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和レゲエ数珠繋ぎ-第41回-
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アーティスト名 西慎嗣&ロード・ロード・ローディ・ミス・クローディ・グループ
曲名 Don't Worry Mama
発売年 1980年
今回は運営者・ケイタが更新します。前回・第40回で取り上げたサザンレゲエの延長戦感覚で書いております。
今回のアーティストは、バンド・スペクトラムのボーカル&ギタリストの西慎嗣。1980年、バンド活動と並行して行ったソロ活動にてアルバムをリリースしました。アルバムのプロデュサーは桑田佳祐。収録曲にはやはり?和レゲエがありました。シングルカットされており7インチも出ています。写真の分と、片面が別曲でジャケットも違う分とで、7インチは2パターンあります。イントロからの第一声がもう…
アルバムトータルのプロデューサーは桑田佳祐ですが、この曲を作ったのはサザンのサポートメンバーでもあるギタリスト・斎藤誠。第40回で併せて紹介した原由子レゲエの編曲にも携わっており、自身のアルバムでも歌っています。こっちのバージョンも良い感じ。
その後、スペクトラムは1981年に解散。しかし西慎嗣の活動は続き、国内外で様々なアーティストと仕事をします。かなり端折りますがレゲエをキーワードに見ていくと、2000年にスライ&ロビーのジャパンツアーにギターで参加。その後ジャマイカに渡り、レゲエシンガーのベレス・ハモンドやアネット・ブリセットとも楽曲を作ります。2006年には参加したスライ&ロビーのアルバムがグラミー賞にノミネートされました。
※当時の本人によるブログも残っています。
そして2008年、自身名義のカバーアルバム「Back To The Roots」をリリース。もはや当然の如くここにもレゲエが数曲収録。動画はサム・クックのカバー「BRING IT ON HOME TO ME」
アルバムはスライ&ロビーの運営するTAXIレーベルから世界発売されています。
自身のルーツと題したこのアルバムではエリック・クラプトンもカバーしたボブ・マーリーの「I SHOT THE SHERIFF」まで聴けてしまう。ジャケットはブログに出てくるホテルの写真のようです。
今回の楽曲の制作者・斎藤誠もインタビューでエリック・クラプトンからの影響を語っています。サザン周辺に限ったことでは無いでしょうが、クラプトンがつないだ和レゲエの輪を垣間見た気がします。サザンレゲエとクラプトン、このタイミングで触れておきたい延長戦でした。
最後に桑田佳祐の意外な提供作品をご紹介。レゲエ曲の多いアーティストとして、当企画を読んでくれる皆さまならご存知であろう上田正樹の7インチレコード「miss you baby」
あまり接点が見えない2人ですが、溢れ出る桑田節がたまらない1曲。しかしこれはレゲエではありません。ただ…何の因果か裏面には和レゲエ収録です。見つけたら買ってください!
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今回もありがとうございました!
次回はゲスト登場です。