AIを記事制作で使い始めて1年経った今のAIツールとの付き合い方
日々、オウンドメディアの記事を作っているまくらです。
昨年の今くらいに初めてAIを使ったライティングについての記事を書きましたが、そこから早1年。
これまでは、補助的な役割でAIを使っていましたが、今では実際の記事作成にも本格的にAIツールを使っています。
そこで今回は、AIと記事制作に取り入れて1年ということもあり、今の自分がどのようにAIを使っているのか、使い分けなどについて体験をベースに書いてみようと思います。
前提:今の制作体制
書き始める前に、記事制作における前提を書いておきます。
冒頭でもチラッとお話ししたように、今は記事の制作(執筆)自体もツールを利用して行うようになっています。
これまでは外部ライターさんへ依頼したり、自分で書いたりしていましたが、今は併用してAIライティングツールを使っています。
ツールを使っているから任せっぱなしにできるのかな?と心のどこかで思いましたが、やはり編集作業は必要です。
そのため、今回は「AIライティングツールで記事制作しながら、他のAIも活用して記事を完成させている人」という視点で読んでいただければと思います。
私が使っているAIツール
記事作成に使っているAIツールとは別に私が主に使っているのは以下の2種類です。
Gemini
claude
基本的には上の二つをよく使います。
では、以前の記事との重複もあるかもしれませんが、実際に記事制作でどう使っているかを書いていきます。
AIツールの記事作成時の活用方法
メインで使っているAIライティングツールが基本的には①タイトル案の提案②構成案の草案作成③記事の執筆を行うので、それ以外でAIをどう使っているかをご紹介します。
1.構成案の詳細作成
構成案の草案(たたき台)をメインのAIライティングツールで作った後、確認作業(編集)を行う際にGeminiを利用することが多いです。
メインのAIツールで完結できればいいのですが、何度か作り直しても納得できる構成案ができなかったり、1つのツールだけを信用し過ぎるのは…と思ったりして、Geminiに聞いています。
例えば、「ネットショップを作成するメリット」というh2に対し、h3の内容を考える際にGemimiに尋ねるといった具合です。
もちろんメインのAIツールもh3を考えてくれるのですが、いくつかのAIツールを使うことで、どのような内容にすべきかの選択肢が増えるので、より最適なh3の見出しが作成できます。
2.記事の内容の確認(校閲)
メインのAIツールに記事の執筆をしてもらっていますが、時々「本当にそうなの?」と確認を取らなければいけない内容が出てきます。
例えば「経済産業省は20××年に△△という施策について、5年以内に実装完了を目指すという方針を打ち出しています」のような、明確な日時など数字がたくさん登場する文章です。
要は、校閲するというニュアンスともいえます。
このような数字がたくさん登場する文章の場合は、このまま文章を貼り付けて、またしてもGeminiに聞くことが多いです。
Geminiは参照したURLと共に回答してくれるので、エビデンスを知りたいような検索時はとても便利です。
3.文体の変更
この使い方は、1年前に比べてAIのツール自体が進化したからこそできるのだと思います。
文体の変更とはどういうことかというと、メインのAIツールに文章を書いてもらうと、どうしても固めの文体になってしまうので、他のAIツールに文のスタイルを変えるということです。
例えば、AIが執筆すると以下のような固めの文章がまずできあがります。
悪くはないですが、普段あまり使わないような漢字(醸成など)も使われていてやや読みづらい印象です。
そこで、文章作成が得意なclaudeに編集してもらいます。
プロンプトとしては「BtoB向けで堅苦しい雰囲気なので、もう少し柔らかくしてください(漢字を1/3減らしてください)」と書きます。
すると、以下のような文章にしてくれました。
「柔らかい文章」といっただけで、ガラッと雰囲気が変わりました。
ちょっと柔らかすぎる気もするので、少し手を加えますが、元の文章よりもわかりやすくなるので大満足です。
4.リード文やまとめ文の作成
先ほども文体の変更に使ったclaudeは、リード文やまとめの文章作成でも重宝します。
リード文やまとめ文は、書く内容は大体決まっているのに、「毎回同じなのはなんだかなぁ」と変に迷ってしまい、多少時間がかかってしまいますよね。
リード文は、記事のタイトルと文字数を入れるだけで、それなりの文章を作ってくれます。
特に便利なのはまとめの文章で、出来上がった記事のファイルを読み込ませれば、そのまま使えるようなまとめ文章を作ってくれます。
ただし、無料プランだとファイルが大きすぎて読み込めなかったりするので、適宜ファイルを小さくしてからアップするのがおすすめです。
※無料プランでも10MBまで読み込めるとありますが、実際は1万文字くらいのwordファイルが読み込めなかったりするのでご自身で確認する必要があります
5.記事内でインタビュー文章を紹介する
私が作る記事は大体、ECサイト運営ノウハウに関する内容なので、テーマにに関連したショップさんのインタビュー記事を紹介することがあります。
例えば、「CVRを伸ばすには?」という記事の場合、実際にCVRを伸ばした経験のあるショップさんのインタビューを紹介するといった具合です。
その際、ただ単にインタビューへのリンクを貼るのではなく、インタビューの概要をざっと説明してからリンクへ飛ばすことが多いです。
そこで、インタビュー文章をclaudeに貼り付けて、インタビュー記事の概要をまとめてもらうことで、自身でインタビュー記事を読み直してまとめる必要がなくなります。
4でも5でも、「ファイルを読み込ませてまとめ文章を作成する」という場合、claudeはかなり正確な文章を作ってくれるのでとてもおすすめです。
まとめ
上記の方法を見てみると、やはり調べ物や提案でGeminiを利用して、実際の文章ではclaudeを利用しています。
ここ1年でAIが進化したおかげで、ライティングで活用できる場面がすごく増えました。
使い始めは私もAIに懐疑的でしたが、こう見てみるとなくてはならないツールだと感じています。
ただ、AIでコンテンツを作るといってもあくまで補助的で、自分が入力したプロンプトによって回答も変わってくるので、編集力とプロンプト作成力を磨かねばとまずます思うようになりました。
今後も活用方法がまた出てくると思うので、それを見つけるのもまた1つの楽しみになりそうです。
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