2267年に惰眠が破壊さるること
惰眠をむさぼる。眠りというのは、貪るというほどアグレッシブになり得るものだろうか。
惰眠そのものを貪り食うものといえばウグフシだ。バクに似た、バクより体色の趣味が悪い、あの足のでかい生き物だ。
奴の意地汚さときたら、2215年くらいの死にかけの私とタメを張る(当時の私のように湖を破壊したりはしないが)。縄張り意識が強く、一人につき一晩に一頭までしか現れないが、縄張りは毎日変動しており、同じ個体が数日以内に再訪することは珍しいという。
近年明らかになった通り、眠りそのものは