【W杯の日記】総括

実力伯仲

アフリカ、アジアのFWがスーパーゴールを決める。
そのシーンにもはや驚かなくなった
華麗なテクニックは強豪国の専売特許では無くなった

これは前回大会でもその傾向(日本がベルギーに勝ちそうになる等)があったが、より差が無くなった印象

また、各チームキーパーの技術が向上し、以前のようにアフリカチームのキーパーが脆くて大量失点…というシーンは無くなった点も見逃せない。

一方で強豪国と言われるチームが、連携を高められず、個人技に頼った結果チーム力が上がらず、格下と思われる相手に差を生み出せ無い、故に実力伯仲となった側面もある。

ベルギー、ドイツ、スペイン、ポルトガルなど。
優勝したアルゼンチンでさえもおそらくクラブチームトップにはチーム力は及ばないだろう


VARによる守勢不利

8年前は強豪国が1ー0で勝つ事が多かったが、それがほぼなくなった。
主審の露骨な強豪国贔屓がなくなったのは良い傾向だし、ピッチで寝転んだらアディショナルタイムは7分になった。
リードすれば時間を潰せばよかった守る側としては、VARと長いアディショナルタイムは難しかったと思う。
とはいえ、大怪我に繋がるような悪質なファウルは大会全体として減ったし、三笘が狡猾なファウルで削られるシーンが無かったのはVARの功績と言える。



PK戦増加

実力伯仲と関連
チェスでもそうだが、強者同士の戦いで引き分けが増えるのは自明の理 
フットボールの本質から考え、明確で決着のつきやすいルール作りの時期にきたのでは。

せめて準決勝は同時開催を

日程による体力差は出たとおもう。
クロアチアはアルゼンチンにあそこまで惨敗しなかったはずだし(固定メンバーと連日の延長戦の影響もか)決勝戦と三決で休養日差が出るのはいただけない



革新的戦術は日本、モロッコ、サウジアラビアから



強豪国が連携を高められない故に個人技に頼る中、W杯全体を通しても日本の尖った戦術は特別な驚きを与えた。
ブラジルやフランスが凄い戦術を使うのに期待してたら日本の戦術に驚いたというオチ

まとめ

予選免除のカタールを除いて、さすが各大陸予選を勝ち抜いた、間違いなく31チームの強者と言えたのでは。
レベルの高さ、好ゲーム、実力伯仲、PKという感想。
素晴らしい大会だった。
それだけに次回大会48チーム出場で大会レベルが下がるのは残念だ。






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