夜の中に / 歌詞

向かい合って座った男は
燃えるような二つの瞳で俺を見た
「覚えているか？八年の月日だ。漸く会えた」

夜の中に
空しさの中に
大人になった其奴の瞳に
赤く燃えるぎらぎら
赤く燃える光を見たんだ

「お前の空しさを当ててやろうか？
お前は棄てたのさ。大切にしてた朝を。
熱病に浮かされていたと嘯いて。俺の事も」

其奴は俺の両肩を掴んで
大人になった俺を覗き込んだ
「朝が来るぜ、そろそろ
それじゃあまた、しばらく
は、は、は！」

朝が来るぜ…

夜が明ける
空しさの中に
大人になった俺の瞳に
青く燃えるゆらゆら
青く燃える朝日を見たんだ

【備忘録】
裏ボカロック投稿祭2024参加曲です。ロックは本当に好きなジャンルでして、参加出来て嬉しかったです。ボカロォォォック！！！

いつもは歌詞で男性女性をはっきりと書くことはあまりしないのですが（聴いてくれる方にイメージしてもらい、その人の曲となって欲しい為）今回はトライしてみました。歌詞の主軸が男性なので、曲のキーも男性キーに合わせたつもりなのですが、所々めちゃ高い所が出来てしまって、どうしよかなと悩んだ結果、最後の青く燃える～（一回目）の所、高くて声が音程に届かない！というイメージで、少しフラットぎみになるように調声してみたりしましたよ！へんなコダワリ！！
あと、ドストエフスキー作品でよく出てくるヤバ系おじさんが使う「へ、へ、へ！」っていうのが大大大好きで、いつか歌詞に紛れ込ませたい！という長年の思いが成就した曲でもあります。最初、へ、へ、へ！にしてみたら、なんとまぁ面白すぎたので、は、は、は！に変更しました。

曲はこちらから聴けますよしな～に♪　↓
夜の中に / ワレカビンfeat. 可不 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)