした。これらの組織の多くの人々と話をすると、まるで科学が50年代か60年代に学問の世界と航空宇宙の世界に分裂して袋小路に陥り、そのまま進んできたかのようです。しかし私は彼らに宗教的な側面があることに関心を持っています。NASAの初期のミッションには、ギリシャとラテンの象徴と1世紀のラテン語が使われていたといいます。なぜ彼らがその伝統に敬意を表していたと思いますか?
パスルカ:ええ、それはとても素晴らしい質問です。まず、わかりません。誰も私にはっきりした答えをくれないでしょう。
ミシェルズ:宇宙に行くために彼らが NHI に対処する必要があるとか、彼らが何らかの形でNHIと接触していたなどの話もあります。あなたはどう考えますか。
パスルカ:これについて私は実際に関係者と話してみました。彼らは「スポンサー」に敬意を表す方法だと言っていました。彼らは「スポンサー」と呼んでいます。私は、彼らはラテン語を読めるのかと尋ねました。彼らはもちろん読めると言いました。これは私たちの歴史の中で認識されていない大きな伝統だと思います。
ミシェルズ:そしてそれは密閉された形で受け継がれていると思います。
パスルカ:確かにそうです。
ミシェルズ:しかしそれは興味深いことです。なぜならそれは今日の宇宙計画をエジプトの伝統と結び付けるものだからです。
パスルカ:ロシアの宇宙主義でも、コンスタンティン・ツォルコフスキーがNHIを信じていて、彼はこれについて本を書き、ロシアのロケット工学の父であると呼ばれています。彼はキリスト教徒なので、この枠組みにキリスト教的なオーバーレイがかかっています。しかし、アメリカ人でロケット工学に重要な役割を果たしたジャック・パーソンズはキリスト教徒ではありませんが、同じ信念を持っています。彼の場合はキリスト教ではなく、ギリシャ・ローマ時代の伝統のようです。エジプトにまで遡るのか、私には分かりません。私はインサイダーではないので内部事情は分かりませんが、ギリシャ神話などは実際に彼らが意図的に使っているのです。
ミシェルズ:数年前に比べて今私が思っているのは、UAP機密プログラムに関しては誰も責任者がおらず、あるいは責任者がいるとしても、それは緩く分散した奇妙なもので、内部の明確なクリアランスシステムや分類システムと一致するものではないようです。
パスルカ:はい、私もそう思います。証明はできませんが。
ミシェルズ:私はUFOプログラムの設計者だと思われている人たちにかなり会ってきました。彼らに会うと、この人はあの人が知っていることの多くを知らない、そして、あの人はこの人が知っていることを知らない。そういうことがたくさん起こっている、という感じがします。
パスルカ:ええ、そういうことがたくさんありました。それで口承の伝統について考えるようになったのです。彼らは自分の使命について、人に尋ねたり、誰かに言われたりするのではなく、自分で理解しなければなりません。そのプロセスは彼らにとって困難で、パッチをもらうまで、彼らは自分が正しいことを理解したことさえ知りませんでした。彼らは私に、この使命に取り組んでいたが、パッチを手に入れるまで彼らはそれを知らなかったと話しました。それで私は、そういうふうに伝わるのか、口承で伝えられる伝統があって、メモを通して伝わるわけではないんだ、だったら機密解除されたメモは、こういう伝統があるときどういう意味があるんだろう、と思いました。
ミシェルズ:ええ、すべてのメモは、暗闇の中で手探りしているような感じで、彼らはこれらのことが何なのか本当にわかっていないのです。ところで私は20 世紀半ばの発明家タウンゼンド・ブラウンの大ファンなのですが、彼は、水の中の魚のようなもので、彼らは知らない、彼らはただ船の上にある穴を見るだけで、それらの船が何を運んでいるのか、なぜそこにあるのかはわからない、と言っています。ところで、あなたが先ほど言った「パッチ」とは何ですか?
