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和レゲエ数珠繋ぎ-第35回- ROCKDOWN
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東京都 ROCKDOWN
アーティスト名 アグネス・チャン
曲名 愛を告げて
発売年 1983年
ROCKDOWNと申します。
都内等で不定期にDJ、ディスコ、ハウス、ジャズ、レゲエ、和物等を好みます。
今回和レゲエを一曲ということで選びました。
「ひなげしの花」のヒットで有名な歌手、タレント、現在はユニセフ親善大使もつとめるアグネス・チャンの1983年のアルバム『Girl Friends』に収録の「愛を告げて」です。
このアルバムは「新しいFemale Soundは14人の女性達から始まる!」という帯のキャッチコピーの通り、
作詞、作曲をアグネス・チャン、りりィ、矢野顕子、荒井由実、久保田早紀、太田裕美、山崎ハコ、森山良子等が、全編曲を山川恵津子と、女性陣が手掛けており、アグネス・チャンがアイドルからアーティストへとシフトチェンジしてゆく時期のアルバムです。
まあ演奏は男性陣なんですが、ドラム青山純、ベース伊藤広規、シンセ・キーボード難波弘之、ギター今剛等の間違いない面子。
「愛を告げて」は元々はアグネス・チャンの1975年リリース作に収録されている荒井由実が作詞・作曲の楽曲です。
今回選んだ「愛を告げて」は2nd Versionにあたり、75年バージョンとは全くアレンジが異なります。
私見ですがCulture Club「Do You Really Want To Hurt Me」を分解・再構築したかのようなアレンジで、中盤ブレイク部分はスネアドラムとリムショットのダビーな残響音が心地よく、アレンジャー山川恵津子の遊び心が感じられるレゲエPOPに仕上がっています。
♨︎
アグネス・レゲエ…知らなかった。
Culture Clubの件も興味深いです。私の場合、ヒップホップからサンプリングを学び、好きな音楽が広がりまして…その観点がツボです。ROCK DOWNさん、ありがとうございました!
山川恵津子はユニット「東北新幹線」としても活躍したアレンジャー。作曲も行い、八神純子、岩崎宏美、渡辺満里奈など様々なアーティストの作品に関わってきました。
この時代を生きたアレンジャーなら他にも和レゲエがあるはず。というわけで今回は…山川恵津子をキーワードに3曲の和レゲエを見つけてきました。
まずは1985年リリースのこちら。
小山茉美の「想い出遊泳」
アラレちゃんの声優としてお馴染みのアーティスト。ギリギリの和レゲエ。
収録アルバム『vivid』は、山川恵津子がプロデュース&アレンジで大きく関わった作品です。ドラムには青山純の名前もあり、アグネス・チャン『Girl Friends』とも似た構図。別曲にはPeckerも参加しています。
※Peckerは和レゲエファンにはお馴染みのパーカッショニスト。
2曲目は1990年リリースの作品。
佐野量子の「雲のように風のように」
同タイトルアニメのエンディングテーマとして、山川恵津子が編曲を担当。
こちらもギリギリの和レゲエ。
レゲエかと言われればレゲエではないんですが、この裏打ちはスルー出来ません。
最後は1994年リリース。
小川範子の「レクイエム」
編曲を山川恵津子が担当しています。これはわかりやすく和レゲエ。ドラムもダンスホール!知らなかったは通じない。
まだまだありそうですが今回はここまで。
それらしいのが見つかるか不安でしたが、やはりありました。謎の勘が働くようになってきた…。
では、レゲエアレンジはただのトレンドだったのでしょうか?その辺りをもっと探りたい。和レゲエおもしろいです。
今週もありがとうございました!
※これからは不定期更新。
記事が出来次第の月曜日に更新していきます!
のんびり進みます。
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