パスルカ:宇宙軍とか、今日何と呼ぶかわかりませんが、宇宙衛星などに物を送り込むために働いている人たちは、このパッチをもらいます。このパッチには、ローマの神か何かが描かれていて、通常はミッションを表すラテン語が書かれています。タイラーも持っていましたし、オンラインでたくさんのパッチを見ることもできます。150枚のパッチを持っている人を知っています。その人は一生この仕事をしてきた人です。
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ミシェルズ:あなたの本で「タイラー・D」と呼ばれている人について話したいのですが、彼はNASAのミッションコントローラーで、打ち上げをうまく行うために意識のプロトコルを使用しているようです。とても興味深い人物ですが、あなたと一緒にバチカンに行き、改宗体験をします。彼がバチカンのアーカイブで調べたところ、彼が行ってきた宇宙に衛星を打ち上げるという仕事は神秘的で歴史的に深い意味を持つものであることが確認されました。
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パスルカ:ええ、彼が経験した改宗を目の当たりにできたのは私にとって本当に素晴らしい経験でした。私たちはバチカンで、空中浮揚したという伝説があるジョセフ・オブ・コペルティーノとアグレダのシスター・マリア(Sister Maria of Agreda)の記録を調べることから始めました。また教皇の顧問だったピーター・ゴメルにも会いました。彼はイエズス会士で、テンプル騎士団についてたくさん話しました。
ミシェルズ:タイラーがテンプル騎士団について何と言ったか覚えていますか?
パスルカ:はい。 それがきっかけになって彼は自分の人生を見つめ直し始めたと思います。バチカン天文台で彼は天体物理学を研究している修道士たちに会いました。彼らの使命は宗教と科学の融合です。私はそこが彼の居場所であり、その時点で彼はおそらく改宗するだろうと思っていました。彼はアーカイブでコペルニクスやケプラーの原典や電磁気学の本などを調べて多くの時間を過ごしました。私が彼をアーカイブから引き離すことができないくらい、彼はこれらの本に釘付けになっていました。
ミシェルズ:あなたがタイラーと一緒にバチカン天文台に行ったとき、彼らはタイラーが誰であるかを知っていたと『アメリカン・コズミック』に書いてあるのを読んで、私はびっくりしました。なぜなら、バチカンの人々がどうして米国の NASA ミッション コントローラーが誰であるかを知っているのだろうと思ったからです。
パスルカ:私たちがそこにいたとき、たまたま欧州宇宙機関の若い科学者たちもそこにいました。ディレクターのガイ・コンセルマノが、本当に素晴らしい案内や講演をしてくれました。彼が私たちを紹介してくれて、私も紹介してくれました。タイラーを本名で紹介したとき、その場全体が大騒ぎになりました。アメリカ人は何が起こっているのかよくわからないけれど、彼らは知っていたのです。彼らにとってタイラーはヒーローでした。ええ、本当にクールな経験でした。
ミシェルズ:それは信じられないことです。タイラーとのもう1つの興味深いつながりは、彼があなたと会う前にクリス・ブレッドソーと関係があったことです。クリスの息子のライアンが、タイラーは自分がタウンゼンド・ブラウンのグループの一員だと話していたと言っていました。タウンゼンド・ブラウンは、とても興味深い人物です。 20 世紀半ばの発明家は重力の世界で目に見える以上の発見をしたと思いますが、ブラウンは重力と電磁気のつながりを解明した可能性があり、それは時間にも影響を及ぼします。なぜなら、重力を少しでも変えることができれば、時間と一般相対性理論を変えることができるからです。彼は私生活で常にタイムトラベルについて話していました。私がとても興味深かったのは、タイラーがブレッドソーに、彼が NASA とバハマに拠点を置くグループに関わっていたこと、タウンゼンド・ブラウンがこのグループの代表であり、タイムトラベル技術が関わっていたことを話したことです。ブラウンがバハマの NASA で多くの時間を過ごし、非常に興味深い人物たちと過ごしたことは知られています。
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パスルカ:それはとても興味深いです。なぜなら、私がタイラーを知っていたとき、彼はいつもタイムトラベルについて話していて、タイムトラベルに関する新しい映画が公開されるたびに見に行っていたからです。タウンゼンド・ブラウンは「インビジブルズ(目に見えない人々)」の一人です。少なくともあなたが現れるまではそうでした。私はタイラーに会ったとき、彼は私たちの歴史に多大な影響を与えているのに私たちはそれを知らないので、もっと多くの人がこの人について知る必要があると思いました。
ミシェルズ:ブラウンは無一文で亡くなりましたが、彼の研究がB2ステルス爆撃機、つまりプレミアステルス爆撃機に採用されたことは確かです。彼はノースグラマンの財務部門から途方もなく低い賃金しか支払われていませんでした。そして、それさえも失いました。彼はさまざまな分野を統一する実験を行ったと言われています。誰もがニコラ・テスラの悲劇を知っていますが、彼が誰なのかはみんな知っているし、彼の名を冠した素晴らしい自動車会社もあります。でも誰もタウンゼンド・ブラウンのことを知りません。彼は愛国者でした。冷戦時代に彼の発見は明らかに兵器やその他さまざまなものに影響を及ぼしました。だから彼は自分の研究について大量の偽情報を作り出して人々を惑わしたのです。彼はカタリナ島で人知れず死にました。私がブラウンに対して感じている思いを、あなたもタイラーに対して感じたのだと思います。
インビジブルズ(目に見えない人々)
パスルカ:不公平感のようなものを感じました。私がタイラーと知り合った頃、彼のような人々が他にもいました。私は彼らを「インビジブルズ(目に見えない人々)」と呼んでいました。最近そのうちの1人が亡くなりました。この人の家族は、その人の業績を知りませんでした。彼の同僚たちは大きな悲しみを感じていました。誰もその人のことを知らなかったので、彼にふさわしい追悼をすることができなかったのです。それでタイラーは、私に追悼文を書くのを手伝ってくれないかと頼んできたので、私は手伝いました。追悼文を書いている間、とても感情的になりました。彼らはその後私に連絡してきて、慰められたと言っていました。彼らの悲しみを理解してくれた人がいると感じたからです。
ミシェルズ:これらの「目に見えない人たち」は、今、ある意味で、自分自身をさらけ出し始めているように思えます。
パスルカ:どうやら、一部の人たちは、このような人生にうんざりしているようで、そうしたいと思っているようです。
もう一度プラトンの『国家』の話に戻りたいのですが、それは、政府がプラトンの師であるソクラテスを殺害したというトラウマを通して書かれたテキストでした。何も悪いことをしていなかったにもかかわらず国の法に従って刑を受け入れたソクラテスに倣えば、内部告発者は秘密を守るべきかもしれません。でもプラトンはそう考えませんでした。キリスト教徒は、世界は罪によって作られた場所で、あなたのための場所ではないと言います。しかし、そう考えない人々もいます。プラトンはそのような人々のための共同体について書いたのだと思います。
ミシェルズ:普遍的な運命などというものはないし、救済があるとすればそれは共同体的なやり方で行う必要があるのだと思います。
パスルカ:そう、共同体が必要なのです。仏陀もそう言っています。仏教には3つの鍵があって、1つは自分で善を行うこと、もう1つはダルマ、つまり教えで、3つ目がサンガ(比丘の集団)、グループでお互いに助け合うことです。
結び
ミシェルズ:それは興味深いですね。ダイアナ、締めくくりにはぴったりの言葉だと思います。お時間を割いていただいて本当に感謝しています。素晴らしい一日でした。マラソンのようでした。これからUFO の世界だけでなく、世界全体で何が起こるか楽しみです。私たちは非常に混乱した状況にいます。ことわざに「楽しい時代よりも面白い時代に生きるほうがいい」とあります。
パスルカ:その通りです。私たちは間違いなく面白い時代に生きています。ジェシー、お話をしてくれてありがとう。あなたとお話するのはいつも楽しいです。
ミシェルズ:最高でした。どうもありがとう。